麦田ひかるというアイドルの絵を描き続けて
真っ白なキャンバスというアイドルについて
と題して、全体を語れるような通い方を自分はしてきてはいませんでした。なんせちゃんと特典会に行ったことあるの麦田ちゃんだけですしね。
約5年間、白キャンの楽曲と麦田ひかるという女の子に一目惚れをして、惹かれてここまで通い続けて来たので、
グループ全体を見渡すようなものではなく、あくまで局所的な個人に対する想いを、描いたイラストとその時々のことを振り返りながら描き残したいと思います。
ということで、これまで描いてきた白キャンの麦田ひかるファンアートをセルフ解説していくnoteです。
初めましてから2週間後に描いた1番最初のイラストです。
ちょっとだけ今とは絵の雰囲気が違うような気がしますね。
なにより一番に彼女の目に惹かれたのでその特徴を掴もうとしているのが、目の描き方や全体の線画から見て取れます。髪留めはこの時期ちょくちょくつけてたやつ、初めて行ったリリイベの時にも頭についていたので印象に残っているんですよね。
はじめて白キャンのライブを見たのは19年の夏、
当時は虹コンとCYNHN、フィロのスあたりに通っていました。
白キャンの名前自体はよく耳にしていたのですが、実際にライブを見たのは六本木アイドルフェスが初めてで、そこで見たPART-TIME DREAMERのストレートな歌詞と王道ギターロックのメロディーが好みそのもので一気に引き込まれてしまった憶えがあります。
もはや語るまでもないですがSHOUTとアイデンティティ含めミニアルバムpure white atelierの初期楽曲は本当に強い。
一番最初に麦田ちゃんとチェキを撮ったのは、その次に見た今は無きZEPPTOKYOの秋に開催された夏初2019でした。
リルネードと虹コン目当てで行ってたわけですが、後にこの場で見ていたSOLにも通うことになったり、今では春も夏も毎年野外フェスに行ってますしなにかと所縁のあるライブです。
俺のことをよく知ってる人なら、分かるかと思いますが…
まぁいつものあれです、黒髪ボブの女の子に吸い寄せられるいつものやつ。
そこで一目惚れしてしまい、翌日の今踏み出せ夏~のリリイベにも軽率にに足を運び……その気持ちがここまで5年以上も続いているので、有体に言うならば広義のガチ恋というものなのかもしれません、知らんけど。
そう、急に毛先が赤くなったんですよ…昔の写真や映像を見ているとちょいちょいな頻度でやんちゃな髪色になっているので、本当に反抗期だったんでしょう、かわいいね。
ポーズは全身全霊のサビ終わりのところから。
当時転職活動真っ最中で、このイラストあげた翌日に今の会社の最終面接がありまして、その帰りにBLODYのイベントに行ったようです。撮ったソロチェキを見返すと同じポーズをとってくれているというね。
手首の髪留めのゴムを塗り忘れている…そこだけ差し色にしたりすれば
アクセントになるのに一番大事なところだろおい。
麦田ちゃんに出会った頃の印象、
警戒心の強い猫みたいな子、、?
ライブ中のMCでは一切しゃべらないし、歌割も少ないし、目はあんまり合わない…
でもめちゃくちゃかわいい…一目見て話して、吸い込まれるように惹かれてしまった、いったいこの子はどんな子なのだろう何を考えているのだろう、ただただ知りたい、もう理屈じゃないんですよね。
そこからは一気に白キャンに傾倒していきます。
今は無き新宿BLAZEでの2周年ライブや、東大の駒場の学祭にもいったなー
虹コンと被る対バンライブも多く、徐々に現場に行く頻度が逆転していきます。
そんな中、夏頃から続けていた転職活動もようやく年末に内定が出まして、晴れて栃木からの脱出を果たし、2月より東京住まいとなるのですが、
ちょうど新型コロナ流行の兆しの見え始めたぎりぎりのタイミングで、3月になるとあらゆるライブやイベントが自粛の流れとなっていきます。
そしてそんな中で迎えた桜色カメラロールのリリースから間を開けずに、
麦田ひかると鈴木えまの卒業発表が発表されました。
桜色カメラロールの時の衣装ですね。
実は一旦は没にしかけたものを再利用したもの。
サビ終わりの手を掲げるところをイメージして、スマホのカメラ風フレームにおさめてみました。
当時のチェキツイを見ると黒髪に戻ったけれども、毛先に少し青が入ってるの、それを再現してます。
桜色カメラロール発売おめでとうということで、
有志の合作にお声がけいただき描いたイラストです、なのでめずらしく全身を描いてます。
今回の衣装も白一色でシンプルなので影のグラデで変化をつけようとしているのがうかがえます。
非常にポップなおやすみゅぎたですが、
卒業発表を受けてまだ描いていない衣装の麦茶ちゃんを描き残さねば…となり、闘うの衣装を選んで描いた覚えがあります。
このあたりからインスタを意識してスクエアに収めるイラストが増えてきます、構図、配置、どこかでトリミングしないと画面に入らないのでラフを描いてからの試行錯誤が楽しい、あと時短にもなるので。
いわゆる自分の中の奇跡の一枚
これもまだ描いていないもの描いておきたいということで選んだ衣装なのですが結果的に大正解で、人物のベース色と影色と全体の色彩のバランスが自分でもお気に入りなんですよね。
シンプルなバストアップのおやすみゅぎたポーズですが、線は時間をかけて丁寧に引いています。背景の花も一つ一つ塗って組み合わせて…多分全体で30時間くらいかかってるんですよね。
これまで描いてきたイラストで一番の作品だと思ってます、いまだにこれを超えるのは描けていません。
実は参考にしたイメージがありまして、
劇場版冴えカノのポスター一体型前売り券を見て、同じ画面内に縦と横の組み合わせは良さげかもと導入してみたのがこれです。
新型コロナの色々で卒業が伸びたことによりお祝いできることとなった生誕合わせのイラストです。やはり一番印象深く目にする機会も多かった衣装だったので、これしかないよねと。
これもよいボブ感出てますねかわいい。あとは髪の塗りがうまくやれてますね、影と光沢の塗りに水彩感が出せていて非常に良い感じです。
共作プロジェクト『With Palette』
「共に描く」の歌詞とビジュアルイメージを募集しますという企画で
やらねばなるまいということで投稿したら佳作をいただけたイラストです。
テーマがシンプルなので色々と分かりやすいイラストですね。
こちらも卒業が伸びたおかげで描けた一枚。
佳作の副賞ということで麦田ちゃんが代表でしゃべってくれているおめでと~の動画がもらえたのと、
あとこれは憶測の域を出ないのですが、本名+(とかい)で応募していたので、一発目の有観客ライブで最前どせんの席が当たったのはもしかしてこれのおかげ…?と当時少しだけ思った話。
このコロナの自粛期間、麦田ちゃん以外のイラストもたくさん描いており、作業スピードも速くなったようで生産能力が格段に向上しました。
余暇時間を在宅で過ごす中、家で絵描くことくらいしかやることなかったんですよ、釣りを始めたのもパソコンの前にいる以外のやれることを見つけたかったってのがきっかけだったりします。
遊び惚けている近年でも年間30枚はキープできているのはこの時の経験のおかげですね。
少しずつ仲良くなってきたなーと思っていた矢先の卒業発表で当時は本当に悲しかった。
しかし一向に情勢は変わる様子もなく、行われるのはオンラインでのチェキ会とトークポートのみ、直接会って話したいことはあったのに会えないさみしさがつらかった。
そして配信でラストライブが執り行われ、麦田ちゃんとえまちゃんは白キャンを卒業した。
その後、久々の有観客ライブは見に行きましたが、以後白キャンと距離が離れます。
それでも一応はZepp DiverCityの3周年ライブには行ったんですよね、特に周年ライブはゆりなちゃんの成長にびっくりしたのを覚えています。
20年9月
小野寺さんの配信に出てきたり、ちょいちょいキャスはやってたりする中、ざわついたワングラ出勤決定、復活のむにちゃんえなちゃん。
もう会えないと思っていたので、久しぶりに直接会って話せることのうれしさたるや。
配信やらワングラでは依然と見違えるくらいにかなりにこやかに話せるようなっていたことに驚いたのは多分自分だけではないはず。
あと個人的にそれをきっかけに渋谷ワンダーグラウンド(通称ワングラ)を気に入り、今でも通い続けているのは我ながら面白いなと思っております。ほら、O系列ライブハウスのすぐ近くで行きやすいし、ふらっと寄って飲んで帰れる店ってなんかいいじゃないですか。
予定が合わなくて一回行けなかったのですが、それ以外の出勤の日は会いに行くことが出来ました。12月にはこれで終わりだよとなり2度目のお別れの際、お店を出る時に見送りに来てくれて、また会える?と聞いたら、キャスとかでまた会えるとよーとはぐらかされたのを何故かはっきりと覚えてます、この期間に会えたのは本当に良かった。
年も変わって21年夏、
白キャンの新メンバーおよび後のパレパレのメンバーを決めるオーディションが開催されるけれど、これ系の配信公開オーディションは正直なんだか違うでしょと思っていたので一切見ることはありませんでした。後々パレパレにも通うこととなるのですが、多分ここで別の世界線の話をしてもどうなっていたかは分からないよねと思います。
半年ほど期間が空き、6月にまた二人がワングラに出ることとなり、お誕生日のお祝いができた後、次の出勤が急遽取りやめになり…
まさかまさかの出来事が起きます。
麦田ちゃんえまちゃん白キャン再加入。
その発表があったまさにその時、お台場で釣りをしてました。なんか色んな人から気にかけられてたのを思い出します。
止まってた時が動くとは本当にこういうことなんでしょうね。
復帰一枚目のイラストです。
さすがに半端なものは出すわけにはいかぬと気合が入っているようで、特に線画はかなり丁寧に仕上げてますね、良いボブです。
アー写が砂浜をバックにしていたのと、衣装が水色基調なので全体も青でまとめて、金の枠を置いてきらきらさせてとにかく明るい画面になってます。
ここまでくるとほぼほぼ今の絵柄に近いですね。
4周年ワンマンの時の衣装ですね。
ただ普通にそのまま白と黒のツートンで描くわけにはいかんだろうということで小技の見せ所。白の方はなじませるいつものテクスチャが入ってますが、よーく見ると黒の方にも入ってるんですよねこれ。
4周年ワンマンで覚えているのはえまちゃんがめちゃくちゃ歌うようになっていてびっくりしたことでしょうか。
あとはあれです、自分は『私とばけもの』良い曲だと思うんですよね……?麦田ちゃんのダンスはすごいし、曲が走りだすまでがちょいと長いだけで…ね?
ハイテクスニーカーにライトグリーンとライトパープルの非対称かつズボン衣装、ならばこれは全身描かねばだめでしょう、
ということで靴までしっかりと描いてます、珍しい。
表情とか全体のバランスも色の配置もいい感じで、改めてみると完成度高いっすね。髪が伸びて三つ編みなのもかわいい。
ようやく見れた初の麦田ちゃん生誕ライブ、
ももクロの走れ!とパードリで落ちサビ歌ったんですよね…
嗚呼、もののふだった前々前世の記憶が蘇る…
河口湖ステラシアターでのフリーライブでお披露目された衣装です。
和テイストで赤が目立って良い衣装ですよね、各パーツの質感を色々変えて趣向を凝らしています。
フリーライブといえばソロダンス踊る超かっこいい麦田ちゃんですよ。
待ちわびた声出しOKライブということで今動画を見返しても全編あふれ出る熱量がものすごい、アンコール以降本当にやばいっすよね。
TOKYO DOME CITY HALLでの5周年ワンマンライブの時の衣装ですね。
また出ました白黒衣装、使う色は少ないけれど、しかし地味にならないように画面をまとめて、狙い通り黒いパーツのノイズがいい感じにアクセントになってますかね。
全体のバランスが取れているし、これも自分の中ではよく描けた方だと思います、髪がずいぶんと伸びてツインテがとてもかわいい。
生誕に合わせて描いたイラスト
おやすみゅぎた、リメイク作品です。
とにかくシンプルに、やわらかくなった表情と雰囲気を
なんとかイラストとして表現できればと思いを込めて描いたものです。
この時の生誕はやはりshoutとアイデンティティの落ちサビ含め、令和になって聞くとは思わなんだハレ晴レユカイやらカバー曲やらなんやらで、今まで浴びたことのない量の麦田ちゃんの歌声を浴びて正気を失いそうになったことしか覚えていません、あと生誕衣装がやばい、世界一可愛い。
フォロワーさんがやっていたのがかわいかったので自分も作ってみた、まばたきGIFなんかもあります、やーこれはかわいいでしょ。
2回目の河口湖のフリーライブでお披露目の衣装、
ライブでみてからすぐ描いたんですねこれ。
夏衣装ということでアー写がプールに浸かっていたので、背景も水面を意識して涼しげに。
あとは忘れちゃならない、むぎえまのプロテアも初公開でしたよね。
しかも次のリリイベの参加回数特典でむぎえまのポストカードやポスターがもらえるということでちゃんとスタンプ貯めてました。てかこれもまだ去年の話なんですよね。
歌割に関しては本人のそれもあるのでしゃーないと思うところもありつつ、それでも対バン見に行ってセトリによってはソロパートが一回あるかないかの日は流石になんとかならんもんかねと思うばかりでした。そんなオタクに対する救済ソングでもあるところのプロテア、心が洗われます。
この衣装のお披露目は6周年ライブ日比谷野音ですよね、黒のベルトが印象的です。野音は自分にとってもあこがれの場所でして、青春時代にDVDで何度も見た心酔していたsyrup16gというバンドの遅死11.2というライブが行われた場所なのです、そういや結局の野音の改修工事って延期になったんですね。
時系列は前後しますがショートボブになってすぐ描き始めたんですけれど、少し寝かせて生誕絵の後に完成させたんですよねこれ。
いきなり伸ばしていた髪をバッサリと切り、ショートボブにもどった24年春の大事件。何度目かの好き好きタイムに突入し、ここから白キャン現場に行く頻度が倍以上に増えていきます。
あまりにもわかりやすいぞ俺。
しかし、そんな好き好きタイムを加速させる俺の気持ちを他所に、ついにその時が訪れてしまいます。
そう、白キャンの解散発表です。
正直きつかったですよね。
とはいえ、その言葉を実際に目の当たりした時に、ついにこの日が来たんだなと心の一部分では納得できてしまった自分がいるのも事実なんですよ。
それほどまでにこの世界において6年というのは長い時間であり、終わりの時が来るのも必然なんですよね、でもめちゃくちゃ辛いです、いまでもね。
4枚目の生誕イラストです。
ショートボブのかわいさたるや…画面全体をオレンジでまとめてみようと描いてみた一枚です、ポーズは昔描いたやつのセルフリメイクです。
Xでもつぶやきましたが、
今までかたくなにやってこなかった生誕でソロでステージに立ち歌い踊って、やりたいことを全部やったと笑顔で言い切る、そんな麦田ちゃんを最後の生誕で見れたことにより、もうオタクとして本懐を果たしてしまったんですよね。
いまではもう当たり前のようにステージ上でたくさん笑うようになったし、
気づけば特典会列も少し長くなりました、そらそうだろ、世界一可愛いんだから。
解散が発表されてから5ヵ月弱のこの期間、自分的には後悔なく通えたと思っています。
もともと月2くらい行けたらええかなと思っていたオタクが都内近郊でやる夏フェスにはほぼ参加できましたし、9月には週1、10月には週2ペースとなり、リリイベも最後のリフレインツアーもきっちり回れることができました、本当に楽しかったなぁ。
白キャンを通して様々な景色も見れましたし、麦田ちゃんと過ごす何気ない会話に本当に俺は救われてました。
そしてそんな彼女の変化と成長を見届けることが出来ただけで、それだけでもう十分だったんですよね。大人になってからもう一度青春のような時間を過ごせたことに感謝をしています。ありがとうね。
真っ白なキャンバス麦田ひかるちゃん
最後のイラストです。
繰り返しになりますが、自分にとって
白キャンと麦田ひかるというアイドルは
もう一度やってきた青春そのものだったのだと思います。
貴女のおかげで本当に楽しくてかけがえのない時間を過ごすことが出来ました、感謝してもし尽せません本当にありがとうね。
最後に好きな曲3つあげて終わりましょう。
ラストライブでオタクはきっちり成仏するので、
貴方は幸せになってください、それだけがたった一つの願いです。