私が遭ったある女 年下の美人(2)
彼女は仕事をしている私の隣で、延々と自分の話をしていました。
彼女は某国立大学を卒業後、大手企業に就職と同時に、
当時付き合っていた同級生と結婚したそうです。
kissaさんや他の女ならきっと、なんて言うんでしたっけ?三高っていうんでしたっけ?(と、おばさん言葉は私わかんないというのをにおわせながら)と、誰もが羨む高学歴・高身長・おぼっちゃまだったそうで、
自分も同じく高学歴で背はちっちゃかったですが、美人でお嬢様と言っていました。実家が金持ちとおっしゃっていらっっしゃっていらっしゃいました。
ただ、彼女は結婚に乗り気ではなかったけれど、家族や周りがお似合いだというから、結婚したんですけど、籍は入れていないんです。
と。
は?!
あ、だから、男性社員から誘われた飲み会にも遅くまで行ったり、
男性陣は声掛けてきてたんだと分かりました。
彼女が事務所に移ってきてから、同じ派遣会社ということで、
男性陣から彼女の情報をやたら聞かれたので、人妻だよとだけ話していたのですが、
どうも既婚者には見えず、おかしいとおもっていたのですが、
彼女は飲み会で、別居していると男性陣に話していたそうで、
美人な人妻が別居してるとは、益々色っぽい!!ということで、
男性陣がここぞとばかりに誘っていました。
彼女自身、彼とは上手くいかないと思っていたようで、
みんながいい男と思う人だけれど、私はちょっと、、、
と、のたまうので、返す言葉もなく、仕事中だったので、
軽く流していました。
どうやら、今でいうかまってちゃんだったようで、
この軽く流した私の態度が気に食わなかったようです。
それから、私は、突然上司が変わり、異動することになりました。
席は同じでしたが、当時、もう定年前の方の下で働くよう言われ、
専門職の派遣で入ったのですが、異動を言い渡されました。
時給を上げるのでそこで続けてほしいといわれたのですが、
それは、1年経って、その彼女が(なんにもしていないのに)時給を上げろと言ってきたので、
kissaさんの時給も上げてあげようかと思いまして、、、と、
なんとも頼りない派遣会社の担当に、正直に言われました。
それまで、彼女の勤務態度を目の前で見るのが辛いと伝えていましたが、
彼女は新卒から就職して退職して、ここが初めての派遣先だし、
kissaさんは年上なんですから、面倒みてあげてくださいよ
と言われてしまい、頼るところがない四面楚歌の状態でした。
そういえば、私の手の甲を刺した派遣女と共に登録していた派遣会社の担当は、
相談していた内容をそっくりそのままその私を刺した女に話していたのを思い出しました。
今ではどちらも訴えれる案件です。
それから、しばらく、その定年前の上司の元で働いていましたが、
実はやってみたかった広報のポスター制作をする仕事だったので、
なんだかんだと、やりがいもあり、仕事は楽しく充実していました。
ただ、彼女は隣の席に毎日いるので、別のストレスは引き続きありました。
もちろんその彼女の新しい上司は、そのイケメン上司です。
裏でいろいろ、彼女のご希望を聞いてあげる人がいたんでしょうね。
そんなポスターのデザインを楽しくしている私が、気に入らなかったのか、
今度は、私は電話番をさせられることになってしまいました。
つづきます