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書く習慣 Day5| 昔はどんな子どもだったか
さて、あと数分で今日が終わってしまう。
でも今とてつもなく眠いんです。もうまぶたが閉じそう。実はですね、丸24時間起きているんです。なぜこうなってしまったのか…… シフト制で働く者のさがですね。
今日のテーマは、子ども時代のこと。
ここでいちばん古い記憶の話を。
おじいちゃんとおばあちゃんと一緒に水族館に行ったときのこと。でっかいサメを見上げている映像が浮かびます。気持ちよさそうに堂々と泳いでいる様子を見て、生まれてはじめて「うらやましい」という感覚になりました。
のちに母にこのことを話したら、水族館に行ったのは3歳ころだったそう。どうりで首が痛かったわけだ。だってずーっと上を見上げていたから。
このときすでに、私は自分自身を「小心者」「ネガティブ」「おとなしい」「臆病」と思っていた。そのせいで、悠然と泳ぐサメがうらやましいと感じたのかもしれない。
毎朝、幼稚園に登園するたびに玄関で号泣して母親を困らせ、最終的に先生に無理やり引き剥がされて教室へ連れて行かれた。母から引き離された瞬間の絶望感というか、「ああ、終わった」みたいな感覚は今でも覚えている。
ある日、近所の雑貨屋でアライグマのキーホルダに出会った。全長15センチほどの、ふわふわした毛が気持ちいいアライグマ。頭のてっぺんからキーホルダーチェーンが出ていた。
この子と目が合った瞬間、私はどうしても連れて帰りたくなって、しくしく泣いて母を困らせた。幼稚園への登園拒否以外で泣くことは滅多になかったらしく、母は驚いたそうだ。
なぜかわからないけれど、そのアライグマは私の心をかなり穏やかにしてくれる存在だった。ご飯を食べるときも、トイレに行くときも、寝るときも一緒だった。おかげで、幼稚園に行く朝も少しずつ寂しくなくなった。
何かひとつに「沼る」と、しばらく抜け出せない。
そんな子どもだったように思う。
今もその気質は残っている。偏食気味で、一度ハマったものをしばらく食べ続けたり、同じ映画を毎日BGM代わりに流したり、同じ曲を毎朝リピートして出勤し気合いをいれたりしている。
あの「没頭している瞬間」だけは、私は私と向き合わなくていい。気が弱くて臆病でどうしようもなくワガママな自分から目を背けることができる。
なんて素晴らしい。
だめだ。眠気が限界です。
寝ますそろそろ。おやすみなさい。