私が遭ったある女 メンヘラお局(8)
職場にも新しいPCが導入され、世間ではインターネットというものが登場しました。
業績も良くなってきて、課の残業が鬼のようになり、トイレに行く時間もなく、
同僚は子宮に水が溜まってしまう病気になってしまい、
私は血がドロドロになる多血症という病気になってしまいました。
これがこの後の大病に繋がることになるのです。
ちょうどこの頃から派遣の方も複数入ってくるようになり、
他の仕事に興味を持ち始めていたのと、もともと機械が好きだったので、
もっとコンピューターのことを学びたいと思い始めていました。
進学の際、HALに行きたいと思っていたくらい、プログラミングに興味がありました。小学校の頃はファミリーベーシックを誕生日プレゼントに買ってもらい、ひたすらハエを追うゲームをしていました。
そん中、飲みに行くようになったデザイナーさんから、
事務から勉強するなら、最近出てきたWEBデザイナーっていうのやってみたら?ということで、学校を調べていました。
お局の素行が益々おかしくなってきたこともあり、
隣の席でやらかされる度に、血圧が上がるので、どうにかなってしまいそうだった為、これは早くここの会社を辞めないと、ヤバイ!!と思いました。
お局事件以来、私は周りにどう思われようと、有給休暇をしっかり取って、
旅行に行くようになりました。安月給でしたが。
すると、ここぞとばかりに、化粧品を買ってくるよう、メモを渡されたのです。
当時、流行っていたクリニークの化粧水。海外仕様はどえらく大きく、
またガラス瓶が重たい!!
それを含む乳液、ランコムの美容液等々、基礎化粧品を全般を買ってこさせようとしてきました。
さすがに全部見つけるのは大変だったので、見つからなかったらあったものだけということで、そこは表向きの顔で受けました。
代金については、カードの請求書を持ってくるよう言われ、
その時まではもらえませんでしたが、さすがにもらいました。
その化粧品を渡す光景を見て、周りは私に同情してくれました。
お昼休憩に、時々外食しに出るのですが、
お局は歩くのが遅いので、チャイムが鳴ろうとしているぎりぎりにもかかわらず、ちんたら歩くので、最初は気を使って合わせていましたが、
当たり前のことですが、5分前に着席している事務所内で良く思われないようになり、お局をほって小走りで戻るようにしました。
今思うと、なんともばかばかしい話です。
入籍した同棲していた彼氏が熱を出したと携帯に電話があったらしく、
(この頃のセルラーがジェイフォンに変わったころでした。)
急いで給湯室で話し始めて、
「えー!!大丈夫ー?!うん、すぐ帰る~!!」
という声が聞こえてきて、出社したばかりなのに、
旦那が熱出したからと言って、帰っていったことがありました。
書いているうちに、私の社会人人生が、
いかに残念だったかが如実に現われてきて、
悲しくなってきました。
長いメンヘラおばさんの記事を読んでいただき、
貴重なお時間いただき、
ありがとうございます。
次の記事で終わりにします。