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【レポ】doin’ art Music & Talk(Ba.紺野光広)2021年12月@ALT_SPEAKER

2ヵ月以上前になりますが、東中野の「ALT_SPEAKER」で行われた「doin’ art 2021! Music & Talk Live Show」へ行ってきました。
出演者:
・Pf.土井あかね @doiakane
・Bass.紺野光広 @compbass
・Per&Dr.notch @notch_HD1200
・Keyboard&Arranger.縄田寿志 @nawayang

そして、数日前にツイキャス(コメンタリー配信)で情報解禁となりました例のアレ。
「doin’ art 2021! Music & Talk Live Show」を振り返る座談会
そう、スペシャルシークレットゲストですね。

普通はそんなこと言いつつも、徐々に「あぁ~あの人ね」って誰にでも分かる感じで情報を小出しにするじゃないですか。
チケット売るわけだし。
でも今回は違ったんです。
ガチのマジでシークレット
というわけで、スペシャルシークレットゲストはこの御二組でした。

スペシャルシークレットゲスト:
→Pia-no-jaC← @pj_pianojac
NAOTO @NAOTO_poper

ね?

MCによると、ゲストの出演情報をどうするかは色々と考えたそうです。
でもなんていうか、普段こんなにお客さんと近い感じのライブハウスでは演奏しない御二組なわけじゃないですか。
例えば、19時半の開演で19時に告知してもブワッと駆け付ける人がいるんじゃないかとか、だからといって20時に「やってまーす」とツイートするのもどうなんだとか、色々考えてガチのマジなシークレットになった…と。
NAOTOさんは「この人数(限定20名)だから顔おぼえてっかんね」と、カジュアルにお客さんを脅していました(笑)。

さて、ここからライブレポートです。

まずは4人で「Theme -doin' art-」からスタート。
中野のボルタスタジオで行われた公開レコーディング企画で誕生した曲。
このメンバーの演奏って、すっきりしてるのに華やかで本当に素敵!
notchさんはドラムとパーカッションのイイとこどりって感じ。
あ、この曲でマラカス振ってる妖精(NAOTOさん)がいたような…?

そして今度こそ()4人で「Video Killed the Radio Star(ラジオスターの悲劇)」を。
これは縄田さんのアレンジが素晴らしくて、私もメンバーの皆さんと同じく原曲を思い出せません。
紺野さんは全編ミョンミョン言わせて楽しそうでした(ほんと全部w)。

続いて、私がdoin' artのライブへ行くきっかけになった「IN THE STONE」。
アースウィンドアンドファイアの大所帯な曲を、たった3人でプレイしているという。
YouTubeにアップされていますので、皆さんもぜひ。

そうそう、ここのMCが超良かったので聞いてください!
土井さんが「紺ちゃんのベースってすごいんですよ」と話し始めて。
紺野さんがベーシストらしく?「そういう話やめよう」って照れつつ静止したんですけど、続ける土井さん(グッジョブ)!

「私が入れてほしいと思っている裏メロみたいなところを、普通は上物の人が入れるところもベースで入れてくれる」
歌っているようなところと、ちゃんと低音を支えてくれているところ絶妙のバランス

そう!それ!分かる!
で、すかさず紺野さんが「この曲だけね」と謙遜されていましたが、それも分かるっていうか。
けして自らベースで前に出るタイプじゃないんだけど、求められていることを察して補う能力がすごい…みたいな。
だからこれは私が勝手に書くいつものやつですけど、ギターがいたりボーカルのサポートだったりしたら、もっと支える要素が多いと思うんです。

あとね、あとね、どっからの誰から目線か分かりませんけどMCでベースの演奏について話してくださってありがとうございます~!
ベーシストがMCで話題になるときって、だいたい笑顔がどうとか呑みの席の話とか(変態って言っておけばいいだろうてきなやつとか…)が多いので、ちゃんとベースラインの話が聞けて嬉しかったです。

謎のお礼は置いておいて「ソレイユ ソレイユ」。
キメでキメすぎないのがカッコいいというか、サラッと揺らされる感じがオシャレなんです。
あと、土井さんが「ソロでのピアノ音源をメンバーに投げたらこういうのが返ってくる」「バンド用の指示はしてない」と仰っていてビックリ。
いつも「他では見せないことをやってください」とだけオーダーしているそうで、皆さん流石~!
その後notchさんが「他でやったら間違いなくクビですよ」とツッコんでいたのが面白かったです。

そしてここからゲストコーナー。
まずは→Pia-no-jaC←のお二人だけで「METROPOLIS」。

あの、私はピアノジャックさんの演奏を聴いたのは初めてだったんですけど…なんていうか「ピアノって打楽器だったんだ?!」とか「パーカッションってだんじりだったんだ?!」みたいな、初体験感がすごかった。
この曲ラストの打鍵とカホンの完全ユニゾンとか、すごすぎて真顔でポカーンとしちゃってたんじゃないかってぐらい。

そして、土井さんが加わっての「SENRI」。
土井さんが演奏後に仰った「ピアノジャックと一緒にいると勇気が出る」「やったらあかんことないと思ってるやろ」がすごく伝わりました(笑)。

さらに、notchさんも加わって「台風」。
(最初にリンクを貼った)ライブを振り返るツイキャスで、土井さんが同じ楽器でセッションするスリリングさについて話していたんですね。
「打ち合わせなし」「リハで投げたボールとも違うのが来る」「カブったらよけるけど同じ方向によけることもある」みたいに。
それを知ると、より楽しめますよね。
こういう音楽的な裏話って面白いなぁ。

あ、notchさんのセッション裏話もめちゃめちゃ面白かったです!
ぜんぶ書くとアレなんで…
・もういいぞ次行けー
・3連に逃げてます
ウィンドチャイムの殉職シーン
・まだ行くんかい
振り返りツイキャスのアーカイブが公開されているうちに是非。

そしてメンバーが全員戻り、NAOTOさんを呼び込む流れに。
…なんですけど、ずっとカレーの話をするNAOTOさん(本当に)。
紺野さんとNAOTOさんがあのカレー部を創設したとか貴重な話がたくさん聞けたっちゃぁ聞けたんですが、マジでこのままバイオリン弾かないのかと思うぐらい長尺で、その長さが面白かったです。

まずは「Going」。
いやぁ…NAOTOさんのことはマツコの知らない世界で「カレーの人」という認識がメインだったんですけど、めっちゃ耳を惹くバイオリン!
「陽」の音色というか。
主役のラインというか。
ベースが高音弦でもハイポジションでも、バイオリンがしっかり前にいてくれて安心してベースが動けるというか(あっこれは私が勝手に言ってるいつものやつですけど)。
最後の鳥のさえずりっぽいのも、すごい&可愛かったです。

CHASE!」もカッコ良かった!
楽器なのに、旋律というより「歌い回し」って言いたくなる感じ
バイオリン褒めたことないので変な表現かもしれませんが、音になってる以外の部分?声でいうと子音みたいなところが多種多彩で素敵でした。

某曲をチラッとはさみつつ()NHKスタジオパークからこんにちはのテーマ曲「HIRIKAZE」。
NAOTOさんの華やかなバイオリンと、紺野さんのオクターブの相性に惚れ惚れ~。
それと、NAOTOさんの好感度の高いプロみというか営業色というか。
演奏があれだけ素敵なのに、20人しかいないのに、MCやお客さんの盛り上げ(振り付け)も手を抜かないところ、もう…拝みます(拝む)。

そして、楽しい宴もいよいよラスト「Bon Voyage」。
何度も聴いているこの曲ですが、リズミカルなラインからレガートになるところがバイオリンというか弓にピッタリでゾクゾクしました…!

…ここで終わらないところが流石ですよね。

有終の美は飾らせない!ぐらいの覚悟ある悪ノリから始まるアンコール。
NAOTOさんが「絶対音感が破壊される~!」と頭を抱え「練習してから来い!」と叫んでいた、あの傍若無人なピアノジャックがビクッとしていた、そんな前代未聞のアレは、ぜひ皆さんの耳で…ふふふ。

配信は、詳細が決まり次第「doin’ art」のサイトで発表されるそうです。

というわけで、本当に本当に楽しかったです!
同じ時間と空間を過ごした皆さん、ありがとうございました!

記:2022年3月1日

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