回すかテンパイ取りか
まずは点棒状況確認
南二局 供託1本1本場
1着目 27200(自分)
2着目 25800(1400差)
3着目 24200(3000差)
4着目 21800(5400差)
トップ目の南二局、3着目からのリーチということで字面だけ見ると大分オリというのが第一感。
が、30000点を超えておらず、4着目とも5400差で相当競っている状況。次局親も残っており、西入もあり得る。オリると連帯率がかなり下がる一方でラスそれ自体も担保されない状況(ツモの場合は親被りで2着目とは点差が開くがそもそも僅差の南二局なので、それ自体はそんなにめちゃくちゃ美味しいわけではない)なので、南二局のトップ目とはいえ全然オリが安定択にはならない。仮にマンガン放銃してもまだラス目とは2900差あるのも大きい。
一方自手2000+1300のアガリは点差以上にトップ目での局消化と30000点に到達することがそこそこ偉く、連帯率が大きく上がる。
チーしてマンズを切る場合
2mと8mの比較はシンプルに2m切り。
8mはマンズ上の情報が一切ないし、ダブルワンチャンスの2mのほうが安全。宣言牌の3mが関連するとダブルワンチャンスとはいえ残り1枚の3mの所在は対面だろということもあるが3m関連の形で233m135m335m357m356778mの複合などもあってまだ34m確定レベルで濃いわけではない。シンプルにマンズ上の情報がない8mの危険度を上回ることはないのでこれは2m。
7sとの比較は?
スルーしてベタオリはない。さっき述べたように点棒的にベタオリが優位な局面ではないので、チーして2mを押すかもしくはかなり通りそうな7sを打って迂回するか。
◇7s切り
第一感で述べたようにオリ意識というかラス目に打ちたくない意識がかなり強い場合この択が生まれる。
7sのメリットは現状の放銃率を最小限にしながら258m引きの25sや25s引きで258mのテンパイを取れるということにある。
しかもこの258mかなり場況が良くて残り8枚全生きしていてもおかしくないレベル。
と思うが、マンズ上の情報は実はそんななくて8mの所在が不明。もうちょっと吟味すると対面の3m切りで25mが若干減って、平均4~5枚くらいに収まるか。相対的に良いがめちゃくちゃアガれるかというとそうでもない。
そして忘れてはならないのが、7s切りは1シャンテンであるということ。2mはテンパイであり通ればその瞬間からアガリ抽選を受けられるが、7s切りはこの瞬間アガリ抽選が受けられない。
258mが良いといっても、リーチが入った現状で25s6枚現張りのアガリ抽選が受けられないのはアガリ率にド大差が生じる。
ということでこういうの7s打った後に258m引いて回ると俺うめ~!!!効率は高くなるし、相手が25mだったときは絶頂してしまうが、その258mを引く前に25sを脇から出されたり、自分でツモったときは当然アガリ逃しをしているし、次巡に9mなんて引いた日にはほぼアガリ抽選が受けられずに終局を迎えることにもなる。
先にも述べたようにここでのアガリは相当の価値を持っているために、このアガリ抽選を受けられないデメリットは過小評価すべきではない。
◇2m切り
残っているピンズの筋は36pと8p4見えの58pで7pが直前に切られていることから58pもやや薄目。369sもあるが河的にソーズ濃度がわりと薄いことを考えるとマンズはだいぶキツい。
とはいえ34mがダブルワンチャンス。25mはマンズの中でも比較的マシな部類で、大体6~7本程度残り筋があるとみても、相対的に放銃率は15%もないものとみてよい。
となるともうこの時点で答えはほぼ出ているようなものだが、一応。
まず一番大きいのはテンパイであるという事実。
この1点において圧倒的に2mは7sより優れている。
25sは現張りで待ちとしては6枚残りの両面で申し分ない。
これが要素として大きく、相応のアガリが見込めるため先に述べたアガリの価値を考慮すれば2mを通したあとのアガリ抽選を受けられるのが非常に価値が高い。
ということで放銃率15%にも満たない2mは当然押し。
次の無筋は難しくてソーズは押す。巡目にもよるが1mもまあ渋行きそう。西のシャンポンで刺さるケースがなくてタンヤオもつかないので。ド終盤でやめるくらいかな。
マンズ上はNG。36pも濃度的に濃くなって無理かな。だいたい47m58m69m36pの4つで分け合ってる感じ。
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