WBC 3/12(日本vsチェコ試合後) 日本の決勝ラウンド進出条件まとめ
日本vsチェコが終わって条件の検討が簡単になったので検証する。日本の進出条件はもうネットニュースとかで扱ってるだろうと思ったので前記事では扱わなかったが、意外とやっていないみたい。
規定のおさらい
・1次ラウンドは5チームによる総当り戦。
・引き分けなし。
・勝率上位2チームが勝ち上がり。
・勝率で並んだ場合の順位決定方法は以下の通り。
(A)2チームが同率の場合:直接対決で勝ったチームが上位となる。
(B)3チーム以上が同率の場合:
1. そのうちの1チームが他のチームとの試合にすべて勝利した場合は、そのチームが上位となる。(同様に、そのうちの1チームが、他のチームとの対戦にすべて敗れた場合、そのチームは下位となる。)
2. 同率チーム間の対戦で、守備アウト数あたりの失点数が少ない。
3. 同率チーム間の対戦で、守備アウト数あたりの自責点数が少ない。
4. 同率チーム間の対戦で、打率が高い。
5. WBCIによる抽選。
ここまでの成績
1 日本 3勝0敗
2 オーストラリア 2勝0敗
3 チェコ 1勝1敗
4 韓国 0勝2敗
5 中国 0勝3敗
残りのカード
チェコvs韓国
日本vsオーストラリア
チェコvsオーストラリア
中国vs韓国
中国の進出について
中国は既に3敗しており、ここからの最高成績は1勝3敗。
しかし、既に2勝以上している国が2チーム(日・豪)存在するので、どうやってもこれらを上回ることが出来ない。
よって敗退決定。以下の検証では中国のデータを適宜省略する。
日本の進出条件検証
残り試合はvsオーストラリアの1戦のみ。
勝利すれば当然進出確定。敗北したときについて考えてみる。
各国勝利数は以下の通り(カッコ内は増加しうる勝利数)
日 3
豪 3(+1)
チ 1(+2)
韓 0(+2)
このとき韓国は敗退が決定。残りカードも加味すると、日本が進出するパターンとして考えうるのは、
A)チェコの勝利数が2以下
B) 日本・オーストラリア・チェコが3勝1敗で並ぶ
の2つ。
(豪vsチの直接対決が残っているので豪4勝かつ日・チ3勝で並ぶパターンはありえない、簡単に言うとチェコが連勝するときオーストラリアは必ず1敗する。)
パターンA(チェコの勝利数が2以下)
チェコの勝利数が2以下になると、3勝している日本とオーストラリアを上回ることがないので日本は進出確定。
簡単な判断基準は「チェコが連勝しなければ日本は進出」
パターンB(日・豪・チが3勝で並ぶ)
以下のように試合が進んだパターン。(中vs韓は省略)
○チvs韓✕
✕日vs豪○
○チvs豪✕
このとき、3チームが並んでおり、かつこの3チーム間の試合を全勝または全敗したチームは存在しないため、適用されるのは
(B)3チーム以上が同率の場合:
2. 同率チーム間の対戦で、守備アウト数あたりの失点数が少ない
ということになる。3チームが同率で並ぶと、直接対決の勝敗は全勝/全敗のケース以外では参照されなくなること、そして得失点ではなく失点のみを参照することに注意。
ここまでの日本、オーストラリア、チェコ間での守備アウト数あたり失点は
日本:2失点/27アウト≒0.07(点)
チェコ:10失点/24アウト≒0.42(点)
オーストラリア:日本、チェコとは未対決
となっている。
従って、日本はオーストラリアに負けても7失点以下であればその時点で進出確定。(チェコを上回るため。)
なお、日vs豪戦が同点で進み、9回ウラまで突入した場合は失点条件がわずかに緩和される。例えば、オーストラリアに対して25アウトを獲得する(=9回ウラ1アウトまで抑える)と、失点は8まで許される。
もしオーストラリアに8失点以上で負けたらチェコvsオーストラリアの試合次第。
ちなみに、一応失点まで並ぶ場合を考えると日本の自責点は1になるのでさらに条件が緩和される。これ以上並ぶと打率での判断となるので検証は不可能。参考までに、現在の打率は日本.340、チェコ.212。
まとめ
進出条件をざっくりまとめると、
(0.チェコが連勝しない)
1.日本がオーストラリア戦に勝利。
2.日本がオーストラリア戦で7失点以下。
厳密ではないが、とりあえずこのいずれかを満たせば進出確定と考えながら見れば分かりやすく盛り上がれると思う。