サウジカップ2024【出走馬14頭の紹介とレース展望
来たる2月24日、世界最高額の1着賞金1000万$を誇るサウジカップが開催される。昨年はパンサラッサが日本調教馬として初めて優勝したが今年は過去最高とも言えるメンバーが揃った。今回のnoteでは出走馬の簡単な紹介とレース展開予想を行っていきたいと思う。
ところでキングアブドゥルアジーズ競馬場の馬場はアメリカの競馬場より1秒ほど時計がかかると言われているが、これは助走距離が無いことによるものでそこまで大きな馬場スピードの差は無いと補足しておきたい。
まずは調教国順に出走馬14頭の紹介から。
※22日にメイショウハリオが回避したことによりスコットランドヤードを追記
サウジアラビア調教馬
ディファンデッド
ディファンデッド(Defunded) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
セ6
レーティング:116(サンタアニタH(GI)3着/カリフォルニアンS(GII)1着/オーサムアゲインS(GI)2着)
【主な勝ち鞍】
2022年:オーサムアゲインS(GI)ダート1800m
2023年:ハリウッドゴールドC(GI)ダート2000m
2023年:カリフォルニアンS(GII)ダート1800m
2022年:ネイティブダイヴァーS(GIII)ダート1800m
現地サウジアラビア調教馬ではあるが昨年末に移籍したばかりなので実質的にアメリカ調教馬と捉えていい。戦績も安定しているが分かりやすく前で粘りきるタイプなのもあり(出遅れたカリフォルニアンSという例外はあるものの)2~3番手以内を取り切れなかった時は脆さを露呈する部分があるのは否めない。今回の地元馬だと実績が一番あるのはこの馬。
カーメルロード
カーメルロード(Carmel Road) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡4
レーティング:114(キングファイサルC(L)1着)
【主な勝ち鞍】
2024年:キングファイサルC(L)ダート1600m
先程のディファンデッド同様、昨年3月のレースを最後に移籍してきた元アメリカ調教馬。アメリカでは実績を残せなかったものの移籍後は一変、前走キングファイサルCでは前年のサウジC参戦馬スコットランドヤード等を7馬身ぶっちぎり圧勝。内容もハイペースを追走しつつ突き抜けた形で現状のサウジアラビア最強馬との呼び声も挙がるようになった。今回が初の1800m戦となるが距離をこなせるか。
パワーインナンバーズ
パワーインナンバーズ(Power In Numbers) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡4
レーティング110(二聖モスクの守護者C(L)1着)
【主な勝ち鞍】※重賞未勝利
2024年:二聖モスクの守護者C(L)ダート1800m
スコットランドヤードとの激しい叩き合いを制し優先出走権を獲得した地元馬。上記レースでは外から被されながらも最後差し替えしたように根性の高さは見受けられる。しかしながらタイム自体もそこまでで着差もあまりないことを考えるとここでは一枚落ちるかなと。2年前のエンブレムロードみたいなこともあるので一概には言えないが……
スコットランドヤード(2月22日繰り上がり)
スコットランドヤード(Scotland Yard) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡5
レーティング:113(二聖モスクの守護者C(L)1着)
【主な勝ち鞍】※重賞未勝利
2023年:二聖モスクの守護者C(L)ダート1800m
昨年の二聖モスクの守護者Cを10馬身1/4差で圧勝した実力馬。基本的には好位追走から抜け出す競馬を行いたいが、昨年のサウジカップはハイペースの追走に苦しみ最下位と大敗。今年は前哨戦で敗れ補欠だったものの、22日メイショウハリオが取消したことにより出走が可能となった。一昨年の勝ち馬エンブレムロードと父親が同じ(クオリティロード)であることには注意しておきたい。
UAE調教馬
アイソレート
アイソレート(Isolate) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡6
レーティング:115(ゴドルフィンM(G2)1着/アルマクトゥームM(G2)1着)
【主な勝ち鞍】
2023年:ゴドルフィンM(G2)ダート1600m
2023年:アルマクトゥームM(G2)ダート1600m
昨年のUAEダービーでバスラットレオンとウインカーネリアンという日本屈指のテンの速さを誇る逃げ馬2頭とのハナ争いを制し、そのまま逃げ切った快速馬。ゲート自体はそこまで速くないものの元々は短距離馬だったため加速力が非常に優れているのが特徴。どうしても逃げたい馬の一頭であるため乱ペースを作る要因になる可能性は十分にある。
アメリカ調教馬
ホワイトアバリオ
ホワイトアバリオ(White Abarrio) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡5
レーティング:124(ホイットニーS(GI)1着)
【主な勝ち鞍】
2022年:フロリダダービー(GI)ダート1800m
2023年:ホイットニーS(GI)ダート1800m
2023年:BCクラシック(GI)ダート2000m
2022年:ホーリーブルS(GIII)ダート1700m
昨年のBCクラシック馬。BCクラシック覇者がサウジカップに参戦するのは史上初めて。3歳次は戦績が不安定だったが4歳になって頭角を現した。ハイペース耐性と追走力に優れており器用な競馬が出来るのが特徴。前走は早めに仕掛けたことで後続を苦しめることに成功した。1600mのメトロポリタンHだとコディーズウィッシュに千切られたのに1800mのホイットニーSでは逆にぶっちぎった時のラップ構成から分かるように、この馬は直線で末脚を発揮するタイプというよりは他馬と比べて終盤にペースが落ちにくく地力で粘ることができるのが特徴。
ナショナルトレジャー
ナショナルトレジャー(National Treasure) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡4
レーティング:121(BCダートマイル(GI)2着)
【主な勝ち鞍】
2023年:プリークネスS(GI)ダート1900m
2024年:ペガサスWC(GI)ダート1800m
2021年のニックスゴー以来2頭目となるペガサスWC覇者のサウジカップ参戦。またアメリカ三冠の第2戦、プリークネスSの覇者でもある。所属が(チャーチルダウンズ出禁の)バファート厩舎のためケンタッキーダービーには出走できなかったものの、アメリカンファラオS2着、BCジュベナイル3着と2歳時から活躍しており、更に大崩れしないで善戦し続けているため参戦馬の中で経験値・安定感はNO.1と言える。基本的に逃げ、もしくは2番手で競馬を進めたい。
セニョールバスカドール
セニョールバスカドール(Senor Buscador) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡6
レーティング:117(ペガサスWC(GI)2着)
【主な勝ち鞍】
2023年:サンディエゴH(GII)ダート1700m
2022年:アックアックS(GIII)ダート1600m
アメリカ競馬では貴重な追込一辺倒の馬であり、前走のペガサスWCで初のGI連帯を果たした。追込馬でも圧倒的と言えるほどの末脚は無い為に成績は不安定だが、この時のタイム指数は優秀で今回のメンバー的に前が速くなりそうということもありレーススタイルがハマる可能性は十分にある。
ホイストザゴールド
ホイストザゴールド(Hoist the Gold) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡5
レーティング:116(シガーマイルH(GII)1着)
【主な勝ち鞍】
2023年:オグデンフェニックスS(GII)ダート1200m
2023年:シガーマイルH(GII)ダート1600m
1200~1400mを主戦場とする短距離馬でなおかつ先行馬なのでやはりテンの速さは抜けている。ここ2戦は逃げて結果を出しているので出来れば逃げたいだろう。その為ペースの鍵を握る一頭と言っていい。一方勝ったシガーマイルHは最後失速していて前走のペガサスWCも終盤垂れているところを鑑みると1800mの距離は保たないと思われる。ただし陣営はワンターンがベストと言ってているので今回は一変する可能性も。
サウジクラウン
サウジクラウン(Saudi Crown) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡4
レーティング:116(ルイジアナS(GIII)1着)
【主な勝ち鞍】
2023年:ペンシルベニアダービー(GI)ダート1800m
2024年:ルイジアナS(GIII)ダート1700m
前走ルイジアナSの圧勝でレーティングが上昇したことによりサウジカップの出走ラインに滑り込んだ。BCクラシックの超ハイペースを作った最大の原因であり、この馬が突っついたことで追走力勝負になった。上記から分かるように何が何でも逃げたい馬でそれが出来たレースは1着か2着になっている。2000mのBCクラシックでは(仕掛け遅れて外から被されたのもあり)沈んだが、1800mを主戦場とするため今回こそ本来の力を発揮したい。”サウジの王冠”という馬名通りの成果を挙げることが出来るか。
日本調教馬
ウシュバテソーロ
ウシュバテソーロ(Ushba Tesoro) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡7
レーティング:122(ドバイWC(G1)1着)
【主な勝ち鞍】
2022年/2023年:東京大賞典(GI)ダート2000m
2023年:ドバイWC(G1)ダート2000m
2023年:川崎記念(JpnI)ダート2100m
2023年:日本テレビ盃(JpnIII)ダート1800m
日本馬史上2頭目、ダートでは初めてドバイWCを制した。追走力は高くないが直線の爆発力に賭けるタイプであり自分のペースでレースを進めれば末脚が爆発するが、中途半端に追走してしまったBCクラシックでは伸びきれなかった。今回は反省を踏まえ後方待機してくると思われる。レース展開的にもハマる可能性が高い一頭。一昨年の覇者エンブレムロードのようなパフォーマンスに期待したい。
レモンポップ
レモンポップ(Lemon Pop) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡6
レーティング:120(マイルCS南部杯(JpnI)1着)
【主な勝ち鞍】
2023年:フェブラリーS(GI)ダート1600m
2023年:チャンピオンズC(GI)ダート1800m
2023年:マイルCS南部杯(JpnI)ダート1600m
2023年:根岸S(GIII)ダート1400m
史上4頭目の春秋ダート制覇を成し遂げたレモンポップは圧倒的なレースセンスの高さが最大の魅力。流石にクオリティは下がるものの”ダート版タイキシャトル”といっていい程。2000mすら保つだけの能力はある。しかしながら直近2戦で(ためてこそ能力の最大値を発揮できる馬なのに)逃げてしまったことにより使える末脚が短くなっている可能性があり、そこが今回響いてしまうことは十分に考えられる。現にチャンピオンズCのラストは少し止まってしまったのは懸念点。
デルマソトガケ
デルマソトガケ(Derma Sotogake) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡4
レーティング:120(UAEダービー(G2)1着/BCクラシック(GI)2着)
【主な勝ち鞍】
2022年:全日本2歳優駿(JpnI)ダート1600m
2023年:UAEダービー(G2)ダート1900m
昨年のUAEダービーを圧勝、BCクラシックでは2着に入り日本馬史上最高順位を更新した新進気鋭の4歳馬。全日本2歳優駿の勝ち馬なのにそのことは忘れ去られているくらい海外レースに出続けている。(もはや日本に調教に来てるだけ)冗談はさておき、この馬はハイペース耐性が高い上に末脚を使えるのが魅力で前走は休み明けなのもあって道中手応えが悪くなったのにも関わらず最後伸びてきた。サウジの馬場も前年のサウジダービーで経験しており今回の日本馬の中で最もチャンスがあると言える。ただゲートの出が悪いときがあるのが、、、
クラウンプライド
クラウンプライド(Crown Pride) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡5
レーティング:117(コリアC(G3)1着)
【主な勝ち鞍】
2022年:UAEダービー(G2)ダート1900m
2023年:コリアC(G3)ダート1800m
一昨年のUAEダービーの覇者。一昨年のケンタッキーダービーと昨年のサウジカップ&ドバイWCでハイペースを経験してるのは大きな強み。ただこれといった武器が少なく善戦馬の域を出ないのが、、、
前走は状態が落ちていたところにフェブラリーSのオメガギネス同様ドゥラエレーデの斜行でポジションを悪くしたのが敗因。今回は普段より後ろからのレースになる可能性が高いがそこで上手く脚を溜められるかが鍵。
メイショウハリオ(2月22日出走取消)
メイショウハリオ(Meisho Hario) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト
牡7
レーティング:117(帝王賞(JpnI)1着)
【主な勝ち鞍】
2022年/2023年:帝王賞(JpnI)ダート2000m
2023年:かしわ記念(JpnI)ダート1600m
2021年:みやこS(GIII)ダート1800m
2022年:マーチS(GIII)ダート1800m
能力的には過小評価されすぎていると言っていい馬で、昨年の帝王賞では完璧な競馬をしたクラウンプライドを差しきるという異次元のパフォーマンスを発揮した。ただ鞍上の動くタイミングが不安定なのと本質的に右回りの方が良い馬で左回りだとやや落ちるきらいがあるので今回は展開待ちな部分が大きいと思われる。
レース展開について
今回のメンバーの特色として逃げ先行馬が非常に多いことが挙げられる。
特に逃げ馬が
アイソレート、サウジクラウン、ホイストザゴールド、ナショナルトレジャー、(レモンポップ)
とおり、それもハイペース逃げをする馬ばかり(おまけに短距離やマイルの馬もいる)なのでハナ争いが壮絶になることは自明である。
となるとどの程度のハイペースになるかを考える必要が出てくる。
ここで近年の日本馬が関係している超ハイペースになったダートレースの200mごとの公式ラップタイムを並べてみた。(日本のレースに合わせるために最初の200mのタイムと最終タイムに助走距離を換算したタイムを足し引きすると正確)
サウジカップ(2023年)ダート1800m(助走距離なし)-0.2
23.77-22.08-25.32-25.49-14.14 1:50.80 パンサラッサ
BCクラシック(2023年)ダート2000m(助走距離15.24m)+0.5
22.46-23.27-24.55-25.01-27.58 2:02.87 ホワイトアバリオ
BCディスタフ(2021年)ダート1800m(助走距離13.71m)+0.4
21.84-23.13-24.73-25.58-12.39 1:47.67 マルシュロレーヌ
フェブラリーS(2024年)ダート1600m(助走距離5m)+-0
22.80-22.80-24.80-25.40 1:35.70 ペプチドナイル
まず参考にしたいのは今回のメンバーが多く参戦した昨年のBCクラシックのラップタイム。アレイビアンナイトとサウジクラウンがハナ争いを繰り広げたことにより最初の200mが異様に速い典型的な前傾ラップになっている。前年のライフイズグッドの狂気の逃げより速いし、、、
これを踏まえた上で今回のメンバーを見てみよう。するとどうしても逃げたい2頭、アイソレートとサウジクラウン、に加えてホイストザゴールドという短距離を主戦場としてきた馬がいることに気づくだろう。そうなると短距離馬の基礎スピードの違いという問題が出てくることになる。(基礎スピードの違いというのは今年のフェブラリーSでのドンフランキーが参考になるはず)そのため、彼が先頭に立った後にこの2頭が無理に戦闘を奪いに行くパターンが想定できる。(ナショナルトレジャーはメンバー的に無理にハナを取りに行かないとかなと、一応2番手以降でも競馬自体はできる馬なので)
そう考えるとまず間違いなくBCクラシックより最初のスピードは速くなるはずだ。最悪、マルシュロレーヌが勝った2021年のBCディスタフのようなレースになる可能性すらある。以上を踏まえると追込馬の2頭、ウシュバテソーロとセニョールバスカドールには注意した方がいいかもしれない。
また、前年のパンサラッサの逃げとの違い、ここも明確にしておきたい。前年のパンサラッサは逃げる馬が1頭で明確だったこと、そしてゲートをポンとでたことにより楽に先頭を奪えたことで最初の200mはそこまで速くない(それでも秋天より速いが)。一方で2~4ハロン間で22.08という異常な締め方をしておりこれによって後方の馬まで脚を使ってしまいほとんど前残りとなった。この区間でペースが上がるのはパンサラッサの逃げの大きな特徴である。あと少し違うけどこれに近いのが昨年のゴドルフィンMではある。アイソレートがハナを奪ったレースではあるがアイソレートのスピードが違いすぎて最初はそこまで速くならなかった。で同様に2~4ハロン区間でペースを締めると言った形である。
※参考
天皇賞(秋)(2022年)芝2000m(助走距離5m)+-0
23.50-22.50-23.00-23.40-25.10 1:57.50 イクイノックス
ゴドルフィンM(2023年)ダート1600m(助走距離なし)-0.2
23.66-22.45-24.37-25.24 1:35.71 アイソレート
ここからは日本馬に焦点を当てたいと思う。先述の展望を踏まえると有力馬の中で一頭心配になる馬が存在する。レモンポップである。個人的に圧倒的なレースセンスを高く評価している馬なのだが距離を伸ばすためにためる競馬をずっと教え込んできたのもあり、息を入れるタイミングが無いドバイGSでは大敗した。このように超ハイペースになったときの追走力にやや不安が残る。逆に対応ができそうなのはデルマソトガケ。海外遠征ばかりなので前傾ラップのレースを経験し続けており、更に今回は前走よりも状態が良いとのことなのでやはり日本勢で最有力なのはこの馬かなと。
簡単に結論を纏めると今回のサウジカップは追走力勝負と終盤の地力勝負になる可能性が高く(というかほぼ間違いないと思う)その展開で1800mの距離を含めて粘りきれる、もしくは差しきることが出来る馬が上位に集中すると思われる。
※おまけ
天皇賞(秋)(2023年)芝2000m(助走距離5m)+-0
23.40-22.90-22.80-23.00-23.10 1:55.20 イクイノックス
BCクラシック(2022年)ダート2000m(助走距離15.24m)+0.5
22.55-22.92-23.80-25.31-25.47 2:00.05 フライトライン
イクイノックスやフライトラインの追走力が優れている証拠
まだイクイノックスは前が少し空いた3番手という楽な位置で競馬できていた分の有利があったと言えるのだけれども(実際ラスト追ってるのにペース落ちてるし)、2番手で先頭を突っつく感じで追走してぶっちぎって最後流す余裕すらあったフライトラインは本当におかしい。
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