The Best Of 1964-1966 / The Panthers
スウェーデンのThe Panthersのお話。
これはSpotifyがお勧めしてくれたのがきっかけです。
スウェーデンのガレージバンドコンピにて聴いたことはあったのですが、
アルバムを通して聴くと違う発見もあるはずです。
The Panthers
The Panthersはスウェーデンのユースダールのバンド。
ちなみにユースダールはストックホルムの北の内陸部にある都市です。
日本でいうなら宇都宮とかそんな感覚でしょうか。
ギターのJan-Erik Rehnさんによって1963年に結成されます。
1964年、エレクトリック・ポップ・フェスティバルという北部のバンドを対象としたポップ・コンペティションで優勝しました。
あれ、北部ってことは郡山のほうがいいですかね。
その優勝賞品がレコード会社でのレコーディング契約でバンドはストックホルムへ行きレコーディングを行いました。
このシングルの売れ行きがよく、気をよくしたレコード会社から更なる契約を提示されます。
以降、残念ながら全国区のヒットとはならなかったものの、シングル、LPを複数枚リリースしています。
中には彼らの地元地方Hälsinglandでは見事にビートルズを抜いての1位を記録したものもありました。東北地方1位とかそんな感じでしょうか。
彼らも他のスウェーデンのバンドと同様にマジービートやR&Bの影響を受けており、とりわけメンバーが好きだったのはThe Shadowsでした。
その影響もあり、複数のインスト曲を発表しています。
バンドは1968年に解散しましたが、近年は何度か再結成もしているようです。
バンドの来歴を確認したうえでこのコンピレーションアルバムを聴くと、たしかに曲のバリエーションが多く、インストも含んでいることに納得します。
そして悪く言えば絞れていない感じも見受けられます。
ルックスが悪そうで、ゴリゴリのR&Bかと思いきやそうでもない。しかしこのシングルは内容と写真があっている。
The Best Of 1964-1966
お勧めの曲など
個人的にはインスト曲はぱっとしないなと感じた一方で、
"I Just Want to Make you Love Me"はなかなか迫力のあるカバーだなと感心しました。
"Hey Woman"や"I'll Be Pleased"あたりはブリティッシュビートといった感じで好みの曲です。
"Let Me Tell You"も爽やかで、同じスウェーデンのMascotsのようでもあります。
音源
前述したSpotifyのアルバムが最適です。