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"多様性の国"マレーシアでの学びと交流

 2022年12月13日(火)国際交流講演会「多様性の国マレーシアでの学びと交流」(講師:国立マレーシア科学大学 日本文化センター所長 徳永誠氏、講演企画者 中村忠司教授)が現地からのオンラインで開催されました。徳永さんは長年マレーシア政府観光局(東京)に勤務され、日本人のマレーシアへの観光誘致や教育旅行を積極的に推進されていた方です。現在はマレーシアに移住されペナン島にある国立大学に勤務されています。

講演会のチラシ
国立マレーシア科学大学正門

 講演では、最初に「マレーシア」と聞いてもなかなか具体的なイメージが湧きにくい国と話しながら、マレーシアの特徴についてマレー系、中国系、インド系を中心に120以上の民族が暮らしている「アジアの縮図」のような国と紹介されました。日本が、単一言語で同質社会なのに対し、マレーシアは多言語で多文化社会と真逆の関係にあります。コロナ禍の中でもマレーシアに留学する学生はとても多く、その理由として英語のコミュニケーション機会が充実していることや多文化の教育素材が豊富であること、物価が安いなどが挙げられました。14年連続で住みたい国(海外ロングステイ)1位にも選ばれているそうです。

オンライン講演会に先立ち2022年11月29日に本学に来校された徳永氏(中央)と記念撮影
マレーシアとつないだオンライン講演会に参加するTOKECOM生

 私(中村忠司)は新型コロナ感染症が流行する前の2019年8月にマレーシアの首都クアラルンプールに徳永さんを訪ね、一緒に現地の大学をいくつか訪問しました。数日間しか滞在しませんでしたが、治安がいいことと多くの人がマレー語や中国語だけでなく英語でコミュニケーションしていることを目にし、日本人学生の留学にぴったりの国だと感じました。

チャイナタウンの様子
リトルインディア
国立モスク

 この講演会をきっかけに海外留学に興味を持った方は、大学プログラムの短期・中長期留学にトライしてみてはいかがでしょうか。人生変わりますよ。
 
(中村忠司)

【編集後記】TOKECOMでは2017年2月にゼミ研修としてマレーシア・シンガポールを訪問しています。理念だけではなく、現実としての「多様性」を目の当たりにした参加者たちは大いに刺激を受け、その後、何人もの学生が中長期留学に挑戦しました。国境を越えた往来が少しずつ元に戻りつつある2022年の暮れ、来年も多くの学生が海外を目指し、感受性ゆたかな今、世界の広さ、「多様性」を感じ取ってほしい。そんな思いで、今年最後の投稿をお送りします。本年も大変お世話になりました。来年も、TOKECOM noteをよろしくお願いいたします。(松永智子)


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