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オーストラリア旅27日目(3/30)

今日は3泊お世話になったホテルをチェックアウトする日だ。

コロナにより、ホテルの値段もかなり安くなっているため安く泊まれているが、さらに安いところが見つかったので、そちらへ移動する。

荷物をまとめ部屋をでる。マスクをかけて荷物を車へ積み、無事にカウンターでチェックアウトを済ませる。車は夕方くらいまでならホテルの駐車場に置いておいても構わないということだったので、とりあえず朝のメルボルンを3人で歩き出した。



今日はメルボルンの日本国領事館が空いてる日だ。

Googleマップを見ながら日本国領事館に無事に到着した!なんて格好いい建物だ!

信頼感と安心感のある印象だ。

中に入ると厳重に管理されており、防犯管理も徹底されていた。

エレベーターを使ってようやくたどり着くと、受付に女性がいた。パスポートを見せ、まずはこの間急遽予約した飛行機が無事に飛ぶのかを聞いた。

(27日に予約した飛行機↓↓↓)



すると「空港は閉鎖されているため運航しない」という回答だった。きちんと確認した上でシンガポールもタイも閉鎖されているため、経由すらできないとのことだった。

「やっぱりか、、、」

ある程度予測はしていたが、大きなショックを受けた。どうすればいいんだ。。。

こうなったら意地でもオーストラリアに留まってやろうか。他の直行便の航空券なんて10万円は軽く越えてしまう。そんなお金は持っていない。

そもそも帰りたくもないのに、何でいつもより4~5倍もする航空券を買って帰国しなきゃいけないんだ!!!

本当にイライラした。とにかくコロナが憎い!!!コロナのせいで何もかもめちゃくちゃだ!!

とりあえず、メルボルンから日本への直行便があとどれくらいまで運航するのか、確実に飛ぶ会社はどこなのかという情報を集め、領事館を後にした。


せっかく予約した航空券も運航しないことがハッキリしてしまった。3万8000円もする航空券だったので、クレジットカードも制限がかかってしまった。でもなんとか帰らなきゃ3ヶ月の観光ビザが切れてしまう。

むしゃくしゃする気持ちと絶望感を感じながら、とりあえず3人で昼食をとった。

(↑帰国後に描いた作品「笑神様」)


そんなとき携帯を開いたゆったんが呟いた。

「志村けん亡くなった、、!」

「え!!??」

その言葉が最初は信じられなかった。いや、信じたくなかった。必ず復帰してくれると信じていた。それなのにまさかコロナによってあの世へ逝ってしまうなんて。。

3人でその訃報に驚き、悲しんだ。

ヤフーニュースで飛び込んだ来た本当に悲しいニュース。

ただでさえストレスを抱えていたのに、余計にコロナに対する恨みがつのった。

本当に憎い、、、!!!
全てコロナが悪い、、!

憎んでもしょうがないのは良く分かってる。
でも憎しみやイライラの感情は抑えられなかった。。

なんてことだ。今一番日本に必要なはずの"笑い"が失われるなんて。。  

それからはまたホテルに置いてきた車に戻り、かっちゃんの運転でメルボルンの都市部から外れのアパートに移動した。
  

(↑途中でみたウォールアート)


ここがホテルよりも安く快適に過ごせるアパートらしい。短期契約ができる場所で平常よりも値段が下がっているのが本当にありがたかった。

二人が管理者とメールでやりとりしながら、チェックインを行う。でも部屋の鍵が置いてある場所や駐車する場所が分からず、四苦八苦していた。3人で協力しながら、ようやく中に入れたのは夕方の18:00頃だった。

エレベーターで上に上がり、部屋に入るとそこは綺麗で大きなリビングが!


とても綺麗で気持ちが良い!

他にも寝室2つと、綺麗なバスルームがあり、テンションが上がった!

まず、あらかじめ傷や汚れがないか確認のための写真と動画を納めた。あとはすぐ近くのスーパーで買った食材で夕食をつくり、映画を見ながら3人で食べた。


この日やっていたのは殺人の映画だ。

英語で内容がなかなか入ってこなかったが、めちゃめちゃ怖くて面白かった。

その後はお酒を飲んで、3人でコロナのストレスを発散させたり、お風呂に入ったりしてリフレッシュした。

その後は、久々に志村けんさんの「バカ殿様」や「だいじょうぶだぁ」をYouTubeで視聴した。この人がこの世にもういないなんて信じられない。本当に悲しい。

コロナによる色んなストレスを抱えながら過ごす日々だが、お陰で笑って少し元気がでた。

本当にありがとう。

先の見通しもつかない不安とストレス。そこに飛び込んできた志村けんさんの訃報に悲しみの感情を抑えきれないまま今日もベットで眠りについた。

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