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サイバーパンクREDのネットランニングルール改造:クイックハックの追加

はじめに

これはサイバーパンクREDにて、一人でダンジョンアタックを行うことになるネットランナーが他のPCと足並み揃えて行動できるようにするためのハウスルールだ。現在アルファ版のため、内容は予告なく変更する。

▶クイックハック◀

ネットランニングは便利だ。NET構造体を歩き/泳ぎ/飛び、データを改ざんし、盗み取る。確かに便利だが、ネットランナーはダンジョンアタックを行うことになり、大抵の場合ヤキモキする仲間を待たせ、.NET構造体の中をウロウロする。
目の前のチンピラが持つ、ゴミのような拳銃すらもお前はすぐにハックすることはできない。イカれたサイバーサイコの目を盗み、仲間を逃がすこともできない。

もっと簡略的にハッキングできないか? できる。
それがクイックハックだ。

クイックハックとは

セキュリティを一つ一つ攻略し、根本からプログラムを書き換えるのが.NET構造体を使ったハッキングなのに対し、クイックハックはセキュリティ脆弱性に付け込み、ほんの短時間だけ混乱を作り出すものだ。NET構造体を使わない電子機器に対しても効果があるが、一方で本格的なハッキングよりも限定的な効果しかない。

クイックハックのルール

追加《インターフェイス》能力:クイックハック/QuickHack

 お前は1回の肉体ミートアクションを使い、6m以内(『レンジ・アップグレード』付きなら8m)の、射線が通っているか「スキャナ[P.199]」で発見できているハッキングターゲットにクイックハックを試みることができる。
 もしもお前が機器のノードを制御下に置いている[P.199参照]場合、その機器にカメラやサイバー視覚が付いていれば、起点として目標を選択できる。
お前は後述する『クイックハックの効果』から1つを選び、目標値に向けて判定を行うこと。

クイックハックの判定:お前の《インターフェイス》+1D10

お前が判定に成功したなら、選択したクイックハックの効果のうち、目標値を越えたもののうち好きなものをターゲットに与えられる(例えば、『オプティクス再起動』を試みた相手の視界を覗き見て、視覚を奪わないこともできる)。

もしも敵対的なネットランナーやデーモンがその機器を制御下に置いている場合、制御下に置いている側は《インターフェイス》+【知力】(あるいは【戦闘値】/2)+1D10でお前のクイックハックに対抗できる。お前が敗北した場合は、お前の今の居場所をそいつらは把握するのだ。さらに、相手がネットランナーなら、そいつが準備済みのものから選択したクイックハック1つの効果を問答無用で受ける(達成値が必要な場合、対抗判定の達成値を使え)。デーモンが相手なら、お前の居場所がセキュリティ担当者に送信されるだけで済む――それだって良くはないが。つまり、有能なネットランナーが制御下に置いている機器には、クイックハックはあまり効果を発揮しない。先に.NET構造体を攻略する必要がある。

クイックハックの対抗判定
お前の《インターフェイス》+1D10 vs 相手の《インターフェイス》+【知力】(あるいは【戦闘値】/2)+1D10

……つまり、脆弱性探査(後述)をしてなお、条件は互角だ。当然だよな?

逆に、お前が味方から「機器をお前の制御下に置く」ことを許可されていたなら、お前は味方が敵対ネットランナーからクイックハックを受ける時、対抗判定を試みられる。まぁ、そんな仲良し関係を構築できているネットランナーは稀だが。考えてもみろ――カネだけの繋がりの相手に自分の電脳を任せて、裏切られたときの悲惨さを!

クイックハックの手順

  1. お前の《インターフェイス》能力でスキャナを行い、クイックハックの対象を見付けろ。

  2. お前の手番で1回の肉体ミートアクションを使ってクイックハックを行え。ジャックイン可能な位置取り(壁に隔てられておらず、ジャックイン範囲内)かは注意しろ。

ハッキングターゲット

クイックハック可能な目標=ハッキングターゲットは、以下である。

  • ファッションウェアを含む、サイバーウェアを1つ以上入れている生物

  • 〈電子/保安技術〉による無力化や修理が可能な機械(ドローンなど)

  • 銃器/エージェント/サイバーデッキ/コンピュータ/使い捨て携帯/無線通信機/及びサイバーウェアオプションスロットを代替できる道具

クイックハックのセット

お前は《インターフェイス》に等しい数のクイックハックを準備しておける。1分間かけることで、準備したクイックハックの内容を変更できる。

コラム:いつまでも安全にハッキングはできない

チューマ、カメラを乗っ取ってクイックハックを行えば、一方的に相手を叩きのめせると思ったか? そんなうまい話はない。
第一の理由、クイックハックで誰かのHPを減らしたり、致命的損傷を与えた場合、その相手は誰かからクイックハックを受けていることに気づく。相手はカメラやサイバー視覚の視界に入らないようにしたり、あるいはカメラを壊すので、当然クイックハックを狙うのは難しくなる。
第二の理由、カメラ越しのクイックハックには.NET構造体に潜り込む必要があるので、お前は施設のどこかしらに存在していることになる。お前の位置を把握した相手が駆けつけてくるまでにはそうかからない。
要するにチューマ、お前が一方的に一発を食らわせるのはせいぜい1回で、その後はいつもどおりの撃ち合いが始まるってこった。

クイックハックの強化

お前の《インターフェイス》がランク4以上なら、クイックハックの射程は2倍(6m/8mではなく、12m/16m)になる。
お前の《インターフェイス》がランク8以上なら、クイックハックの射程は3倍(6m/8mではなく、18m/24m)になる。

クイックハック用の追加装備

RAMマネージャー

ニューラルウェア
価格:1000eb(超高級)
人間性喪失:7(2d6)
大脳神経系をクイックハックに最適化するデータチップ。チップウェア。チップウェア・ソケットにこれをインストールしている間、使用者はクイックハックの判定に+1のボーナスを得る。
チップウェア・ソケットが必要。

ネットウォッチ・ドライバー

ニューラルウェア
価格:1000eb(超高級)
人間性喪失:7(2d6)
複数体のターゲットの脆弱性探査を可能とするサイバーウェア。このサイバーウェアを装備したキャラクターは1回のアクションで射程内の2体のターゲットに向けて『脆弱性探査』を行える。
インターフェイス・プラグとカイロンが必要。

クイックハックの効果

脆弱性探査

セキュリティパッチの更新のための再起動? 今使ってるんだ、無視無視。

目標:ハッキングターゲット1つ
難易度:なし

お前がターゲットの機器に対して行う「クイックハック」判定には、その戦闘中(もしくはそのビート[P.397]中)はお前の【知力】が追加される。

PING

なんであいつら、こんな正確にヘッドショットができるんだ!?

目標:ハッキングターゲット1つ
難易度:5
目標は1D6+1ターンの間強調表示され、目標に対してお前やお前の味方が射撃を行う場合、視界が悪いことによるペナルティ[P.130]を無視する。もし味方がサイバー視覚をインプラントしていたなら、「狙い撃ち」[P.170]を行う時に+2の修正を受ける。

偽メッセージ

ちょっと待ってくれ、急にメッセージが……

目標:エージェント1つ
難易度:7
目標としたエージェントに対し、送信元を偽装した任意のメッセージ1通を送付できる。メッセージの内容をどの程度真に迫ったものにできるかは判定を行う必要があり、別途GMが決めた適切な技能で判定を行うこと(例:ギャングがボスからのメッセージを受信したとき、どの程度信じるかは〈裏社会〉で決まる)。メッセージはネットランナーが考える必要はない。送信元を偽装しているため、メッセージを送りつけられた相手は、内容を疑う際の対抗判定に-2のペナルティを受ける。相手が対抗に失敗した場合は、その内容を信じ込む。

機器の一時的無力化

おや? カメラに妙なノイズが……いや、問題ないようだ。

目標:〈電子/保安技術〉で無力化可能な機器1つ
難易度:〈電子/保安技術〉での無力化難易度と同一

一時的に監視カメラやトラップなどを制御する。1D6+1ターンの間、〈電子/保安技術〉で無力化可能な機器は一切の行動を停止する。

難易度:〈電子/保安技術〉での無力化難易度+4
その監視カメラやトラップのデータを改ざんする。効果時間中、機能停止の代わりに目標とした機器の発動トリガーを変更するか(例えば、自動銃座やドローンであれば『PC以外が部屋に入った時に射撃する』に変更できる)、セキュリティ管理者に送られるデータに変更を加えられる(監視カメラであれば『PCの映像を警備員に変える』などの改ざんができる)。
改ざんによって明らかに異常な事態(警備員が銃座に撃たれる、別の箇所のカメラに同じ警備員が映っているなど)が起こっている場合、セキュリティ管理者は〈推理〉で難易度13の判定を行う。成功すれば管理者は改ざんしている者がいることに気づく。失敗した場合、誤作動や故障だと勘違いする。

武器グリッチ

こんな肝心のときにクリップが抜けるなんて!

目標:銃器1つ
難易度:7、〈サイバー技術〉対抗

ターゲットは〈サイバー技術〉で対抗判定を行う。失敗した場合、装備中の銃器のうち1つをGMが選ぶ。その銃器はトリガーエラーや排莢不良などを起こし、1D6+1ターンの間、銃器による1回目の射撃に-4の修正を受ける。もしくは、使用者が1アクションを消費することで、この効果は終了する。

オプティクス再起動

あいつ、俺の目を盗みやがったなぁ!

目標:サイバー視覚をインプラント済みか、サイバー視覚のオプションスロットを持つアイテムを装備中、もしくはパーソナル・ドローンのハッキングターゲット1つ
難易度:9、〈サイバー技術〉対抗
目標は「片目損傷」の"致命的損傷"を受ける。この効果はターゲットのHPにダメージを与えず、1D6+1ターン経過後に自動的に治療される。もしくは、目標が1アクションを消費することで、この効果は終了する。
難易度:13、〈サイバー技術〉対抗で4以上の差で勝利
更に、お前は効果ターン中ターゲットの視界を覗き見、その視界から「クイックハック」を行える。

音波ショック

お前、何ふざけてるんだ? 口をパクパクして。

目標:サイバー聴覚をインプラント済みか、サイバー聴覚のオプションスロットを持つアイテムを装備中、もしくはパーソナル・ドローンのハッキングターゲット1つ
難易度:9、〈サイバー技術〉対抗
目標は「片耳損傷」の"致命的損傷"を受ける。この効果は目標のHPにダメージを与えず、1D6+1ターン経過後に自動的に治療される。もしくは、目標が1アクションを消費することで、この効果は終了する。
難易度:13、〈サイバー技術〉対抗で4以上の差で勝利
更に、お前は効果ターン中目標の周囲の音や会話を聞き取ることが可能となる。

行動鈍化

畜生、急に足が動かなくなった。腰を抜かしたのか、そんな馬鹿な。

目標:サイバーレッグをインプラント済みか、サイバーレッグのオプションスロットを持つアイテムを装備中、もしくはパーソナル・ドローンのハッキングターゲット1つ
難易度:11、〈サイバー技術〉対抗
目標はGMが選んだどちらかの脚に「片足損傷」の"致命的損傷"を受ける。この効果は目標のHPにダメージを与えず、1D6+1ターン経過後に自動的に治療される。もしくは、目標が1アクションを消費することで、この効果は終了する。ハードンド・ シールディング済みのオプションが付いた四肢には効果がない。
難易度:15、〈サイバー技術〉対抗で4以上の差で勝利
目標に「片足損傷」を与える前に、そいつの【移動】を使い、好きな方向に即座に移動させること(ビルの屋上から『飛び降り自殺』させたっていいんだ)。その後、目標が生きていれば「片足損傷」を与える。

腕部麻痺

なんであいつに銃口を向けようとすると手が震えるんだ!?

目標:サイバーアームをインプラント済み、サイバーアームのオプションスロットを持つアイテムを装備中、もしくはパーソナル・ドローンのハッキングターゲット1つ
難易度:11、〈サイバー技術〉対抗
目標はGMが選んだどちらかの腕に「片腕損傷」の"致命的損傷"を受ける。この効果は目標のHPにダメージを与えず、1D6+1ターン経過後に自動的に治療される。もしくは、目標が1アクションを消費することで、この効果は終了する。ハードンド・ シールディング済みのオプションが付いた四肢には効果がない。
難易度:15、〈サイバー技術〉対抗で4以上の差で勝利
目標はサイバーアームで保持している武器か、空いているサイバーアームにインプラントしている武器(何もなければ素手)で自分を攻撃する。この攻撃はクイックハックの結果を難易度とし、通常通り回避を試みられる。【反応】が8以上あれば遠隔攻撃でも回避を試みることが可能。

オーバーヒート

なんだか煙臭い……ってお前、燃えてるぞ!?

目標:ハッキングターゲット1つ
難易度:5
目標は「危険度:小」の"着火"(毎ターンHPに直接2ダメージ)を受ける。
インスレーテッド・ワイヤリング(絶縁配線)のついたサイバーデッキを持っているネットランナーには効果がない。
難易度:7、《インターフェイス》2以上
目標は「危険度:中」の"着火"(毎ターンHPに直接4ダメージ)を受ける。インスレーテッド・ワイヤリング(絶縁配線)のついたサイバーデッキを持っているネットランナーには効果がない。
難易度:13、《インターフェイス》5以上
目標は「危険度:大」の"着火"(毎ターンHPに直接6ダメージ)を受ける。インスレーテッド・ワイヤリング(絶縁配線)のついたサイバーデッキを持っているネットランナーには効果がない。

回路ショート

おい、お前、コンセントにフォークでも刺したのか?

目標:ハッキングターゲット1つ、《インターフェイス》4以上
難易度:15
目標は感電し、5D6ダメージを受ける。このダメージは通常通り防具によって軽減されるが、防具を損耗させない。【反応】が8以上あれば、回路ショートに対しても回避を試みることができる。

化学汚染

なんだか体調が悪いんだ。え、お前も? たちの悪い伝染病か?

目標:生命体のハッキングターゲット2つ
難易度:13、〈拷問/毒物抵抗〉で対抗
目標は〈拷問/毒物抵抗〉で対抗判定を行い、失敗した場合、HPに直接2D6ダメージを受ける。このダメージは防具によって軽減されず、致命的損傷も与えない。生身でない対象には効果がない。この時、お前は目標すべてを脆弱性探査している必要はない。目標のどれか1体が脆弱性探査済みであれば、全員が脆弱性探査を終えているように攻撃できる。
難易度:15、〈拷問/毒物抵抗〉で対抗、《インターフェイス》5以上
追加で1体(合計で3体)の目標に同じ効果を与える。
難易度:19、〈拷問/毒物抵抗〉で対抗、《インターフェイス》8以上
追加で更に1体(合計で4体)の目標に同じ効果を与える。

強制システムダウン

待て、俺は再起動ボタンなんか押してな……

目標:ハッキングターゲット1つ、《インターフェイス》2以上
難易度:5、〈サイバー技術〉で対抗
目標はHPに直接2D6ダメージを受ける。この武器のダメージによって目標のHPが0以下に減りそうになった場合、目標は1HPで気絶状態になる。この武器によるダメージは致命的損傷を発生させず、防具を損耗させない。

DoSアタック

ああうっとうしい! さっきから動作がワンテンポ遅れる!

目標:ハッキングターゲット1つ、《インターフェイス》2以上
難易度:11、〈サイバー技術〉で対抗
1D6+1ターンの間目標が行う〈回避〉には-2の修正が追加される。
目標が1アクションを消費することで、この効果は終了する。

FAQ

Q:HPの存在しないハッキングターゲット(エージェントや銃器など)にダメージを与えるクイックハックを使用するとどうなりますか?

A:HPがないターゲットにはダメージを与えられない。その機器の動作に異常を与えたいなら、「機器の一時的無力化」や「武器グリッチ」を使え。

Q:回避などの動作をしないハッキングターゲット(エージェントや銃器など装備類)に「DoSアタック」のような特定の行動へのペナルティを与える効果を使用するとどうなりますか?

A:効果はない。あくまでも「ターゲットの行動」にペナルティを与えるからだ。武器グリッチも『銃器の使用者』と書いている。

Q:皮下装甲やウルヴァーしかインプラントしていないキャラクターがクイックハックのターゲットになるのはおかしくないですか?

A:アーマージャックやケブラーのように弾丸を跳ね返す皮下装甲を付けても、お前がパ・ド・ドゥを踊るのに支障がなく、お前が一々ボタンを押さずとも、手を握りしめればウルヴァーが飛び出るのはなんでだと思う?
 あらゆるサイバーウェアはただ単にチタンやカーボンやケブラーがお前に埋め込まれるだけのものじゃない。お前の神経系とつながり、適切にお前の肉体をアシストする。例えばお前が体を曲げる時、皮下装甲がお前の神経系の指令に従って一緒に曲がらなければ、お前は歩くこともままならんだろう。お前の脳が戦闘モードに入ったことを検知してウルヴァーが飛び出さなければ、お前が髭をそっている時に間違ってクロームの爪が飛び出し、お前の首をざっくり切り落とすだろう。
 もちろん神経系を侵襲する手術は脳にいいもんじゃない。だからこそ、お前は手術のたびにサイバーサイコシスの発症に恐怖することになるし、クイックハックでこの接続に問題が発生すれば、感電したり汚染物質で具合が悪くなったり、あるいは強烈な"神経痛"に悩まされたりするわけだ。

 さて、世界観的な説明はこれくらいにしておこう。もしお前がGMであれば、基幹サイバーウェアを埋め込んでいる相手しかクイックハックできないことにしても良い(ルールは破れ、だチューマ)。ただ、多くのNPCはさほど基幹サイバーウェアを埋め込んではいないし、このルールは「ネットランナーが他のPCと足並み揃えて行動できる」ようにするものなのを忘れるな。世界観にこだわりすぎて、ネットランナーのプレイヤーが自分の得意技で活躍できなくなり、つまらなさそうにしているなら……いいか、そんなこだわりは捨てちまうことだな。

Q:リガーの操るドローンとクイックハックの組み合わせに関する質問です。ネットランナー4、リガー1ランクのキャラクター「ハック君」がいるとして、下記の位置関係だった場合、

ハック君
│ 10m
ドローン(ハック君が操作)
│10m
対象

Q1.
ハック君は自身の操作するドローンを起点に対象にクイックハックすることが可能ですか?
Q2.
ハック君は自身の操作するドローンに対し「オプティクス再起動(難易度13)」に成功しています。
この時、ハック君は対象にクイックハックをすることが可能ですか?
Q3.
Q1./Q2.でクイックハックが可能な場合
ハック君とドローンの距離が20m(クイックハックの射程外、ドローン操作の範囲内)になった時に対象へのクイックハックは不可能になりますか?

Q1:不可能だ。お前が機器のノードを制御下に置いている[P.199参照]場合
しかクイックハックの起点は作れない。そして、パーソナル・ドローンは.NET構造体で接続されていないので、ノードの制御下には置かれていない。.NET構造体を構築してノードの制御下に置くなら、自分の操作するドローンを起点としたクイックハックは可能になる。

Q2.可能だ。けど、チューマ。大抵の場合2アクションを使うことになるうえ、敵を視界に捕らえているなら自分のドローンで射撃したほうが手早く敵を無力化できることが多いぜ。

Q3.不可能だ。クイックハックの起点変更は、どちらの距離もクイックハックの射程内でなければ行えない。例の場合、ハックくんをA、ドローンをB、ターゲットをCとすると、AB間の距離とBC間の距離がそれぞれ12m以内でなければ、クイックハックの目標にできないわけだな。逆にA/B/C/D/E……という形でいくつものハッキングターゲットがいい感じの距離(ハックくんの場合は12m以内)にある場合、数珠つなぎで相当遠くまでの距離をクイックハックのターゲットにできる。施設内全員の脆弱性探査だって可能なんだぜ、チョンバッタ。

更新履歴

2022/07/26 α版制作
2022/07/27 クイックハックへの対抗ルールを変更、武器グリッチを弱体化
2022/07/31 テストプレイの結果を受けてクイックハックの難易度を全体的に低減、「機器の一時無力化」に効果を追加
2022/08/01 ハッキングターゲットのルールをわかりやすく、よりクイックにハックできるように
2022/08/02 「強制システムダウン」「DoSアタック」を追加、武器グリッチを少しだけ弱体化、FAQを追加してわかりやすく
2022/08/10 サイバーサングラスなどもハッキングできることを明記
2022/08/12 FAQを更新
2022/09/04 「化学汚染」の前提を少し軽減、かつ脆弱性探査との兼ね合いを明記
2022/11/28 全体的に大規模なデータ修正
2023/05/24 ハッキングターゲットを明確化

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