人間は地球の一部
人間は地球の一部である。
これは人間が地球に生かされている以上、絶対に覆されない大前提だ。
我々人類は自然環境である地球という星の一部である。
それは地球の物質とエネルギーから身体が構成され、命が生まれるからだ。そして肉体が滅べばまた人間は地球の物質へと帰化するからだ。
特に都会に住み、自然環境と解離した空間にいる人間は大きな錯覚に陥っていることが多い。
それは当然だ。
都会にいるとまるで人間が人間の世界をすべて作っているかのように思ってしまうからだ。周りには科学技術を駆使して建設したビル郡が立ち並び、車や電車が横行し、手元には人間による知恵の結晶、スマートフォンがある。そんな環境にいては自然環境に生かされている感覚を忘れてしまう。
でもそれは全く間違っている。
人間がゼロから作ったものなど、ルーツを辿ればこの世にひとつもない。どんなものだって地球にある物質や原料から作られているのだ。毎日着ている服も、住んでいる家も、食べ物も飲み物も、全てが地球環境の一部を使って作られている。普段の生活の基盤である電気やガスなどのエネルギーもすべて太古の地球のエネルギーの塊である石油や石炭から作られている。
人間は自惚れすぎだ。
どんなに科学技術が進歩しようが、進化しようが、人間は地球なくしては生きられない。それは人間自体が地球の一部だからだ。どこまでいっても自然環境を調整することはできない。それは人間自体が自然環境に組み込まれているからだ。
そもそも人間が生まれる遥か昔の46億年前から地球は誕生し、現在まで命が続いている。
奇跡的なバランスと法則で創りあげられた地球の自然環境。植物や動物がまさに完璧とも言えるバランスで命の循環や食物連鎖が起こっている。
そもそも身体自体が地球から産み出されたのだから。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします!頂いたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。