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「土から離れては生きられないのよ」

参考になると思って、twitterのmemo見たけど、なんかしっくりこない。

ナウシカだと思ってたけど、ラピュタの名言ですね。

”土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう”。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ」

北海道視察の一番の感想は、現場から離れちゃだめだということ。CFC時代は現場の人。大学生を通じて子どもたちに向き合っていたし、大学生にも自分なりに向き合ってきた。それが、今の環境になって、役割的にバックオフィスや所謂、経営と言われる部分を担うことが多くなった。なんかおかしくなってる感覚が自分の中で最近湧き上がっている。解こうと思っても解けない、その構図の中でずっともがいている感覚。

過去を否定するわけでない。これまでやってきたことや、担ってきた役割があるからこそ、今に至っているわけだし。

もう一回。

「土から離れては生きられないのよ」

 ⇒今年は現場をやる、現場をつくる!

今回の個人的なハイライトはこの一言。やっぱり現場なんだなと。そこから離れちゃダメなんだ、俺も現場にいたいと思ってるんだなと。なぜ、そう思ったかの思考プロセスをなぞる形で、北海道視察を振り返る。

Day1

1日目は新千歳から安平町に。
安平町には、矢部さんのアショカ時代の同志である林さんが活動しているということで、行くことに。行ってから気づいたんだけど、震災があった町なんですよね。これにも何か縁のようなものを感じる。

2018年9月6日03時07分に、胆振地方中東部を震源とするマグニチュード(M)6.7の地震が発生し、北海道では厚真町で震度7、安平町、むかわ町で震度6強を観測したほか、道内ほぼ全域で震度6弱~1を観測した。気象庁ではこの地震に対して、最初の地震波の検知から7.3秒後の03時08分12.6秒に緊急地震速報(警報)を発表した。
また、この地震は陸のプレート内で発生し、発震機構は東北東-西南西方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。
気象庁は、今回の地震について胆振地方東部を中心に顕著な被害が発生したことから、その名称を「平成30年北海道胆振東部地震」と定めた。
この地震の後、震源周辺では地震活動が活発になり、最大震度1以上を観測する地震は平成2019年3月31日までに344回発生した(最大震度6弱:1回、最大震度5弱:2回、最大震度4:21回、最大震度3:38回、最大震度2:89回、最大震度1:193回)。
この地震により、死者43人(災害関連死2人を含む)、負傷者782人、住家全壊469棟、住家半壊1,660棟などの被害を生じた(2019年3月31日現在)。
https://www.town.abira.lg.jp/iburitobu/kiroku/gaiyo
移動はまさかのランクル。テンションぶちあがり

林さんがやっている株式会社FoundingBaseの安平拠点にお邪魔しました。書いてて気づいたけど、HPない?noteがHP?面白い。安平の内容はコチラ。

駅前にある、entranceという拠点にまずはお邪魔。いきなり来た僕らがスッと入れる雰囲気。いい意味でお客さん扱いしないというか、オープンな雰囲気。まず、最初に出迎えてくれたのは、プロジェクトで料理に挑戦している男の子。酸っぱいチャーハンをごちそうしてくれた。うまし。あと、写真にはないけど、薪ストーブもあって、いい感じ。

entranceという活動拠点。駅前にあって、前は薬局だったそう。
テント、卓球台、壁一面の黒板、全部ほしい。
小上がりスペース
キッチンからの風景

その後、林さんから会社概要、スタッフの方からは事業概要を説明してもらった。一緒に視察に行った魁くんがバンバン質問してて、面白かった。この時まだ、俺はまだ遠慮がちな感じ笑 想定通り。
これは全体を通してなんだけど、スタッフの方がみんな生き生きしてたのが印象的だった。会社の文化なのか、ボスの林さんなのか、事業の特性なのか、採用なのか、はたまた子どもたちの影響なのか。僕はとても好きな場でした。
あと、街づくり会社がやりがち、だと勝手に思ってる地域とのハレーション。それが少ないように見えたので聞いてみると、そこには震災の影響があるのではないか、って話があった。一番しんどい時に一緒に汗をかけるか、泥に突っ込めるか、こういうとこなんだろうな。

入社2年目のスタッフの方から。
遊育、あびらぼ、わくわく研究所、ABIRA TALKSがワンセット。

昼飯はおススメのレストランに。矢部さんと林さんの馴れ初めを聞きながら北海道飯にありつく。いや~、やっぱり北海道。終始、飯がうまかった。
このあたりから徐々に慣れ始めて、僕もしゃべるように。やっぱなんか最近人見知りなんだよな~。前からか?

めちゃウマハンバーグ。

ここで印象的だったのは、プレゼンをしたくれたスタッフの方の話。元々は東京でサラリーマン。そこから、転職で一気に北海道、しかも安平は人口8500人の小さな町。聞くと、色々仕事以外でも活動しているようで。僕のイメージしている、株式のそれではなかった。むしろ、NPO的というか、街で暮らしながら仕事も活動もして、聞く限り楽しそうに見えた。ただ、そこを突っ込んで聞くと(初対面なのにスイマセン)やはり、色々考えたそうだし、周りのサポートや問いかけもあったみたい。自分をメタ認知したって言ってたな。自分はスタッフにそれが出来ているのか?それが起こる環境になっているのか?思わず考えてしまった。ただ、それが出来るのはやっぱり林さんが現場にいることが大きいと思うし、彼も現場で楽しそうにしていた。そして、彼は文化を大事にしているともいっていた。(文脈忘れたけど)

文化はどのようにしてつくられるのか?
とても大事な問いだと思うし、今の俺の仮説は、日々のコミュニケーション。そして、それは社内の雑談(ず~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと話してた笑)で磨かれた感じでは、「言葉」より「行動」で作られるのではないか、という仮説になった。言葉はウソをつけるし、ごまかすことができるが、日々の行動はウソをつかない、つくろえない。その行動の積み重ねと、連なりが文化をつくるということだ。なるほど、書いてて更にしっくりくる。ちなみに俺は言行不一致が多いと思うし、その限界も感じ始めた。言葉がどんどん刺さらなくなっていってるし、言葉にするのが面倒なことも増えた。というか、言葉じゃ伝わらないと感じることが非常に多いことに気付いた。
あとは、大人がバカになる話もよかった。これも行動だよね、普段バカになれない社会や環境の中での解放、それが本人にも周囲にもポジティブな影響を与えるんだと思う。なにより、おれ自身がバカになれる環境を欲しているのかもしれない。

いい写真
めちゃカワなうま

その後、林さんご夫妻に学校や街を案内してもらい(安平町は馬の町、今度は馬に乗りたい)、サウナに入って、飯を食ってフィニッシュ。解放されたからか、なんなのか、この視察中は飯を食った後の車内は爆睡…。運転手さんすいません…。
安平町のみなさん、本当にありがとうございました!


思ったより長くなってしまったので、続きはまた。

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