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今シーズン序盤戦の振り返り(主にカーデ)

本日、10月15日(水曜日)現在。
2024-2025AWの序盤戦を終えての感想についてのご報告。

毎シーズン4〜5アイテムくらい(プルオーバーを2つ、カーディガンを1アイテム、その他に1〜2アイテム)の新作ニットを生産しています。それは、今年も同様。

左からニットベスト、薄手プルオーバー、ポケット付きプルオーバー、カーディガン

例年と違うアイテムとしては「ニットベスト」が加わっていること。2021年、2022年に続いての生産。現在まで、評判も上々で「デザインも、色使いも、使い勝手の良さもtoiroらしいニットベストですね」という声も頂いています。

開発チームの中でも「今後も定期的に生産しませんか」という意見も上がるほどの好評ぶり。手応えあり。

新作ニットベストは、2021シーズンのものを改良Ver.

とは言え、こちらは3回目のニットベスト。しかも、2021シーズンの改良版。カラー展開に至っては修正なし。素材変更もなし。toiroにしては珍しいことです。それもこれも今年は、カーディガンの開発に集中したためです。

一番人気は「カーディガン」

ブラウンとグレージュ

開発に向けて2年の年月を費やしたアーガイル柄のカーディガン。素材は、高級品質のモヘアを使用。toiro2024新作の中だけでなく、ブランド発足から11年の歴史上、最も高価格帯(¥35,200)。

さすがにドキドキしていたんですが、WEB先行と展示会&即売会の初週を終えて、結局、一番人気だったのが、この「モヘア素材のカーディガン」。ほっと胸を撫で下ろしました。

これまでのラインナップから、ワンランク上の価格帯になってしまったのに、それでも購入に至っているのは「素材に妥協しない姿勢」と「工場直販ブランドへの信頼」の評価の表れではないかと、静かに喜びを噛み締めています。勝手に喜んで、勝手に感謝です。

高級素材「モヘア」とは?

モヘアとは、トルコのアンゴラ地方を原産とする「アンゴラ山羊」から採取した毛。独特の柔らかさと艶やかな光沢、そして、耐久性にも優れ、保温性も高い。毛足が長く、起毛したモヘアは、温かい空気をたっぷり含んで保温する性質を持っています。さらに吸湿性も高いことから、汗などで蒸れにくく、一日中さらりと快適に過ごせることも特徴と言われています。

アンゴラ山羊

人気再燃で更なる高騰の気配

多くの商品がそうであるように、原材料の高騰が続く昨今。当然、モヘアも高騰し続けています。来年以降も更なる高騰が予想されるので、思い切って今シーズンのうちに生産しました。5年、10年と秋冬の頼れる「相棒」として可愛がってもらいたい。流行に左右されない「一生モノ」になり得ます。

高品質のモヘアが持つ卓越した「耐久性」。何年も大切に着回すことが出来ます。多くのニット愛好家たちにとって「価格以上の一着になってくれる」という自信作が出来ました。盤石の3カラー展開。

人気カラーのグレージュ
オーセンティックなネイビー
秋らしい配色が光るブラウン

世代を超えて、父母から子へ受け継がれる「思い出の一着」であり、あなたにとっての「新しい定番アイテム」。そうなって欲しいという願いを込めて、流行に左右されない「アーガイル柄」を選びました。

グレーのラインは、共通色。

国内最高峰のニット工場の誇り

日本最高峰のニット産地で培われた縫製技術が「着崩れしないライン」と、着る方それぞれの「身体に馴染むシルエット」を実現しました。国内最高峰のニット工場の誇りにかけて、最高品質のカーディガンを作りました。日本の冬は、雪国・新潟生まれのカーディガンと共に。

ちなみに

3色展開で一番、人気が高いのは「グレージュ」。たしかに、他にはない配色ですもんね。イエロー系とブルー系が同居している絶妙なバランス。使っている色が多い方が馴染みやすいアイテムが増えますから「ベージュ系の明るめのスカート」でも「きれいに色落ちしたデニム」でも合わせやすい。お薦めのカラー。

まだまだ展示会&即売会シーズンは続きます。タイミングの合う方は、是非、お手にとってモヘアの質感、肌ざわり、発色をご確認頂きたいです。

展示会&即売会のスケジュール

今回は、全文を通して、ちょっと堅めの言い回し。久しぶりのブログで、ややペースが掴めてません。ちょいちょい更新して、調子を上げていこうと思っております。今年もお付き合いください。

開発担当・小林

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