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【レポ】BARAKA 25th@六本木EXシアター・2022年11月30日

11月30日、ギタートリオ「BARAKA」の25周年ライブを観に「EX THEATER ROPPONGI」へ行ってきました。
座席からの視界はこんな感じ。

BARAKAの単独ライブを観るのは2回目(1回目のレポ)。
対バン形式を入れると5回目かな( BPL73 / 配信 / BPL76 )。

始まるまでは「いつものライブハウスじゃない大きなホールだから楽しめないかも…」なんて軽く心配していたのですが、いやぁ杞憂も杞憂、めちゃめちゃ楽しかった!
なんなら今まででイチバン楽しかったし、BARAKAの魅力をつかめたような気がします(なーんて数年しか見てない私が言うと怒られるかも)。

なんせ、ギターの高見一生さんが…!
ここに褒め言葉を入れたいんですけど「凄かった」「カッコよかった」「素晴らしかった」「素敵だった」とかのノーマルな褒め言葉だと、なんか違っちゃうんですよね。

具体例を挙げると…。

私はベーシストじゃないただのベース好きなので、基本的にはベーシスト(依知川伸一さん)を目でも耳でも追ってるんです。
で、2曲目の前に依知川さんがピックを持ったのに、その2曲目はずっと指弾きで「ん?その場で奏法を変えたのかな?」なんて思っていて。
そしたら、曲が終わってちょっと経ってから一生さんが「あ!俺?曲まちがった?笑」みたいにテヘペロって感じで気づいたり。

あれはアンコールだったかなぁ…、一生さんが「イェーィ♡」って感じでステージからピョンと降りて、客席の通路を歩きながら弾くんですね。
私は「へぇーこんなファンサービスを用意してたんだ~」と思って見てたら、ステージに上がれなくてスタッフさんがギターを取りに来て。
思いつきで降りたんかい(笑)!みたいな。

確か…MCが、依知川さん→ドラムの平石正樹さん→一生さんの順で。
依知川さんと平石さんはちゃんと話してたんですが、一生さんはマイク持ったまま…けっこうな尺(十数秒?)ニコニコされていて。
無言でニコニコしてるだけなのに歓声があがるんですよね。
もう、いとしこいし師匠レベルじゃないですか。

あれは後半の曲だったと思うけど、依知川さんがマイクの角度を自分に向けて喋ろうと息を吸ったのに、一生さんがギター弾き始めるからあわててピック取って弾いたり。
最後の最後の曲でアウトロを伸ばしてジャン!って決めるところで、一生さんだけギターをアンプに立てかけてフィードバックさせてる音が伸びたままだったり。

誓って褒めてるんですけど、そういう一生さんの自由さと、それに振り回され(…ず支えつつ一緒に)楽しんでいるお二人が、本当に良かったんです!
変な表現かもしれないけど、猫とか美女の「愛されていることをナチュラルに知っている感」みたいなのを一生さんから感じて、すごく魅力的でした!

そういえば、BARAKAを初めて観たときは依知川さんのベースらしいベースラインと音色に惹かれ。
その次は、平石さんの額縁のような枕木のようなビシッとした凛々しいドラムに惹かれ。
そして今回は一生さんですもんね。
インストとか変拍子をあまり聴き慣れない私でも、BARAKAのライブは観たくなるのは個々の魅力が合わさった結果なんですね。
(これ毎回書いちゃうんですけど)ほんと「神々の遊び」って感じのスリリングさとスキルのバランスっていうか。

依知川さんは今回も全体的には「突出しないけど確実にそこに居るベースライン」がカッコよかったし、ビートルズとかで主メロを取るときのアンプ直みたいな音色も好みでした。
平石さんは後半にドラムソロがあったんですけど、打ち上げ花火大会を最初から最後まで見たみたいな緩急とか華やかさが素晴らしかった~。

あっ、今回のMCでも紹介があったスーパーフォーミュラのテーマ曲第二弾がライブの翌日から公開されています。
大変そうなベースラインをワクワク聴かせるの流石だわぁ…。

というわけで、本当にすごく楽しかったです!
次回のライブも期待しています。
お疲れさまでした~!

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記:2022年12月14日

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