フィンランドのアルコール販売事情
他の方のnoteに「フィンランドでは度数によってアルコールが買える場所が違うらしい」と書かれていました。
おっしゃる通り違うんですよ、ってことで思い立ってまとめてみました。
店でアルコール飲料を買う場合は時間に注意
アルコールを購入する際は日本だと身分証持参を気にする人が多いと思います。それに加えフィンランドではアルコールの販売時間にも規制がかかっていますのでそこにも注意が必要です。
販売できるのは朝の9時から夜の21時までです。
また度数は5.5%以下ならスーパーやコンビニでも購入できます。5.6%以上のものはAlkoという国営の酒屋でのみ販売が許可されています。
2024年の法改正により8%までのアルコール飲料が購入可能になりました。
8%以上は引き続きAlkoでのみ購入可能です。
ちなみにこのAlko、日曜日と祝日は閉まっています。
ですのでお土産にサルミアッキ味のウォッカとか買おうかなーと思ってる方は購入日に気を付けましょう。
身分証明書は30歳以下に見える場合に聞かれる
フィンランドでは18歳から飲酒が合法です。ただし18歳と19歳は度数が22%までのアルコールに限られます。
20歳になったら度数制限はなくなり全てのアルコール購入が可能です。
そのため20歳以上に見えるなら制限なくアルコールが買えそうですがそうとも限りません。
というのも、フィンランドでは「20歳以上に見えるから身分証の提示を求められない」ことはなく、「30歳以下に見える場合は身分証を見せてもらう」というルールがあります。
なので過信せずに身分証明書は持ち歩きましょう。
特にアジア人は若く見られがちです。
お店で飲む場合は時間も年齢も気にしない
お店でお酒を頼む時はID(身分証明証)はほぼ聞かれません。
また酒類の提供も夜の9時を過ぎても問題ありません。
ただし飲料をテイクアウトする場合は店舗販売と同様の法が適用されるので朝の9時から夜の21時まで、度数は8%以下までとなります。
8%以上が欲しいって?残念!販売ができるのは国営Alkoだけ!
フィンランドに来たら飲んでほしいビール
「フィンランド旅行いってきました!」的なブログや動画を見ると結構な確率でLapin Kulta飲んでる人います。多いです。
好みの問題になるので美味しいと思って飲んでる人に対してアレコレいうつもりはありません。しかし他にも美味しいビールはたくさんあります。
特に最近は小さい醸造所で作られたクラフトビールが人気で味もいいのでおすすめです。