[東海大学]'2024 箱根予選 出走メンバー予想

はじめに

出雲駅伝は國學院の優勝で終わり、いよいよ始まる箱根予選、
今回は東海大学陸上競技部(中長距離ブロック)の今年度の箱根駅伝予選会のエントリーメンバーについてのファンの感想を学年ごと、更には選手ごとに延べ、出走メンバー予想をしていきたいと思います。
予めお伝えしておきますが、私自身は東海大陸上部の関係者でもないので、1ファンの意見のため、実際に必ずこういうエントリーになるとは限らないことをご了承ください。



本編

エントリーを見た感想

14人のチームエントリーメンバーがこちら

https://x.com/TokaiLong/status/1843603640982089836

4年生5人3年生4人2年生2人1年生3人というメンバー、

4年生

4年生は高橋主務含め8人しか正部員が居ない中で、5人の選手が入ってきました。特に越選手野島健太選手怪我から帰ってきたことが大きいです
昨シーズン越選手は3年生ながら駅伝主将を務めました。しかしそのプレッシャーや苦悩もあり、駅伝シーズン出走はゼロ。最近のレースはレース中のアクシデントやトラブルに巻き込まれDNFという不運なことが多いですが、それでもチームに必須なのは間違いありません。63分台前半以上を狙ってほしいところですね。
野島健太選手は今シーズン駅伝副将を務め、4月の日体大記録会5000mで13:39.16の大幅PB更新&好記録で調子の良さが現れていたのですが、5月の関東IC10000mをDNS、6月の全日本予選にはエントリーもされず、長らく走っている姿を見れていませんでしたが、ここにきて復帰、チームとしては大きな戦力が戻ってきました。力で言えば63分台前半は余裕だと思いますが、果たしてどうなるか。
2人ともどれくらいで走れるか、また出走するかは分かりませんが、ここでとても無理はしないでほしいなと思います。
そして他の3人も梶谷選手は去年の予選の悔しさを晴らしてほしいし、五十嵐選手も日体大DNFが気になりますがハーフで持ち前の爆発力を発揮してほしい、水野選手も去年積極的に後ろの集団を引っ張っていた選手なのでもっと前の方で走れるととても良いタイムで来れそうだなと思っています。


3年生

4年次箱根で優勝を狙うと誓った3年生は2年連続予選会好走鈴木天智選手長い距離で安定した成績を残している中井選手エース花岡選手、去年の上尾ハーフで好記録を出して、箱根10区リベンジを狙うロホマン選手の4人がエントリーされました。
一方で、去年駅伝シーズンから欠かせない存在だった兵藤選手ロングの安定感はチームトップクラスの竹割選手を欠くという部分では心配ですが、層が厚くなってそれらをカバーできる状態なので2人は落ち着いて復帰してきてほしいなと思います。
鈴木天智選手は1年次から箱根予選でチームを救ってきました。今年は強いチームの一員として頑張ってほしいところです。花岡選手も徐々に復調してきて良いタイムが狙えるのではと思います。中井選手も力を考えると去年の位置より前でレースができると思うので得意のロングで力を見せてほしいなと思います。ロホマン選手も紋別合宿の箱根予選選考メニューにはいませんでしたがおそらく調子を上げてきたのだろうと思います。持っている力は上尾で証明済みなのであとは良い調子を継続してレースに臨んでほしいなと思います。


2年生

2年生からは怪我が続いていた可児選手南坂選手の二人が待望の復帰
可児選手は東海大相模高時代からロードでの強さが評価されていて、1年目から箱根出走の期待もありましたが叶いませんでした。しかし4月の焼津みなとハーフでは、コースの問題で非公認扱いにはなりましたが青山学院の鶴川選手、神田選手と先頭集団を形成し、喰らいついて2着に入るという好走も見せ、関東ICハーフでは悔しい結果になりましたが、しっかりと完走できているのであとは夏に積んだ距離で力を見せてほしいなと思います。
そして南坂選手、去年は大舞台に次ぐ大舞台の連戦で、続いていた故障が悪化。手術も行い復帰まで長くかかるのを見て駅伝シーズンには間に合ってほしいと思っていましたが、夏合宿で段々と負荷を上げて行く様子を見て順調そうだと安心、そして9月の日体大記録会10000mで29:20と上々の仕上がり、ここまで戻してきたかと思いました。この二人は夏合宿で共に良い内容で走りこめていたのではと思うので、期待しています。
去年の予選会も好走し、3次合宿まで帯同していた永本選手がエントリーしていない事が心配ですが、永本選手の分も二人が頑張ってくれると良いなと思います。


1年生

入学後にタイムが伸びている1年生からは中野選手檜垣選手平井選手の3人がエントリー、高校時代からロード実績が豊富な中野選手は東海大入学後、5000mPBを入学前より27秒以上更新する順調な成長を見せています。元々1500m3:56のタイムを持っているのでスピードもあり、合宿も順調に距離を積めていると思うので、初ハーフでどれだけ出るのか楽しみです。
檜垣選手は高校時代から一線級の選手だったので、むしろちゃんとメンバーに入って来て良かったと思います、関東IC、全日本予選と昨年の南坂先輩のように連戦をこなし、花岡選手には夏合宿のMVPの一人に挙げられるほど継続してこなせているのだなと考えると2回目のハーフがどれくらいで来れるのか非常に楽しみです。9月の日体大は差し込みでDNFとのことだったのでしっかり調整して臨んでほしいなと思います。
平井選手は拓大一高時代に超激戦の南関東高校総体で5000m優勝の経験、なおかつロードでも安定した強さを持ったバランスの取れた強い選手だなと見ていましたが、東海大入学後もタイムを伸ばし、夏合宿をこなして更には9月の日体大記録会10000mで東海大ルーキートップの29:18を記録、そして駅伝シーズンにメンバー入りと、とても順調に来ているなと思います。東海ルーキーズのTOP3は檜垣選手、佐野選手、平井選手じゃないかと思っています。
ハーフは未知数ですがおそらく64分台または63分台で来る力はあると思います。非常に楽しみな1年生たちです。


出走メンバー予想

14人のメンバーの中から10~12人が出走、上位10人のタイムを合算して競う予選会ですが、その出走の12人を予想していきます。

理想(怪我、不調などを考えず実績重視)

梶谷選手(4年)
越選手(〃)
野島健太選手(〃)
水野龍志選手(〃)
鈴木天智選手(3年)
中井選手(〃)
花岡選手(〃)
ロホマン選手(〃)
可児選手(2年)
南坂選手(〃)
檜垣選手(1年)
平井選手(〃)


選考理由

梶谷選手、越選手、野島健太選手、鈴木天智選手、花岡選手、ロホマン選手、南坂選手は箱根本戦出走経験有なので本戦に繋げるためにも走ってもらいたいという思いで選出。
水野龍志選手は去年箱根予選で好走、1,2年次箱根本戦はどちらも越選手と入れ替わりだったこともありハーフの距離の主力と考えました。中井選手も過去2年も箱根予選エントリーメンバー入りで去年も堅実に走っており、ロングの安定感はチームトップクラスと考え選出、可児選手はスタミナがあり尚且つロードでは群を抜く強さを持っていて、ハーフも走り始めているので実績、実力は十分と考え選出、平井選手もロード型でスタミナもあるとなるとやはり箱根予選にはピッタリの実力かなと考え選出しました。
五十嵐選手はハーフで走れる力はあると思いますが、やはりこれまでのケガの影響でハーフの実績が少ないため選出外、中野選手は高校までの実績を考えても平井選手と互角くらいにロングのロード実績はあるのですが、10000mベストを出した平井選手を優先しました。


ケガ、不調や疲労考慮(私情込み)

梶谷選手(4年)
越選手(〃)
水野龍志選手(〃)
鈴木天智選手(3年)
中井選手(〃)
花岡選手(〃)
ロホマン選手(〃)
可児選手(2年)
南坂選手(〃)
中野選手(1年)
檜垣選手(〃)
平井選手(〃)


選考理由

実績・実力重視のメンバーから替えたのは1枠だけ、野島健太選手と中野選手を入れ替えました。リスクは高いですが中野選手と平井選手の初ハーフを箱根予選で見たいという私情と、野島健太選手がケガ明けでメンバー入りしてきた所なので全日本本戦のことも考えてあまり無理をさせたくないなと考え外しました。他の替えなかったメンバーも全日本本戦出走が期待されるところもありますが、中野選手は全日本本戦のメンバーには入っていないのでここでまずは出せる実力を見せてほしいなと思いました。

最後に

東海大学は戦力で見ると主力が抜けていることもあり、トップ通過は厳しくなったかもしれませんが、その分チーム力は上がっており、大きな穴をカバーして上位通過は十分に可能だと思います。
ただ、気温が例年に比べとても高く各大学アクシデントが多発するのではと心配しています。東海大学だけでなく、出場する全チーム、全選手に対して、できるだけケガや事故などがないことを祈ります。
これは駅伝ファンとして、また一人の競技者としての願いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

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