オーストラリア旅25日目(3/28)
朝がきた!
今日はケアンズで出会ったもう1人の旅人と出会う日だ!
あだ名は"いっちー"
ゆったんとかっちゃんと共に3人でロードトリップを始める直前にケアンズで出会い、メルボルンにて再開を誓い合った。
詳しくはこちら↓↓↓
オーストラリア旅7日目(3/10)|旅する絵描きHappyといろ @happy80403290 #note https://note.com/toirosan/n/n8a4659ae44b9
右から二番目
僕らは内陸、いっちーは沿岸部。
内陸コース
沿岸部コース
いっちーは僕らがメルボルンに着くよりも先に無事に着いたようで、今日3週間ぶりに会う約束をしていた。
身支度をしてホテルを出る。
メルボルンはコロナの影響で多くの店や施設が休業したり、あらゆる対策をしている。
このホテルも必ずマスクを着用し、2メートルの距離を保つようにしっかりと対策をしていた。半分ゴーストタウン化したメルボルン。人通りも少なくとても寂しい印象だ。
待ち合わせ場所まで行くと程なくして、約束通りいっちーが姿を現した!
久々の再開だ!
4人で喜び会う!
そしてそのまま今日は「グレートオーシャンロード」へと車を走らせた。
途中、スーパーや日用品が販売されている大型ショッピングモールに寄って昼食をとったり語り合ったりした。僕はお金も尽き描けていたので、黄色いスイカを買って腹を満たした。これがとても美味しくて幸せ過ぎた!
そんなことをしているうちに時間はあっという間に過ぎて、グレートオーシャンロードに到着したのは16:00前となってしまった。片道約3時間の道のりだから当然だ。もう少し早くホテルを出れば良かった。
ここはメルボルン近くの人気の観光スポットとして有名な海岸らしい。
行ってみると至るところに展望台があり、そこから見える美しい岩や雄大な海は物凄く気分をリフレッシュさせてくれた!
今まで僕らは内陸の旅をし続けてきた分、海の景色を見るのも久々で、テンションが上がりっぱなしだった!
上から見るとまるでジブリ映画の「紅の豚」のワンシーンような絶景スポットもあり、4人で行ってみた!
なんだここは!!
なんて美しいんだ!!
絵になるところばかりだ!!!
複雑な地形、不思議な形の岩山、力強い波しぶき、青く広い海、綺麗な空、全てがきらきらして見えた!
それからはとにかくバカみたいに遊んだ。
最高に4人ではしゃぎまくって、腹抱えて笑って、ふざけ合った!
この美しい景色を絵にしたい!
そう思い立ち、ゆったん達にお願いし、絵を描く時間を割いてもらった。水彩画を取り出し岩山を描き出した。いつまでも見ていられる美しい造形物!
しかし難しい!色の調整も形の取り方も。
苦戦しているところに外国人が話しかけてきた。なにやら質問をしているようだ。しかし、何を言ってるのか掴めない。僕や絵に対して興味をもってくれただろうに申し訳ない想いと、英語が話せない悔しさを物凄く感じた。
結局、意志疎通ができず、あちら側が「ダメだこりゃ」といった表情と仕草をしてどこかへ行ってしまった。こんなことばかりだ!これまでも何度もあった。2人は長いことオーストラリアにいるため英語を使えるが、自分だけ使えない。歯がゆくて仕方がない!
そんなマイナスな感情になってからは絵に対するモチベーションも落ちたしまった。そんなときにゆったん達が迎えに来てくれた。
「あっちの洞窟凄いよ!」
洞窟!?!?!
僕は洞窟が大好きだ!
その言葉を聞いた瞬間、身体はスケッチブックや画材を片付けて洞窟へと向かった!
3人は僕が絵を描いている間に遊びに行ったようだったので、ひとりで遊びに行った。
押し寄せる波しぶき、ギリギリの海岸を渡ってなんとか服を濡らさずにたどり着いた!
「うおおおおおおおおお!!!!!!」
なんてワクワクするんだ!!冒険の匂いがプンプンする!!!
思わず叫んだ!
こんなの行くしかない!
奥は真っ暗闇だ。スマホの海中電灯を着けながら、前へ進んだ。一体どこまで続いているのか。永い年月をかけて削られた岩、ギザギザの形をした壁、天井。目に写る全てが胸を高鳴らせた。
意外と奥まですぐにたどり着いた!
そこには美しい鍾乳洞が姿を表し、またも叫んでいた!!
一人なので遠慮もいらない。沢山写真や動画をおさめては自然の創る美しすぎる造形物にうっとりしていた。
そろそろ帰ろうと海岸へと向かう。
すると、先程より明らかに水位が上がっていた!
満潮だ!!!
まずい!このままだとスマホが濡れてしまう可能性がでてしまう。
急いで3人がいる方へ向かった。
水がひいたタイミングでまだ海へ沈んでいない岩をつたって前へ進んでいく。波が来たときには高い岩へと登る!
なんとかして濡れずに3人のいるところまで戻ることができた!幼い頃から自然を好み、山で駆けずり回って遊んでいたお陰だ。
その後はかっちゃんを除いた3人で下着だけになって、海へ飛び込んだりして遊び尽くしたが、日も沈みかけてきたので、車へと戻った。
4人ともコロナによるストレスをかなり溜め込んでいたので、とてもいいリフレッシュになった。
日に日にできることが制限され、街を歩けば嫌な顔をされ、これから先どうなるかも分からない不安が膨らんで行く一方だった。
今日は大自然で遊び尽くしたお陰でかなりストレスが吹き飛んだ!自然はいつでも包み込んでくれる安心感があると凄く感じられた。
その後、夜になって無事にメルボルンに到着しいっちーとお別れした。
もう明日には日本に帰るそうだ。
お互いに無事を祈り、手を振った。
「また必ず会おう」
僕らも自分達のホテルに戻り、荷物をまとめ、お風呂に入った。
その後は今後の予定や情報を集めて計画を練ったりしていると、深夜になってからゆったんが「色々話したいことがある」と言って深夜のメルボルン徘徊に誘ってくれた。
まだ今日のエネルギーは残っているので喜んでついて行った。
歩きながら本当に色々なことを語り合った。旅の話や人生の話、これからどうしたいか、人間関係の話や深い話等。
途中でコンビニに寄っては夜食を食べたり、ハンバーガーショップへ行って軽食をしたりした。
景色も凄く綺麗で、最高に幸せな気持ちになれた。メルボルンの夜景はなんて綺麗なんだろう。都会はあまり好きでないが、どの建造物やオブジェにも心や魂が宿っていてとても美しかった!
たまたま通りかかった公園で見た不思議なオブジェの不気味さは今でも忘れない。遠くから見ても近くからみてもまさに「なんだこれは!?」と叫びたくなるような作品だった。見つけた時間帯も深夜2:00頃で余計に気味が悪かった。
↑不気味なオブジェ
本当にメルボルンのオブジェはひとつひとつが凄い!こんな作品を創りたいと強く思った
なんキロも夜通し歩き続けて、ホテルに帰ってきた頃には空が明るくなっており、朝になっていた(笑)
本当にこの旅で2人とは絆が生まれた。
こんなに自分をさらけ出した仲間は初めてだ。
でもこの3人での旅ももうじき終わる。
後で後悔しないよう、今を全力で楽しんで一瞬一瞬を大切に過ごそう。
そう感じながら、今日も最高なベッドで眠りについた。