シーバスが全然釣れなかった春のお話
2023年、なかなかのスタートダッシュでセンセーショナルな早春の釣りを存分に満喫しつつも
https://note.com/tokaipr/n/n7d986552b716
ようやく寒いウェーディングの釣りから陸に上がり、仕事帰りにカジュアルに釣りを楽しめる安堵感を胸に抱きながら
この時期を待ちわびていました
だが現実はというと
魚が…シーバスが釣れねえ…
晩春から新緑の季節に移り、ついに万策尽きた俺は
頭の中釣りしか考えてないモードから、アイドル現場ばっかり行ってるオタクに戻ってしまった
そう
春のボーナスタイム、港湾エリアでのバチ抜けの様子が想像していたものと全く別の様相だったのである
数字で見ると一目瞭然で、港湾バチ抜けの釣りに絞ると
一昨年は4月~5月末で27匹
昨年は4月~6月初旬まで釣れて30匹
まぁ年間釣れる魚の半分くらいをこの2ヵ月で稼いでいるんですが
なんと今年は3匹!当社比9割減!!
んでもってマルタが6匹!!
ラインブレイクとフッキング甘くてバラしてしまった魚を含めてもシーバスは総計6ヒットとかですよ…
GW前後の超確変タイムで一気に釣れてそこから徐々に落ちていくイメージなのですが、今年はそもそも出だしから何かがおかしい…というか…(目で見える表層で)バチ抜けしてなくね…これみたいな…
写真のこれは4/21の大潮3日目に釣れた、なかなか良いスズキサイズ
ぼちぼち開幕するでしょと予測して流れもよく効くオープンエリアへ
”手前のシャローエリアではバチがほとんど見られず”
フィール120を沖の潮目に向かってフルキャストしてとれた一本
これはやっと始まったな~などとこれからの期待に胸を膨らますそんな一本になるはずだった
思い返すと明確なバチパターンで釣れたと言える魚はこれっきりになってしまう
この時の俺に言っても絶対信じないだろうね…なんて恐ろしい…
過去の記録から実際に釣果の出た次の潮回りから
さらに魚が増えて、バチの抜けてる時間も長くなり一気にフィーバータイムとなる予測をしていたものの
例年実績もあるポイントに来ているはずなのに
体感からして4月後半から5月初旬にもっともみられる引き波を出して遊泳するバチが圧倒的に少ないのである
ただそれでも水面を見ている限り時合のようなタイミングは短くも、あった気がする
現に単発ボイルを狙い打って一投で仕留めれば釣れないこともなかった
ちなみにシーバスの写真はこれで終わりです、なんか病気っぽいのが他に一匹釣れたけど略します
……いやもうこれは4月末の釣りではないのよ、なんでそんな耐える釣りをこの時期にやらねばならぬのか…案の定口の中をのぞいてもバチは食っておらず
どちらかというとハク、マイクロベイトについてるときの出方
今年はGWの連休前後は深夜に満潮を潮回りだったので、もちろん終電で釣り場に向かい上げ潮パターンなども試しましたが、反応はさっぱり
時合や潮位など勝手知ったるポイントが軒並み渋いので、江東区の運河帯にいくも
ニュースにもなってましたね、GW前後はクラゲの異常発生によりそもそも釣りにならない
そしてさらにその次の潮回りになると完全に沈黙
一番遅い時期までパターンが成立していた隅田川ですら
小潮の上げで少しだけ引き波出して泳ぐバチが見られるも量が少ない
クルクルバチは出てるもののなんか魚がほとんどついてないような…
これは今年隅田川で唯一釣れた魚、MARUTA
もはやバチ抜けは誰でも簡単に釣れる釣りではないのか…?
川ですら1か月で計5~6時間しか成立しないパターンって逆にそれ
違う意味で難しくない?って薄々感じてますし…
そんな俺に救世主なのかはたまた悪魔なのか、
どことは言わないエリアの岸際にクルクルバチが湧いているのだけれど
そこにずーっとマルタウグイの群れがついているのを見つけた
ライズの出方が違うのでもう一目瞭然なのだけれど
なにも釣れずにホゲってとぼとぼと帰る悲しさに耐えられない心の弱い俺は
ひたすらこのマルタウグイ達と遊んだ
釣果を見ると4/24~5/21まで安定して同じポイントで釣れてる、逆にすごいなもう
この春ランディングネットを大型の深いものに変えてから一番釣ったのはMARUTAであるためもう匂いが違う
なんでしたっけプルースト効果?この匂いを嗅ぐたびに俺はこの春を思い出すのでしょうね…
ということであの口の形状でもしっかり針掛かりしてくれる
マルタウグイをしっかりフッキングしてくれる
最強のシンペンを紹介します
多摩川のバチ抜けの釣りでボラもしっかりフッキングしてくれた
キャロット72S
絶妙なサイズ感と尻下がりのテールスイングアクション
アルデンテ70よりやや下のレンジを引けるという特徴もいいんでしょうね
おすすめです
最後に
あえて原因を考えてみると
クラゲ多いのって何か影響あるのかなとか
あと今年はずっと湾奥内にカタクチやコノシロといったベイトフィッシュが入り続けているのでなんかその影響?みたいな
自分を無理やり納得させるこじつけは出来なくもないのですが
ここまではっきりと今までの経験とかノウハウが何も通用しなかったのは逆に良い機会なんじゃないかと思っていて
このままでは過去最低の年間釣果となってしまうのは明白なので
今年はいっそまっさらな気持ちで行ったことないポイントややったことのない時間帯に足を運ぶのもいいのかもしれませんね…
具体的には
梅雨時期はバチ抜けで釣りに行きまくった反動と雨に負けて釣りをさぼりがちなので頑張ろうとか
デイのウェーディングの頻度を増やそうとか…
とにかく気持ちを切り替えていかねば!
おわり