#228投資家のためのマネーマネジメント
Optimal fとは何ぞやという感じであったが、ヒストリカルリターンを元にした際に、最大損失が出た際の自分の手元資金がどれほど毀損するのに耐えられるかを考える尺度になる。またこれは実際には、1トレードあたりの損失が2%に抑えるようにポジションサイジングを調整することと近いものがある。(コンサバ目なOptimal fを採用したシステムと考えられるから。)トレードの評価に関しては従属関係があるか、ムービングスタートを用いた際にどのような結果になるか、またPFが統計的優位性を持つかなど含めて評価されるべきだと思うのでバックテスターに組み込みたい。
・自分の用いているトレードの期待値が正であるという前提に立てば、トレード毎のOptimal fに沿ってかけ続けるのが理想になる。
・トレードに従属関係があるかどうかを調べるランテスト(Zスコア)を用いて評価する。
・従属関係があれば(トレンドフォロー戦略では非常に大きな従属関係が存在していると思われる)、負けに転じた際にはしばらくの間ロットを小さくするというのが正しい戦略になる。
・最適化をする時には、ムービングスタート分析や、トレードの回数が多ければ、モンテカルロを使って最大損失について見積もっておくべき
・悲観的リターンレシオ(PRR)はPFを元に考案された指標で、「取引数(サンプルサイズ)が多いほど高く評価するPF」と言える。純粋にsharpで評価するのではなく、取引回数によって評価をするように改変すべき。
・Optimal fは幾何平均リターンを最大化するための尺度であり、最大損失が生じた際にportfolioがどれくらいドローダウンをくらうかを示す尺度でもある。実際には、幾何平均を最大にするOptimal fの/2か/3あたりを使うと良い。
この辺りの話を非常によくまとめてくれている方のnoteを引用させていただきます。