【レポ】ベースを好きになる入り口! 地下室の会ライブVol.80@二子玉川 Gemini Theater
※1日目、2月14日のレポはこちら→BPL Vol.79 地下室の会ライブ
そして2日目、2月15日。
この日は客席に富倉安生会長のお姿が……!
2020年以降?お久しぶりじゃないでしょうか(違ったらすみません)。
1組目:葛城京太郎さん『葛城京太郎バンド』
京太郎さんは渋谷のストリートや地下室の会ライブのサブステージでソロを拝見しましたが、バンド形式は初めて。
ベースでも歌でも主役を担える華やかさと、バンドのベースの役割にスッと回る柔軟さが素晴らしかった。
富倉さんを始めとして大先輩が見ているのに緊張している感じはなくて、それが「清々しい」んですよね。
やってやるぜ!とか先輩なんか気にしねぇぜ!とかじゃなく自然体で。
自我じゃなくて意思みたいなカッコよさでした。
余談なんですけど、ヘッドにチューナー付いてないし、足元にもそれっぽいのないし、でも細かくチューニングしているのが気になって。
終演後にどうやってるのかお訊きしたら「耳でやってます」ってサラッと。
……え?それは凄いのでは?絶対音感とか?え?
あまりにサラッと答えられたのでそれ以上は訊いていないのですが、凄いですよね?あんまりないですよね?
2組目:寺沢リョータさん『THE 西北寺』
だったのですが、急遽ステージで依知川さんがギターの北川遊太さんとドラムの西田“DRAGON”竜一さんにインタビューする形式に。
これがとても聴き応えあって、これから演奏の合間にこういうトークライブっぽいのを入れてほしいと思ったほど面白かったです。
3組目:坂本竜太さん『坂福かな』
「ライブで聴いているとは思えない」
「盛り上がっているレコーディングみたい」
感じたままを素直にパッと表現すると、こんな感じ。
ほら、ライブって「荒さも味のうち」みたいな楽しみ方ってあるじゃないですか。
でも竜太さんが達者で上手くて、ほんとレコーディングみたいでした。
楽しかった~!
2日間のうち、どこかのMCでどなたかが「地下室の会メンバーはみんな知ってるけど、ある日ふと依知川さんから電話がかかってくるんですよ 笑」と。
いやぁ、25年間ずっと毎年複数回ライブを開催し続けている。
依知川伸一副会長の凄さですよね。
そしてずっとメンバーも増え続けているというのも凄い。
出演者 / 葛城京太郎バンド:葛城京太郎(Ba,Vo) 北川遊太(Vo, Gt) こぬまゆ(Drs) JAYPAY(MC) / THE 西北寺(ザ・サイホクジ):北川遊太(Gt, Vo) 西田“DRAGON”竜一(Drs) / 坂福かな:坂本竜太(Ba, Vo) 福長雅夫 (Per, Vo) はらかなこ(Piano, Cho)
二日間の感想なんですが。
普通のライブだと、何となく「ベースが好きだけどベーシストだけ凝視するのはちょっと…」みたいなフワッとしたマナー?があるじゃないですか(私はベーシストの手元を凝視する観客ですが)。
でも、地下室の会ライブはベーシストに注目していいんです!
とはいえ、ベースが前面に出る演奏にならないところが地下室の会らしくて、そこも好きなんですけどね。
だから、ベーシストやベースが好きな人にはぜひ見てほしいし、そうじゃない人もベースを好きになる入り口として見に来てほしい!
と、改めて感じた二日間でした。
同じ時を過ごした皆さん、ありがとうございました!
最後に!
2日目に依知川さんがステージで「加藤充さんが地下室の会メンバーに加入された」と仰っていました。
加藤充さんといえばスパイダースですが、それだけじゃないんです。
これは私が調べた範囲なのですが、おそらく「現役でライブ演奏している世界最高齢ベーシスト」ではないかと。
稲葉国光さんも同じ90歳(これを書いている2024年10月現在)。
※資料として2023年7月に調べたデータを貼っておきます
そんな加藤充さんが、地下室の会ライブVol.82に出演されます!
皆さん、お見逃しなく!
撮影:梛野 浩昭 / 文章:東城薫
記:2024年10月11日
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