Mix POP-UP（11/20-21）

私たちtoiro knitwearは、毎年、秋冬の新作リリースのタイミングで「展示＆即売会」を開催しています。2013年のブランド創立以来、ずっと大切にしているイベントです。

通常のブランドの展示会は、なるべく多くの「バイヤーの方々」に見てもらって受注につなげることが目的ですが、私たちtoiroの場合は、なるべく多くの「ユーザーの皆さん」に知ってもらい、手に取ってもらい、国産ニットの良さを体感して頂くことが目的です。

その上で、感想や意見を聞きながら、次のシーズンのアイテムに反映する。つまり、国産ニットの魅力の「発信」と「発展」のヒントを探すことを目指しています。

今シーズン、最後となる展示会＆即売会は、いつもとは趣向を変えて、同じような意識で、ユーザーの声を掬い上げながら「人」や「街」や「暮らし」について考える３つのブランドとの共催が決定しました。それぞれのブランドについてご紹介します。

toiro knitwear

toiro knitwear（トイロ）_日本最大のニット産地・新潟県五泉市の工場直販ブランド。年間20万着を生産する工場の独自ラインから生まれたアイテムは「構えずに着れる国産ニット」をイメージ。過剰な技術や装飾を削ぎ落として、世代も性別も捉われず、ワードローブに溶け込むニットを目指している。コンセプトは「十人十色の着回しが楽しめるニット」。

今回のイベントでは、残り僅かなアイテムから厳選して展示販売。共催するのは、コラボレーション商品を一緒に作ったブランド「GTFB」。

GTFB

GTFB（Gentle.football）_元サッカー選手の成岡翔によるブランド。プロとして、国内外で様々な街に訪れ、暮らす中で得た体験や文化を、サッカーに限定することなく「グッズ」や「イベント」を通して還元するためのプロジェクトでもある。ブランド名の由来は、サッカーの格言「フットボールは、少年を大人にし、大人を紳士にする」。

今回のイベントでは、新作の「セットアップ」「ソックス」「シャツ」「カットソー」、そして、toiroとのコレボレーション「プルオーバー・ニット（写真下）」が販売されます。数量限定。この機会に是非。

そして、今回は、通常のtoiroの単独開催とは趣きの異なる会場装飾が施されます。それを担当してくれるのが、新潟在住のアーティスト・tomizouさんのブランド。

tomizou

家業である「造園業」に従事しながら、植物を使ったアート作品の創作、ステージ装飾、空間プロデュースなどを手がけるアーティスト。住宅環境の変化に伴い、土や緑に触れる機会が減った都市生活者に向けて、植物とアートを融合した商品や企画を通して、ライフスタイルを提案している。

2019年にも「秋」と「暮らし」と「洋服」をテーマにした空間演出をしてもらいました。植物などを使った空間プロデュースは一見の価値あり。

今回のイベントは、会場自体を来場者の皆さんにとっての「住空間」と見立てて、toiroとGTFBの商品展示は、皆さんのワードローブ。イメージとしては「ウォーク・イン・クローゼット」のような配置。

もちろん、tomizouさんのブランドが手がける「オリジナル鉢植え」なども販売予定。その全てがtomizouさんの手で作られた世界に二つとないもの。

最近は、自身のアトリエを解放したイベントも定期的に開催。豊富な交友関係が垣間見えるライブやアートイベントも人気を博しています。今回の会場装飾は、どんな趣向になるでしょうか。お楽しみに。

会場は、今回もS.H.S.とやの別館

イベントの会場は、toiroがデビュー以来、お馴染みとなっている地元・新潟の倉庫を改装した複合施設「S.H.S. Toyano」内の一角。

家具を中心としてライフスタイル全般を提案する空間。レストランがあり、花屋さんがあり、子ども服があり、そこに「暮らし」がある。30年前に、リサイクル家具を扱う小さなお店からスタートし、今では、一つの成功事例として全国の家具店が視察に訪れる施設。

今回も、ゆっくりと、のんびりと談笑しながら試着できます。商品に対するご意見は、来シーズンの商品づくりに生かしたいと思ってます。お時間あれば、是非。

Mix POP-UP in S.H.S.とやの
2021年11月20日（土）21日（日）
時間_12:00-18:00（SHSの営業は10:30-19:00）

会場_SHS Toyano別館「ロッティングハウス」
住所_新潟市中央区女池南3-5-1（真ん中の棟の奥）
電話_025-290-8220（SHS代表番号）