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TTL50「地域と世界を繋ぐワクワクする働き方」~起業家から学ぶみらいの教育~
本記事は、6/25(土) 19:00~21:00「地域と世界を繋ぐワクワクする働き方」のイベント報告です。
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1.今着ている服は誰が作っているか、答えられますか?
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上の写真は、2013年のバングラディシュ縫製工場の崩壊事件で1000人以上が命を失う事件。ファッション業界は人の命を奪うこともあることに気づく。その原因は低賃金・大量生産大量消費を求めていた我々利用者にもあるのでは。
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2.なぜ刺繍なのか?
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Itobanashiは、世界中の途上国で その土地土地の文化と伝統を反映した刺繍を使った事業を その土地の人々とともにつくっています。
3.下の写真の女性たちはどんな仕事をしているか分かりますか?
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4.起業するために必要なスキルとは?
(1)「だからできない」を「だからできる」に変えていく
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(2)身近にあるものに、もう一度注目してみる。
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(3)仲間を見つける
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5.Q&A
Q:人身売買の背景は?
A:貧困な地域が8歳くらいまでの女性をブローカーが売買を行い、家政婦、売春婦、サーカス員、等々になる。
色々なケースがあるが、子供が多い家族は、今より少しでも良い生活になるなら(屋根があるところに暮らせるなら)その選択を親心で行うこともあるという。マフィアなどがいる地域で誘拐のようなこともある。
Q:学校の授業を受けていると、やりたいことができずに忙しくて時間がただ過ぎていくのですが、大学で心理学を勉強しながら、Itobanashiを進めていくのは苦労しませんでしたか?
A:”これまで苦労したことは?”という質問をよく聞かれるが、あまり苦労を感じたことがない。心理学は特別かもしれませんが、人の話の傾聴方法、子供の心を開く方法など、「どこにでも役に立つな」という目線を持って勉強していた。一方で、学んだことを直接使うというよりは、学んだことで視点が増えたことが役に立つ実感がある。
また、将来、今いる場所に戻る(再度大学に入学する)ことはすごく難しいから今を大切にしたいと思っている。
Q:3.11の東日本大震災のボランティア参加した時に「自分が動けば社会は変わる」と思ったのはどんなシーンですか?
A:被災者の方とお話するだけで、新しい記憶が被災者に生まれたり、何もない仮設住宅で、手芸の作品が1つ生まれることで、未来がつくられている実感を得た。
Q:社会を変えようというモチベーションで起業したのですか?
A:もちろん社会がよりよくなることを望んでいるが、世の中を大きく変えたいという気持ちで進めている訳ではない。起業家の中には、”社会への怒り”がベースにある方もいるが、自分の場合は、身の回りがもっと面白くなればいい、の延長線上に今の自分がいる。
Q:学校にどんな教育や実践があったらいいと思いますか?
A:お金の授業はしてほしかった。”ごっこ”でもいいので、子供たちがお店をもつ経験ができたらいい。50円の商品を100円で売ると、次の50円で商品をつくると自転車操業になってしまう失敗経験なども必要。
生活の中に教育がもっと入ればいい。家庭と学校が離れ過ぎているのではないか。
6.山﨑のまとめ (学校教育目線で)
(1)「副産物」:伊達さんの場合、起業しようとか、世界よりよくしたいというよりは、目の前の好きやワクワクを追い続けた結果、起業して、世界や地域をより良くしていた。主目的は自身のワクワクであり、その副産物として社会が良くなっていると思う。
教育でも、子供たちが「ワクワクしていたら学んだでいたスタイル」をもっと作れないか。ついつい学校では「先に学ぶ」ことを重視されすぎているのではないか。
(2)「身体性」:人身売買の被害を受けた女性が刺繍でふるさとを思い出すシーンや、商品を値段ではなく思い出として購入する経営スタイルを見ていると、伊達さんは「身体性」(感じとる)を大切にしているのではないか。学校の教育で、感じとるシーンはどのくらいあるだろうか。
(3)「やりたくないことがない」:学びとは価値に気づくことなのではないか。何をしていても、”これは経営に活かせるな”、”あれは刺繍に役立つな”と意味を見出し、価値づけることができれば、学習者としては最強だと思う。
7.登壇者:伊達文香さん
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
問い立てラボでは、これからもワクワクする学びの1ページをお届けします。
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