【レポ】恵美直也×田中栄二セッション・2020年8月16日・三軒茶屋GFM
2020年8月16日、三軒茶屋グレープフルーツムーンで行われた「恵美直也×田中栄二Session」へ行ってきました。
恵美直也(b)
田中栄二(ds)
森下亜希子(vo)
松田肇(g)
平方元(key)
進行:タカノハシアキラ
ベーシストじゃないただのベース好きの私としては、ベースアンプ前がベストポジション。
というわけで、無事に着席。
今回は、ライブの前にお料理が提供されるというコンセプトです。
…と普通に書きましたが、実は独りでレストランとか行ったことないんですよね(ファストフードは大丈夫だけどファミレスはドリンク程度…)。
なので、行く前は「こういう時期だし黙々と食べるんだろうな…目線とかどうしたらいいんだろう…」と若干不安で。
でも、食べ始めて改めて気づくと…目の前にはキャンディーアップルレッドのジャズベースがあるわけで。
※実際の視界がこちら↓
結果、ベース(主にピックアップ)を見つめながら美味しい食事を頂くという…ベース好きとして至福の時間でした。
ライブももちろん素晴らしかったです。
恵美さんと田中さんの看板ライブ(恵美直也×田中栄二Session)は、去年の2月と8月に続いて3回目なんですが、演奏だけでなく毎回セットリストが絶妙にイイんですよ。
今回のライブは生配信されまして、そのアーカイブが絶賛発売中(終了しました)なので、これから観る人の楽しみをジャマしないようにちょっとだけ…。
マイケルジャクソンの「I Can't Help It」。
私が知っていたのは↑このマイケルの音源ですけど、MCで松田さんが「スティービーワンダーのデモ」と仰ってたのはこっち↓の音源かな…。
なお、恵美さんのオフマイクなMCで話題にのぼったエスペランサはこの人↓
松田さんが曲の説明をする役割は以前からで。
前回も「~バージョンが有名だと思う…って言っても誰も知らないだろうから勉強しろ!」てきな説教ネタがあり、今回はそれが「Who's right Who's wrong」の説明でくりだされていました。
私も「すみません知りません(笑)」と思いながら説明を聞いていたのですが、演奏が始まったらベースラインに聞き覚えが…
帰宅して検索したら、やっぱり↑この動画が視聴済みになってまして。
再生してすぐ思い出しましたよ。
これ、マーカスミラーの指弾きを探していて見つけた曲でした…!
今回、ベース好き目線として恵美さんの右手に注目してたんです。
でも、特にこの2曲は左手のニュアンスに耳を奪われて、ついつい左手を凝視しちゃいましたね。
まだアーカイブ発売中(終了しました)なので、ぜひ皆さんも手元を凝視しながら聴いてみてください。
あ、MCで栄二さんが「今日来てる人でもアーカイブ購入できます…ってそんなバカなことしないですよね 笑」と仰ってましたが、もちろん購入してアーカイブ見ました(キリッ
というか何度も見返してます(キリッ
それにしても久しぶりのライブ鑑賞でした。
自分が出演者側とか配信ライブならありましたけど、客席でただのベースファンとして楽しむライブはステイホーム期間以降初めてで。
恵美さんのロングトーンにハッとさせられるのも久しぶりでした(恵美さんのライブは今年の2月が最後)。
恵美さんのロングトーンは、音程感が濃くて伸びやかで好みなんです。
特にスラップとかリズミカルなラインの後だと、その魅力をより強く感じられて、マスクの下で思う存分ニヤけてました。
グリスの表情が豊かだなぁとか。
語尾…って表現するかどうか分からないんですけど、さっきの洋楽2曲でも書いた左手のニュアンスが素敵とか。
同じセッティングで指弾きしてるのに「クラッシュ(ラスト3曲前のカッコイイ曲)」は歪んでるようで、右手の塩梅が流石とか。
この曲のここっていうのだと「話しすぎた私の記憶」の歌詞、最後の「イヤ」に合わせるようなダブルストップが、なんかもう「甘くて美しい毒」って感じですごく好きだったり。
ずーっと耳が幸せでした。
出演者の皆さん、グレープフルーツムーンのスタッフさん、同じ時を過ごした方々、ありがとうございました☺
記:2020年8月19日(2020年8月23日編集)