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【シティリーグ2024 S1 優勝】オムスターVデッキ解説【一部有料】

はじめに

初めまして。トカシュウと申します。
普段は、リモートポケカサーバー「ラフカ」(@Laughca)を中心に
ポケモンカードをしています。

この度、2023/10/14(土)にバトロコ高田馬場さん
で開催されたシティリーグ2024 S1で
優勝することができました。

いつもであればX(旧Twitter)に
戦績を投稿するだけですが
少しだけ話題になっているみたいなので、
どういう考え方でデッキを組んでいるのかなど
拙い文章になるかもしれませんが
書いていきたいと思います。

前半のデッキ内容に関係ない無料部分と
後半のデッキの核心に触れる有料部分に分けて
構成しています。


<無料部分>
・デッキ選択理由
・環境デッキとの相性
・シティーリーグ当日のマッチアップ

<有料部分>
・採用カードについて
・各対面の立ち回り

有料部分を購入するにあたり、
前半部分の記載内容や
私の戦績等もご参考にしていただき
判断していただければと思います。

どいういう人が書いている記事か
念頭に置いて読んでもらい、
それでも中身が知りたい!
と思ってもらえるのであれば幸いです。

辛い道のりになるかもしれませんが、
自分が可能性を感じたカードを信じて擦り続ければ
勝てることもあるという希望を
少しでも与えられると嬉しいです。

<過去の主な大会の戦績>
2022シティリーグ S6 0-3(スピザシ)※ドロップ
2023シティリーグ S1 1-4(ロストギラティナ)
2023シティリーグ S2 1-4(ロストバレット)
2023シティリーグ S3 1-4(ロストギラティナ)
2023シティリーグ S4 1-3(アルセウスアロコン空ピカ)
2023チャンピオンズリーグ宮城 Day1 5-3(オムスターVデッキ)

使用デッキ

デッキコード:kvFFvw-7vwZfl-5f5wFk

ポケモンカードゲーム公式さん含め
各所で公開されていますが、
こちらが今回使用したデッキになります。

オムスターVの「げんしのみちびき」で
アーケンを展開、次のターンに
アーケオスに進化し特殊エネルギーを使って戦う
というデッキになっています。

オムスターVで技を使う都合上、
サイド差が負けている状態から
スタートする前提なので、
「捲り」がコンセプトのデッキになります。

また、
「安定性」と「環境すべてと戦える」
を意識しているため、
その分デッキパワーは落ちています。

有料部分で詳細は記載しますが、
代わりに各環境デッキに対して
必ず勝ち筋を1つは用意
して、
そのルートを通せば絶対に勝てる
という考え方で回しています。

デッキ選択理由

今回のデッキを選択した理由は3つあります。

①「後攻」を取るデッキを使いたかった
②「安定性」の高いデッキを使いたかった
③環境トップじゃないデッキを使いたかった

①「後攻」を取るデッキを使いたかった

今回のデッキを選択した1番の理由は
「後攻」を取って戦えるというポイントです。

現環境は、先攻が圧倒的有利という環境で、
「先攻を取れない=負け」と言っても
過言ではないと思っています。

つまり、じゃんけんで勝ったら9割近くは
「先攻」を選択するため、
最初から後攻前提のデッキであれば
じゃんけんのストレスは全くありません。

かつ、後攻の時のプランだけ考えていればいいので
脳のリソースも最小限で済むことから、
連戦に向いているのでは?
と思っていました。

②「安定性」の高いデッキを使いたかった

いわゆる「事故負け」というのを最小限に抑えて
まずは「ポケモンカードができるように」
というところを大事にしていました。

自分の実力がなくて負けたときと、
どうしようもなくて負けたときのストレスは
後者の方がストレスが大きいと考えています。

そのため、「序盤確実に展開できること」
を念頭にデッキ選択・構築をしました。

③環境トップじゃないデッキを使いたかった

個人的なわがままの部分が大きいのですが、
環境外のデッキで戦いたいという思いが
ポケモンカードを始めた当初からありました。

その中で、なるべく環境全体と対等に
戦えるものということで
今回のデッキが出来上がっています。

特に今の環境ではどんなデッキと当たっても
おかしくなく、そのすべてに勝てないといけない
という点が難しい部分です。

ミラーマッチに関しては純粋に実力の差が出るので
自信のない私は到底かなわないと思い、
それなら環境にないデッキで
環境デッキと戦えるようにしようと決めました。


・・・と理由を列挙しましたが、
単純に練度に自信のあるデッキが
このデッキしかなかったのでこれで行くしかない!
となったのが正直なところになります。

環境デッキとの相性

今回事前に把握していた環境デッキに対しての
個人的な見解を記載します。

・悪リザex(不利)
 すべての型で不利だと思っています。
 HP330という高耐久と、後半になるに従い
 強化されるバーニングダークがかなり凶悪です。

 サイドを3枚取ると、バーニングダークが
 270ダメージになり、
 おまもり付きアヤシシでも
 耐えられなくなってしまいます。

 相手の立ち回りに合わせて
 こちらもうまく対応して
 細い勝ち筋を追い続けることが必要になります。

 悪リザexに関してはここまで流行ると想定できず
 調整が間に合いませんでした。

・サーナイトex(対等)
 とおせんぼカビゴンでいれかえを制限しながら、
 ドラピオンなどを活用しつつ戦えば
 対等に戦えると思っています。

 オムスターがほぼ確実に序盤倒されないので、
 崩れたスタジアムが引ければ
 オムスターを退場させて
 ある程度楽に進められるようになります。

・パオジアンex(微不利)
 キャンコロげっこうしゅりけんは
 ほぼゲームエンドです。
 諦めて手張りでカビゴンなどの
 アタッカーを育てて戦います。

 逆に言うと、そこさえ乗り越えられれば
 対等に戦えます。
 2-2-2のサイドプランを通しやすいことと、
 HPラインもパルキア型を含めると
 220~280なので、悪リザexとサーナイトexに
 比べれば楽に感じます。

・ルギアVSTAR(微不利)
 ルギアVSTAR自身がアタッカーに
 なるだけでなく、どっすんグースカのカビゴンが
 採用されているためサイドレースが
 追い付かない可能性があります。

 少なくとも2-2交換できるように
 アタッカーを選んで戦う必要があります。

・ロストギラティナ(対等)
 サーナイトexと同じように、
 とおせんぼカビゴンでいれかえを制限しながら
 序盤に入替札を消費させつつ、
 ロストのたまり具合を見ながら戦います。

 積極的にナンジャモを使いたい対面です。

・ミライドンex(対等)
 2-2-2プランが一番通しやすい相手ですが、
 サイド2のアタッカーを使う場合は
 タイミングに要注意です。

 ライコウが採用されていることが多いため、
 序盤のベンチ展開に気を付ける必要もあります。

・ミュウVMAX(有利)
 ドラピオンとアヤシシで3-3を目指しやすいので、
 有利対面だと認識しています。

・インテウーラ(対等)
 弱点を突いて戦える構築にはなっているので、
 対等だと認識しています。
 モミで回復されても諦めないで戦います。

 使う人は少ないですが、忘れたころに
 やってくるので警戒はしていました。

シティーリーグ当日のマッチアップ

当日のマッチングは下記の通りでした。
不利対面にも勝てているのは、
諦めずに勝ち筋を追えていたことと、
その日の判断が冴えていたのだと思います。

<予選>
サーフゴーex 後 ○ じゃん勝ち
ハッサム 後 ○ じゃん勝ち
パオジアンex/セグレイブ 後 ○ じゃん勝ち
ルギアVSTAR 後 ○ じゃん負け
悪リザex(ロスト型) 後 ○ じゃん負け

<決勝トーナメント>
パオジアンex/セグレイブ(再戦) 後 ○ じゃん負け
悪リザex(リファイン型) 後 ○ じゃん負け
サーナイトex 後 ○ じゃん勝ち


当初の想定通り、じゃんけんで負けても
お相手は先攻を取って下さったので、
こちらは毎回同じ動きをすることができました。

予選のルギアVSTAR戦では
後攻1ターン目でアーケンを
展開できなかったものの、
お相手も先攻3ターン目まで
アーケオスを展開できていなかったため
なんとか勝つことができました。

ハッサム戦とパオジアンex/セグレイブ戦では、
ドラピオンにエネルギーを貼って
ダイナミックテールを宣言することが多く
こんなにドラピオンを使うなんて
想像していませんでした。
※どちらもスタートがドラピオンだったと思います。

逆に、サーナイトex対面ではドラピオンを
使える隙がなく他のプランをアドリブで
通して勝てたのが個人的に嬉しかったです。

準決勝と決勝は、最終ターンに必要札を
運よくトップから引いて勝っているので
この日は本当に勝利の女神に
愛されていたんだろうなと思っています。

もう一回勝てと言われたら多分勝てないです・・・

採用カードについて

ここからは、デッキの中身について
本格的に触れていくため
有料部分とさせていただきます。
引き続き読みたいと思っていただいた方は
ご購入していただけると嬉しいです。

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