#267 成功の原則
投資家の中で本当に優れた思考をして意思決定をする枠組みをまとめているのがこの本の著者のレイ・ダリオ。債務危機や経済の仕組みを原理原則に落とし込みそれらを元に運用をしている当ファンドの思考アプローチの一部を垣間見れる。現実を直視することは困難を伴うわけだが、進化の原理原則を踏まえると、反省がないと次がない。自身の事業運営上でも必要な見識だと思うし、エゴと盲点を取り除き、会社として何が正しく何を目指すべきかを優先し続けていきたい。
・人生の旅で一番重要なものは、原則だ。
原則はこれから遭遇する現実をうまく扱うための方法。
・自分で何をするか決めなくてはならない。そしてその勇気を持つことだ。
・自分の頭で考えること。そして徹底的にオープンになること。
・良い判断をするためには、何が真実かを知ることが絶対不可欠だ。
・人間は自然の法則を作ったわけじゃないけど、うまくやるためにはその法則にしたがって生きていかなくてはいけない。
・現実が気に食わないと文句を言ったりしなくなった。
・夢 + 現実 + 決意 = 人生に成功する
・自分に影響を与える現実を理解するのは自分の仕事だと考え、どう向き合えば良いか考える。それを揺るぎないで決意でやる。そうすれば、人生に成功するための原則を学ぶことだろう。
・人類の進化に貢献しつつ、自分自身が成長するようになってもらいたい。
・苦痛 + 反省 = 進歩
・進化は適応して変化するか、死ぬかのプロセスだ。
・高いところに行けば行くほど、落ち方も激しくなる。誰にだってとんでもないことが起こる。それをどう扱うかが重要だ。
・ものすごく自分を成長させることだって可能だ。
・レイは1982年に最大の失敗をやらかした。恐慌が来ることに全てをかけたのだが、恐慌はやってこなかった。
・それなしでは生きていけないと思うものを失うとか、重い病気や怪我に苦しむとか、キャリアが目の前で粉々に崩れていくとか。でも、やがてそれも終わる時が来る。まだ君には見えていなくても、もっともっといい道が必ずある。落ち着いて、それを見つけるためにじっくり考えればいい。そして現実を受け入れうまく扱うことだ。
・人間は最近起こったことに影響を受けやすく、長く起きていないことは見過ごす傾向があるのに気づいた。特に自分の身に起きたものでないとね。でも必ず起きるものなんだ。
・エゴと盲点という障害
・真実を知りたいという欲求よりも、自分が正しいと思いたい気持ちの方が先に来る。
・見えない点を見ることができる人の助けを借りれば、一人で見るよりもずっとたくさんのことが見えるはずだ。
・目標を達成するためには、自分が正しいと思う喜びの代わりに、真実を学ぶことを喜ぶようにならざるを得なかった。
・よく考えた上で異なる意見を闘わすのはアートだ。
・大好きな人たちと一緒に達成しようと頑張る。それが個人としての成長とかけがえのない人間関係をもたらしてくれる。それこそが本当のご褒美なんだ。