上肢機能回復を考える‐皮質脊髄路
昨日の記事にて、
などをお伝えさせて頂きました。
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皮質脊髄路について
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本日は皮質脊髄路について少し掘っていけたらと思います。
昨日、皮質脊髄路(錐体路)は一次運動野から脊髄前角にあるα運動ニューロンにむかって下行し、筋収縮を起こしてくれることをお伝えしました。
少し前までは、僕自身も…
【皮質脊髄路は一次運動野からのみ下行する】
と理解していました。皆さんのそのようなイメージが強くありませんか?
ある文献によると、皮質脊髄路は…
といわれたりしています。少し驚きじゃないですか?
僕はこれを見た時、結構衝撃的でした…
このようなことを考えても、昨日お伝えさせて頂いたように脳卒中後の麻痺を改善していく上では…
【一次運動野から下行する皮質脊髄路】
と捉えていては不十分であり…
【一次運動野及び、運動前野・補足運動野・一次体性感覚野・帯状皮質から下行する皮質脊髄路】
であると捉えていくことが大事になるかと考えます。
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皮質脊髄路と皮質運動細胞
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図で示すように皮質脊髄路は細かくいうと…
に分けられると言われています。
そしてその皮質脊髄路(Old M1)や皮質運動細胞(New M1)は構造や機能が少し違ってくると言われています。
なので、次回の記事ではその違いについて触れていきたいと考えています。
では、また。
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