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サイバーパンクRED オリジナル背景の追加:お前の初めてのビズ

はじめに

これはサイバーパンクREDのキャラクター制作時に、さらなる背景として「初めてのPCのビズ」を追加するものだ。現在アルファ版のため、内容は予告なく変更する。

初めてのお前のビズ

お前がその仕事をやったのはいつだ?

1D6を振るか、好きなものを選べ。

出目 内容
1   かろうじて物心がついた頃。
2   年端もいかないガキの頃。
3   分別もつかない若造の頃。
4   ケツの青いひよっこの頃。
5   調子に乗れるくらいの盛の頃。
6   若い頃のように身体が動かなくなった頃。

お前はなぜその仕事をやったんだ?

1D10を振るか、好きなものを選べ。

出目 内容
1   金。でかく儲けるにはヤバいことをやるしかなかった。
2   金。生活が苦しくて、仕事に手を出すしかなかった。
3   金。借金を返すか、鉛玉を食らうかの選択肢でやむなく。
4   人。当時の親友や恋人につきあってヤバいことをした。
5   人。逆らえない相手に命令されて仕事をした。
6   人。お前の属する組織の通過儀礼として仕事をやった。
7   運命。たまたま運悪く、悪いときに悪い場所にいたせいで巻き込まれた。
8   運命。誰かの陰謀や悪事のターゲットになり、ヤバいことをせざるを得なくなった。
9   お前。お前はヤバいことをするためにコーポ、ギャング、マフィア等に仕込まれた存在だ。
10  お前。元からお前はこういうことが大好きだった。

その仕事はどんなものだった?

1D10を振るか、1つ選べ。

出目 内容
1   窃盗
2   密輸
3   破壊工作
4   殺人
5   強盗
6   諜報
7   詐欺
8   不法侵入
9   脅迫
10  暴行

そのビズで目標になったのはどんな相手だ?

1D10を振るか、1つ選べ。

出目 内容
1   中小規模のコーポ
2   大規模なコーポ
3   世界的なメガコーポ
4   ギャング集団
5   メジャーな犯罪組織
6   非営利団体(慈善団体、宗教組織など)
7   金持ち
8   有名人(インフルエンサー、スター、セレブなど)
9   お前の敵
10  お前の友人や恋人や親

お前はその仕事を誰とやった?

1D10を振るか、1つ選べ。

出目 内容
1   一人で仕事をやった
2   そこらのチンピラやブースターギャング
3   仕事の同僚
4   関係の薄い知り合いや遠縁の親戚
5   逆らえない相手
6   友人
7   親友
8   兄弟姉妹、あるいは兄弟分や姉妹分
9   恋人
10  お前の親や師

そのビズに関わった・巻き込まれたやつのうち何人が死んだ?

4D6を振ってから6を引け。その人数が死人の数だ。

その仕事でお前は何を感じた?

1D10を振るか、1つを選べ。

出目 内容
1   恐怖
2   絶望
3   困惑
4   悲哀
5   虚無感
6   憤激
7   憎悪
8   義務感
9   快楽
10  達成感

その仕事でお前は何を得た?

1D10を振るか、1つを選べ。

出目 内容
1   何も。お前は犠牲を払ってカス札を掴んだ。
2   敵。おめでとう、追加の敵をお前は得たわけだ。
3   安いカネ。支払ったものに対して安すぎる代価を得た。
4   まとまったカネ。とりあえず生きていけるだけの金は掴んだ。
5   サイバーウェア。いい感じのピカピカのウェアでも、死体から剥ぎ取ったものでも。
6   武器。箱から取り出したばかりの新品でも、仲間の血にまみれた遺品でも。
7   道具。お前の欲しかった新品のコンピュータから、お前の手に渡った死体のお下がりでも。
8   一時の名誉。とりあえず、近所のバーでは自慢できるし、お前がコーポなら昇進できる。
9   フィクサーや上司からの信用。次はもうちょっと美味しい仕事にありつける。
10  友人や恋人。これほど得難いものはない。

その仕事でお前は何を失った?

1D10を振るか、1つ選べ。

出目 内容
1   何も。よかったな!
2   家族。お前が殺したのか、それとも一家離散したのか、もう家族はいない。
3   親友。死んだり、親友でなくなったりした。
4   恋人。死んだり、縁を切られたり、もう恋人じゃなくなったりした。
5   お前の体の一部。手や足や目玉を失った。
6   コミュニティ。お前は居場所をひとつ失い、そこから追い出された。
7   名誉。お前のことを見るとつばを吐くやつらができた。今でもいるかもな。
8   地位。お前が座っていた課長の席や、ギャングリーダーの席は他のやつに奪われた。
9   魂。国家、企業、犯罪組織に魂を売るような真似をした。今でもお前には首輪がついている。
10  命以外の何もかも。すべてがパーになった。

「俺が仕事ビズをやるようになったのは2043年だった。第四次企業戦争は何もかもメチャクチャにしてくれたが、俺のおふくろは中でもひどかった。ミリテクがばらまいた毒ガスグレネードの巻き添えを食って、病院のベッドの上から動けなくなっちまったんだ。毎月2000ebの入院費がかかるって状況では、スカガッタリア・ファミリーから盗みを働くっていうやべえビズに乗らざるを得なかった。
 中身はひどいもんだった。一番立場の弱いやつがいつも全部切り取られるのさ。他の奴らの取り分は1500、フィクサーのやつが3500、俺は500ぽっち。俺の役割はチンケなケブラーを身につけて、奴らにケンカを売ることだと言われた。フィクサーは閃光手榴弾1個を俺に渡して、「こいつを投げて、走れ」って命令した。他の連中はピカピカのアサルトライフルを持ってたっていうのにな。俺は囮で、あいつらが俺を追いかけてる間にやつらが荷物をパクるのさ。
 だが、俺はやるしかなかった。せめてスカガッタリアに面が割れないように、闇市で買った防毒マスクとペラペラのケブラーを身につけて仕事に行った。おっかねえスカガッタリアの兵隊ソロ共が銃を背負いながら箱に入ったミリテク印の武器をトラックに積み替えてるところに、ヘラヘラ笑いながら近づいていって、とにかくそこらのものを目の前でポケットにつっこみ、いきり立った奴らが俺を追いかけてきたところで閃光手榴弾を投げつけて、走り回った。ケブラーは糞の役にも立たず、おかげで今でも雨が降るときには右肩がやたら痛いんだが、それでも生き延びられたのは奇跡みたいなもんだった。
 俺たちが落ち合ったのは安モーテルだった。あいつらはもう首尾よく金を分け合っていて、俺が戻ってくるとびっくりし、舌打ちしながら「よく生きてたな」とかなんとか抜かしやがった。
 フィクサーは「まぁとにかく座れ、金の分配について話そう……」なんて殊勝なことをいいつつ、チームの荒事屋に目配せして……次の瞬間には俺の首にそいつのサイバーアームが巻き付いてた。端から払う気なんてないのは分かってた。俺はもがきながら、ポケットに入れたブツ……ミリテクから横流しされた、毒ガスグレネードのピンを引っこ抜いた。
 自腹を切って買った方の防毒マスクはちゃんと効いてくれたし、金でおふくろをもっといい病院に送ることもできた。教訓としては、こういうヤバい仕事は本番だけじゃなく報酬分配でも気を抜いたらダメだってこと、後は道具は使いようってところかね」

――エイデン・"スノーク"、アフターライフの常連

更新履歴

22/10/06 α版作成

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