見出し画像

第11回 皇室と全日本ろうあ連盟――佳子様との関係とその影響

全日本ろうあ連盟と皇室の関係性は、一般にはあまり知られていない。しかし、近年、秋篠宮家の次女・佳子様が積極的にろう者文化やデフスポーツに関与されるようになり、その影響力が増している。この関係が、ろう者の社会的地位向上にどのように寄与しているのか、また逆に全日本ろうあ連盟の組織的問題を覆い隠す要因となっているのかを探る。


皇室とろう者福祉の関わり

佳子様は、2019年から全日本ろうあ連盟の関連イベントに積極的に参加され、手話を学ばれるなど、聴覚障がい者への理解を深める努力をされている。その一環として、日本各地で開催されるろう者文化に関する行事にもご出席されており、デフリンピックの成功に向けた支援を表明されている。

この佳子様の取り組みは、ろう者コミュニティにとって励みとなり、社会全体に聴覚障がい者への理解を促す貴重な機会となっている。しかし、この関係が全日本ろうあ連盟の政治的影響力を強める要因となり、不正や組織的な問題を隠蔽する助長材料になっている可能性も否定できない。


全日本ろうあ連盟の“皇室利用”の実態

全日本ろうあ連盟は、佳子様のご支援を全面に打ち出し、自らの正当性を高める戦略を取っているように見える。デフリンピックの開催準備においても、皇室の支援があることを強調し、批判をかわそうとする動きが散見される。

本誌が入手した内部資料によると、ろうあ連盟の幹部が、デフリンピックのスポンサー交渉の際に「皇室の支援があること」を売りにしていたことが確認されている。また、過去のイベントにおいても、佳子様が出席される場を利用し、政治的な影響力を高める意図が見え隠れする。


皇室の支援とデフスポーツの発展の狭間

佳子様の支援がデフスポーツの普及に寄与することは間違いない。しかし、その支援が全日本ろうあ連盟の既得権益を強化するための“隠れ蓑”となっていないか、慎重に見極める必要がある。特に、全日本ろうあ連盟のガバナンス問題が未解決のまま、皇室の影響力が利用されることで、問題の本質が覆い隠される危険性がある。

さらに、2025年の東京デフリンピックには東京都の巨額の税金が投じられていることを考えると、皇室の関与がどのような形で公共の利益と合致するのか、あるいは政治利用されているのかについても、より詳細な検証が求められる。

いいなと思ったら応援しよう!