書く習慣 Day29 | 自分にとっての幸せはどんな状態か
「幸せ」ってとても漠然とした言葉だ。なんだかぼんやりしている。つかみどころがない。
イメージとしては、身も心もこれ以上ないほど満たされている状態。でも、そんな状態が永遠に続くわけがない。
おそらく、私にとっての「幸せ」は「恐怖」でもある。
一度味わってしまったら二度と手放したくなくなってしまう。もっと、もっと、もっと欲しいと手を伸ばし続けた結果、いつか失う日が来る。天国から地獄に落とされる感覚。幸せを知っているから不幸になる。そんな絶望を味わうくらいなら、最初から幸せになんてなりたくないとさえ思う。
振り回されているなあ、という自覚がある。来る日も来る日も、ありとあらゆる事象にいちいち傷付いたり、喜んだり、怒ったりしている。その変化による疲弊が常につきまとっている。本当に煩わしい。
だとしたら、そうだ。
私にとっての幸せは「平穏」だ。
気付いてしまった。
何の執着もなく生きる。物事の良し悪しを判断しない。他人の価値観に振り回されない。起きたことをそのまま受け入れ、失ったものを取り戻そうとしない。
フラットな、凪のような、真っ白な平穏。
それが私にとっての幸せ。