オーストラリア旅反省点
今回は改めてコロナ期間中に挑んだ、36日間のオーストラリア旅を振り返り、反省点をまとめてみようと思う。
そもそもこの旅の目的はなんだったのか。
「森林火災を絵で表現し、世界中に地球環境の危うさを発信すること」
何故その経緯に至ったのか。
遡ること1月中旬、僕はSNSでオーストラリアの森林火災の現状を知った。
全土の森林が燃えて、沢山の動物達や人々が被害にあい、人の手では抑えられないほどに大規模・長期化している。
そんなニュースを見たとき、僕は23年間生きてきて最も大きな危機感と使命感を感じた。
「このままじゃ地球がヤバすぎる!!!」
島根の田舎で育ち、自然や動植物と共に生きてきた僕にとっては他人事にはとても思えなかった。
自然と人は本来ひとつ。
地球の恩恵によって人間は生かされている。
幼いころからこの価値観で生きてきた僕にとっては、ただこれをオーストラリアでの出来事と捉えている日本の空気に酷く絶望した。
大きな違和感と憤りにも近い感情を抱いた。
「こうなったら自分がオーストラリアにいくしかない!」
この目で見て、その現状を幼い頃からやってきた自分にとって最大の武器である絵で表現し、世界中に地球環境の危うさを訴えなくてはと強く思った。
ひとりで海外に行ったこともない、オーストラリアにアテがある訳でも、知識がある訳でもない。そもそも英語もできないような自分がこの課題に飛び込んで活動すれば人々や世界を変えられるんじゃないかと思った。
そうして、その場で人生で初めて海外行きの飛行機を買い、準備を進めた。
お金もないため、これも人生初のクラウドファンディングを開始して、YouTubeで高らかに旅の宣言した。https://youtu.be/cyyKOGYkIQU
街頭演説も東京や大阪で行い、ご支援金20万5,873円を集めた。
そうして3月4日に大きな不安を抱えながらも、成田空港から出発した。
無事にオーストラリアのケアンズについた僕は、1日目にして環境問題の活動をされている方とお会いして、主な森林火災現場が南の都市群だということを知る。
そしてとりあえず、ケアンズよりも南のブリスベン行きの飛行機を予約するのだが、3日目にして南のメルボルンに車で行くという日本人の2人に出会う。
共に旅をする誘いを受けた僕は、金銭的にも安く、安全かつ安心してメルボルンまで行けると考え同行することにした。
4月の上旬にはメルボルンに到着するという話だったため、メルボルンに到着するまでの3週間の間に2人からオーストラリアの知識や英語を沢山得ようと思った。
そこからひとり立ちして南の都市群を回り、沢山絵を描こうと思った。
しかし、3月中旬からオーストラリアでもコロナが感染拡大して、なんとかメルボルン付近で森林火災現場をひとつ確認し、そのまま大したこともできずに緊急帰国することになった。
この結果から考えられる一番の敗因は「コロナを軽視していた」こと
もともと90日の旅の予定がまさか36日だけの旅になるとは考えもしなかった。コロナが感染拡大することを見越してなるべく早く現場の都市に向かうという判断ができなかった。
当初は総合的にメリットが大きかったので行動を共にしたが、旅が早めに終わってしまうことも予測してもっと計画的に行動すれば良かったと思う。
この旅のお陰で自分の欠点も浮き彫りになった。↓
・計画力のなさ
・英語力のなさ
・予知能力のなさ
・情報収集力のなさ
あの36日間の旅に後悔はないが、これらの力がもう少し備わっていれば違う結果を得られたとも思う。
コロナのせいにしてしまえば楽だが、自分の力不足と考えれば次に繋がる。
今回の一件でいくら想いが強かろうが、自分に力がなければ望む結果を得られないことを嫌というほど痛感できた。
この悔しすぎる結果を無駄にしないで、次の成長に必ず繋げていく。
~おまけ~
とはいっても、右も左も分からない中よくやったとも思う。あの36日間、僕は魂レベルでやりたいことを全力でやり尽くすことができた。
初海外&初クラファン&コロナパンデミックの中、なんとか一枚だけだが"森林火災の絵を描く"という目的を達成することができた。
また、オーストラリアを縦断するなかで沢山の美しい地球の姿を目にして、人生で一番泣いたり叫んだりするほど感動し、生かされている有り難さを細胞レベルで感じることができた。
むしろ、
それら全てを絵で表現することこそが自分が本当に魂からやりたいことだったことに気づけ
た。
森林火災のようなマイナスな現象を絵で表現することも必要だろうが、美しい自然や生かされている有り難さなどのポジティブなエネルギーで絵を描いた方が人に伝わるんじゃないかと今は思う。
だからこれからはしばらく豊かな自然が沢山残る島根でそんな絵を沢山描いていこうと思う。
ご拝読有り難うございました!🙏
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