【レポ】THE JUGGLER@LIVING ROOM(Ba.渋谷有希子)2021年3月3日
2021年3月3日 、渋谷eplusのLIVING ROOM CAFE&DININGで行われた「THE JUGGLER tribute band」のライブへ行ってきました。
KAIKI (Vo)
渋谷有希子(B)
松本淳(Ds)
大渡亮(G)
鐘撞行孝 (Key・Mnp)
プロミュージシャンが80~90年代洋楽をカバーするという、なかなか見られないコンセプトのバンドです。
とりあえず、3月3日のセットリストを見てください。
1部
What A Fool Believes(The Doobie Brothers)
New Kid In Town(The Eagles)
Wait For Me(Daryl Hall & John Oates)
Piano Man(Billy Joel)
September(Earth, Wind & Fire)
2部
China Grove(The Doobie Brothers)
Rosanna(Toto)
My Life (Billy Joel)
Isn't She Lovely(Stevie Wonder)
Easy Lover(Phil Collins)
Desperado(Eagles)
この時代の洋楽には詳しくない私でも、だいたい知ってる有名曲ばかり。
でもなんていうんでしょうか「超王道曲はちょっと外してみました」っていうニヤリ感もあったりして。
で、勝手に想像しちゃうんですけど。
各ステージの最初にJUGGLER代表の原田さんが挨拶をされたんですね。
私は初めて拝見したんですが、すごく普通の裏方さんみたいな雰囲気なのに喋るとキャラが濃いというか。
客イジリも慣れた感じで「あ、1回1回拍手してくださいよ(笑)」とか「このメンバーで1000円なんて普通ならイントロしか聴けないですよ~(チップをはずんでね☆)」みたいに客席を沸かせていました。
その代表の原田さんがこのニヤリ選曲をされたんじゃないかなぁ~と。
勝手な想像ですけどね。
どのメンバーよりも記憶に残るキャラ立ちと、たぶん原田さんの世代ドストライクソングなんだろうなぁという語り口で、そんな風に思いました。
挨拶で「THE JUGGLER tribute band」をできれば毎週水曜にやりたいと語っていたんですが、原田さんならバンドメンバーが全員変わったとしても80~90年代カバーバンドをやりそう~と思えるぐらい「俺の青春!」って感じが伝わってきました。
そしてボーカルのKAIKIさんがMCで「僕は知らない曲なんですけど、今回こうして歌うことで音楽の深さを知りました」みたいに世代の広さを感じさせてくれたのも面白かったです。
そうそう、そのMCからの流れで「この時代の曲は構成が難しいから勉強になる」という話から「次の曲なんか5番まであって歌詞を覚えるのが大変だった」と。
そして、ベースの渋谷有希子さんがハーモニカを取り付けていて。
おっ…ピアノマンだな…と予想して楽しんだりできて、改めて「みんなが知っている曲」の威力を感じたり。
ここからがライブレポートの本題というか本領発揮というか。
ベーシストじゃないただのベース好きとしては、渋谷さんのベースを聴くことがメインなんですね。
ライブを知ってすぐ予約したので最前列。
座席からの視界はこんな感じ。
ギターの前でベーアンも小さめだったんですが、ベースラインは追えました(と思います)。
プレベらしい愛想が無い(褒め言葉)音色で、ハイポジションも華やかになりすぎず武骨でカッコ良かったです。
渋谷さんのベースまわりはこちら。
メンバーの役割とか知らないのに勝手に言っちゃいますが、渋谷さんは「バンマス感」や「現場監督感」のある演奏で素敵でした。
さらにそんな安定感ある演奏をしつつ、ステージングっていうんでしょうか?ロングヘアーをザッと振ったりするパフォーマンスもされていたところがプロ!って感じで。
ベースラインも美味しいところを完コピされているようで(私の感想ですよ~)聴いていてすごく楽しかったです。
一例ですけど…
チャイナグローブのベースリフとかは当然って雰囲気で。
※0:12~
マイライフの途中でフワッとなる(楽器が刻まなくなる)とこで入る高めの音でドキッとなるんですけど、そことか。
※2:30
セプテンバーのイントロで4回同じリフがある最後だけリズムが違うとことか。
※0:16
他にもたくさん「そうそう~!それそれ~!」と思うポイントがあって、ベースファンとしても聴きどころいっぱいでした。
「LIVING ROOM CAFE&DINING」も初めてでしたが、オシャレな本屋さんというか洋館というか、内装が素敵。
そして白ワインの冷え方がすごく好みで美味しかったです。
※3月17日のライブも決まっているそうです→予約ページ
バンドメンバーやスタッフさん、同じ時間を過ごした皆さん、ありがとうございました~!
【宣伝1】流しのベース談義というイベントを月1回やります
【宣伝2】ベースの音が聴こえるようになる方法という動画を作っています
記:2021年3月4日