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【CL2023宮城】ありがとうカビゴンオムスター【振り返り】

はじめに

今回、初めてCLに出場し、想定していたよりもいい成績が出たので、
振り返っておこうと思い書いています。

今までの公式大会の成績は下記の通り、思ったような結果を残せず
苦しい思いをしていました。

2021シティーリーグS6 0-3 ドロップ
2023シティーリーグS1 1-4
2023シティーリーグS2 1-4
2023シティーリーグS3 1-4

特に、2023のS3については自主大会にも出れる週には出て
かなり試合回数もこなして臨みましたが、全く成果が出ませんでした。

そのため、今回のCLはとりあえず0-3回避、あわよくば3-3
というのを目標に取り組んできました。

そんな中、思っていたよりもいい成績が残せたことは、
今回のCLの大きな収穫になったと思っています。

ということで、今回のCLに臨むにあたり考えたことを
使用デッキから順に記載していきたいと思います。

使用デッキ

使用デッキはこちらになります。

安定にかなり寄せています。

オムスターVの「げんしのみちびき」からアーケンを展開、
アーケオスに進化させて山札から特殊エネルギーをポケモンにつけて
戦うデッキです。

今回メインアタッカーは「どっすんグースカ」のカビゴン、
フィニッシャーとしてかがやくリザードンとザマゼンタVを
採用しています。
デッキ分類で言うと、いわゆる白オムスターなのでしょうか。
(大会終わってからそういうデッキタイプがあることを知りました。)

ちなみに、デッキ登録時のデッキ名は「おむすびころりん」です。
※オムスターVの「おむ」と、カビゴンがねむりになるところに
 「ころりん」を掛けています。

この構築で、5勝3敗で8回戦で残念ながらドロップでした。
(不戦勝を含むため、実質4勝3敗です。)

デッキ選択理由と採用ポケモンについて

ジェットエネルギーが出て面白い組み合わせがないか考えたときに、
オムスターVが無色1エネで技が打てることを思い出し、
四天王決定戦で面白い動きをしていたこともあり
自分も使ってみたいと考えたからです。

オムスターVのデメリットとして、ベンチに出せたとしても
入れ替え+エネルギーの2つが必要ということが挙げられますが、
この要求がジェットエネルギーのおかげで1枚で解決するため
要求がかなり楽になりました。

しかし、現状のレギュレーションでは火力不足が
課題となっていることに気が付きました。

火力を出そうとすると、ポケモンVを採用する必要があり、
それだと2体のポケモンVでサイドを6枚取りきらないといけません。
デッキの特性上、オムスターVは基本的に取られて、
実質相手のサイドが4枚からのスタートになります。
そこで、非Vのたねポケモンで、今環境に蔓延るロスト系統に強い
どっすんグースカのカビゴンをメインアタッカーにすることを決めました。

実際、ロスト系統には強めに出れたのと、他のデッキでも大活躍だったので
採用して正解だと思いました。

環境での立ち位置

各デッキとの相性

使用率が高いデッキのみ記載します。
それ以外のデッキは見てないです。

・ロストギラティナ:微不利
 カビゴンが「へいきなしぼう」でスターレクイエムとロストマインの
 効果を受けないところを考えると有利に見えますが、
 げっこうしゅりけん、おとぼけスピッド、ひきさくをうまく使いつつ
 アーケオスやオムスターにダメカンをうまく乗せられるときついです。
 再現性はそれなりにあるとは思うので、そのプランを取れる人が
 どれだけいるかによりますが、基本的には不利寄りです。

・ロストバレット:微有利
 ギラティナと違い、へいきなしぼうカビゴンに対する
 アタッカーが少ないので有利な印象があります。
 但し、2-2-2を前提にしているデッキのため、
 カビゴンが起きなかったり、リソース切れで負ける可能性があるので
 完全に有利とは言い切れない印象です。

・ミュウVMAX:微有利
 ドラピオンととおせんぼカビゴン+へいきなしぼうカビゴンで
 6枚取り切ります。
 基本的にはドラピオンをネジキで使いまわして勝ちます。
 やまびこボスされると勝てません。

・アルセウスギラティナ(空ピカ入り):不利
 そらをとぶピカチュウVMAX単にされる可能性があるため
 不利と思っています。
 基本的にそらをとぶピカチュウは1-1ラインの採用なので
 種の状態でボス→「どっすんグースカ」+まけんきハチマキで
 VMAXになる前に取って2-2-2を通せれば勝てます。

・サーナイトex:微不利
 exやVのアタッカーではなく「ブレインウェーブ」のサーナイトで
 戦ってくるため、サイドレースが追い付けないことが多いです。
 サーナイトexもドラピオンでしか倒せないため、
 ボス→とおせんぼカビゴンでロックしつつ2パンするプランを通せると
 ワンチャンあるくらいと思っています。そのため不利寄りです。

・ルギアVSTAR:不利
 こちらもVではないアタッカーが採用されているため不利です。
 サーナイトと違ってこちらからワンパンできるポケモンが
 採用されておらずサイドレースが追い付けないためほぼほぼ勝てません。
 ネオラントVが出ていれば、そこをボスで取れるとワンチャンあります。

・ミライドンex:微不利
 HP220のミライドン、レジエレキVのライトニングウォール
 この2つがかなりきついです。
 ライコウで最初にオムスターVと取ってくれればどうにかなります。
 最終盤面でレジエレキがすべてVMAXになって、それを押し付けられると
 打点が足りないのでほぼ負けになります。

・アルセウスジュラルドン:不利(無理)
 相性も何もないです。どうしようもありません。
 当たった場合は相手が事故って種切れになる可能性が見えなかったら
 投了案件です。

相性を鑑みた評価

環境全体を見渡すと、ほとんどのデッキに対して不利だと評価しています。
それでもこのデッキを選択したのは、安定性(再現性)で言うと
現状の環境デッキよりも群を抜いて高いと思ったからです。

うらこうさくが無くなってからはほとんどのデッキが縦引きとなり
噛み合いがいいかどうかで試合が決まることが多い印象です。
故に、いわゆる事故負けというのが増えたと感じました。

こちらが常に70~80点の動きができていれば、
相手が少しでも下振れると勝ちが拾える盤面が増えると思っており、
対戦回数が多いかつ超大型大会という場で、
そこに緊張と疲れが追加されることで、安定性が高いデッキの方が
より勝ちが近づくと思いました。

よって、デッキだけでなく、CLという場の状況も加味して
全体的にトントンくらいだと評価しました。

マッチアップ

1回戦
 不戦勝。

2回戦
 ヒスイゾロアークVSTAR 後攻 〇
 お相手が先攻2ターン目でビーダルのみ、ベンチなしの状態だったため、
 種切れで勝ちました。
 安定性と運が味方してくれた試合でした。

3回戦
 ミュウVMAX(雪道) 後攻 ×
 ドラピオン→ネジキ→ドラピオンにプランを考えていましたが、
 ネオラントがサイドに2枚落ちていたため、
 2体目のミュウはとおせんぼカビゴン+どっすんグースカで取る予定で
 準備まで全て整っていましたが、やまびこボスを決められて負けました。
 今回の大会で一番熱い試合でした。

4回戦
 アルセウスギラティナ(空ピカ) 後攻 〇
 お相手のそらをとぶピカチュウが進化できていなかったので、
 ボス→どっすんグースカ+まけんきハチマキで取り、
 そのままテンポを取って勝ちました。

5回戦
 ロストギラティナ 後攻 〇
 序盤お相手が手札が詰まっていたようで動きが鈍かったので
 その間にカビゴンで押し続け、時間切れになりそうになったところで
 お相手投了、勝ちになりました。

6回戦
 ロストギラティナ 後攻 〇
 2回目のギラティナ対面でしたが、こちらも序盤あまり動けていなく、
 手張り3回でギラティナ起動、ひきさくでカビゴンを取られる展開で
 やや劣勢かと思いましたがツツジから巻き返しお相手投了で勝ちでした。

7回戦
 ルギアVSTAR(一撃) 後攻 ×
 お相手イシヘンジンスタートで、イシヘンジンに一撃エネ4つつけて
 ギガハンマーでオムスターVを取られるところからスタート。
 最初にサイド1しか取れなかったところから、デッキコンセプトの
 サイドプランを守れず負けました。

8回戦
 ロストギラティナ 後攻 ×
 とおせんぼカビゴンで先行しつつも、シンオウ神殿を貼られたあたりから
 エネルギーリソースを割かされてしまい、リソース切れで負けました。
 エネルギー管理ミスがかなり響いた試合でした。

所感

ある程度環境を見てデッキを組んだつもりではありましたが、
普段はあまり勝てていない印象があったので
正直ここまでやれると思っていませんでした。

マッチアップを見てわかるように、
かなり運に味方してもらったのですが、
それ以上に自分の想定プランをほぼ通せたのが
自信につながりました。

少しでもDay1抜けの可能性を見せてくれてありがとうオムスター。

成熟しきった今の環境だからこそ刺さる構築だったと
個人的には思っているので、これからも擦るかは少し考えます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは。

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