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ひらり、ひらり。銀杏が舞って冬が来ます。史上最大の酷暑を超え、短い秋が過ぎ、師走はもうここに。TOKECOM(トケコム:東経大コミュニケーション学部)は、仕込みと追い込みの季節です。

国分寺キャンパスのシンボル・ツリーの一つ、6号館前の銀杏。青い空に黄金の葉が映える。落ち葉絨毯も名物で、思わず遊びたくなるフォトスポット。都心のように混まないのが、いい。

11月11日土曜日の午後。TOKECOMでは、1年生に向けたゼミ説明会を開催しました。2年次から所属するゼミについて、1年生はこの時期に希望を出し、選考を受けることになっています。どんなゼミがあるか、どんなことを学べそうか、自分はどう過ごしていきたいのか。気になるゼミの教員や先輩と直接話ができるこの機会。積極的に参加する1年生の姿が印象的でした。

また、現在ゼミで活動する2年生や3年生にとってこの説明会は、自身の「学び」を新入生に伝える発表会でもあります。私(松永)のゼミについては、2年生にゼミ紹介を任せました。何を語るかドキドキしながら聞いていると、頻出ワードは「混ざる」「刺激」。曰く、「異なるバックグラウンドをもったゼミ生が集まる」「学科ごとに履修している授業が違う学生が、同じゼミに混ざって刺激し合うのがいい」。今年の2年生といえば、2022年度にスタートしたTOKECOM二学科体制(メディア社会学科/国際コミュニケーション学科)の1期生。そして、両学科の学生が同じゼミで学び合うことに「メディア」と「国際」をかけ合わせるTOKECOMの特徴があります。以下、2年前に佐々木先生が本noteで書いてくださったように、「混ざる」は二学科構想で大切にしてきたコンセプトでもありました。

https://note.com/tokecom/n/n5d603c35d81e

それが現役生の言葉に肉付けされたことは大きな喜びでしたし、説明会に参加した一年生の一人が「メディアと国際、双方またいで学べるのが魅力でコミュニケーション学部に入学した」と語ってくれたのも、学部のメッセージが受験生にも伝わったことを実感して感慨深かったです。(なんだか我田引水ですみません…。が、ノンフィクションなのです。)来年度、どんな2期生とゼミで出会えるのか、楽しみ、楽しみ。

11月27日(月)の昼休みには、2024年夏に派遣予定の海外短期研修(サンディエゴ州立大学)の説明会を実施し、多くの学生が参加しました。

皆それぞれ、来年度に向けた「仕込み」に勤しんでいます。

図書館の窓は、広場の風景を映し出すスクリーン。晩秋のキャンパスが日々、上映中。

一方、12月上旬に〆切の迫る「卒業研究」は追い込みの季節。論文にせよ制作にせよ、コミュニケーション学部4年間の集大成として、卒研生は仕上げに汗をかいています。指導教員ともども緊張感のある日々ですが、11月22日(水)午後には町村敬志先生の主催する「場所とメディア」/「メディアの場所」研究会で光岡寿郎先生が研究発表。学部教員もまた、専門やフィールドの異なる研究者と「混じる」楽しさを味わいながら切磋琢磨しています。

2023年も残りひと月。〆る仕事も、仕込む作業も入念に、風邪に気をつけて過ごしましょう。まだまだ銀杏が、綺麗です。

(松永智子)

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