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28歳でパイロットを目指し始めた理由✈️

こんにCHICKEN☆!といぷー🐶です。

 本日は、なぜ僕がカナダでパイロットを目指そうと決めたのかについて以下の3点から振り返りと現状について話していきたいと思います。もしパイロットや違うキャリアへの転職を考えている人の参考になればと思い書いてみます。少し長くなりますので興味のある方はお付き合い下さい。🙇

  1. キャリアについて

  2. 人生の軸

  3. 道半ば

1. キャリアについて

《食品メーカー:海外営業職》
 新卒で入社した建材メーカーの営業職を1年半弱で退職し、海外営業職で求人を出していた大阪の食品メーカー(東京支店勤務)に採用頂きました。採用理由は学生期間に1年アメリカで留学してたので少し英語が出来た事と当時24歳だったので”若くて素直そう。身体を鍛えていて体力が有りそう。”とのこと(当時の課長曰く)。単純w
 入社後は東南アジアを担当し、出張は毎月あり何かしらの展示会や商談でシンガポール、ベトナム、フィリピン、タイ、インドネシア、その他アジア圏を飛び回る生活で給料面や人間関係は満足していました。ただ、転職から2年半経つ頃にコロナの影響で国内営業に異動になり、海外営業部時代の尊敬していた上司の元を離れて少しずつ仕事への楽しみが減っていきました。27歳のこの時点の主な悩みは、

・営業時間外も人に振り回される営業職があまり好きになれない
・飲み会や家庭で仕事の悩みや愚痴を吐くカッコ悪い男になりたくない
・イヤイヤ出社するより仕事が生き甲斐くらいに思える誇れる事をしたい
・結婚して家族も欲しい。その為には次のキャリアで自分に合う職種に落ち着きたい

でした。
 例に漏れず20代後半の多くの人が陥る悩みにどっぷりハマった僕でしたが、問題解決の為には今一度自分が何をしたいのか自分の心と正直に対話する機会を設けました。


シンガポール出張時:帰国前日の夜にやっと落ち着いて観光出来る

2. 人生の軸

 暑い日差しが降り注ぐ2021年8月のお盆前、出張でために貯めたANAのマイルをフルコンボだドンして有給休暇で一人沖縄へ。この旅の目的は時間に縛られず可能な限り自分の考えを整理する事でした。一切観光せず、ただ北谷の海とサーファーを4日間見続けて決めました。

”よし、パイロットになろう”。

実はこの答えに辿り着いたのは自分の人生の軸に、

《どうせならかっこよく生きたい》

という気持ちが強く存在していることに気付いたからです。僕の思うかっこいい人の定義は見た目のみならず、自分の仕事や行動に誇りを持ち、家族、友人、周囲のコミュニティに好影響を与える人・憧れられる人です。
 会社の規模を問わずバリバリ仕事が出来て人望の厚い素敵な営業マンも沢山いますが、当時の自分は外資コンサルやIT系の欧州支社でCEOとして働く親友達が眩しく見えて少しでも近づきたかったのだと思います。(彼らと違い大したスキルも経験もない若造が生意気ですねw)

 必ずしもパイロットである必要は無かったのですが、出張時に見る機会が多かったシュッとしたユニフォーム姿のかっこいいパイロットには憧れがあり、
 ”高給・社会的地位も高い・普通にかっこいい・ルーティン系・空がオフィスとかオシャ・モテモテ?(浅はかですねw)・少しはある英語力はスキルとして活きる?・旅行行き放題(これまた浅はかw)等、良いように解釈しまくりこれはもしや自分に向いてるんじゃないかとの事で決めました。むしろ逆にデメリットが皆無に思えた。え、子供の頃から飛行機が好きで…とか、自社養成や航空大学校を受けたけど落ちて…とかじゃないの?って思ったそこのあなた、全然違いますw 未だに飛行機の種類とか全然詳しくないです。ただ車もバイクも運転するのが好きなので自分で操縦して飛ぶ飛行機は今も大好きです。
 さて、パッと調べてみると、カナダなら上手く行けば6年くらいでエアラインに行けるかもと分かり、多分今の会社に残っても6年後で主任か良くて係長だろうと。仮にパイロットに成れていたらと思うとおらワクワクすっぞって海に向かって言ってました(悟空かw)。そして実際に自分が良いと思ったら一歩踏み出さなきゃわからんよね。悩んでウジウジしてるのもダサいし(1社目の上司に、”仮に半年間同じ事で悩んでいるなら退職して新しい事を始めなさい。悩み自体が変わっていくなら続けてみると良い”って言われたの妙に納得した)、とりあえずやっちゃうか精神で沖縄滞在中に現在在籍しているフライトスクールに問い合わせ、気づいたら翌月には2022年5月からの入学許可が発行されてました。

3. 道半ば

 そんなこんなで2022の4月末にカナダに来てあっという間に2年半が過ぎました。現在はPPL(自家用操縦士免許)、CPL(事業用操縦士免許)まで取り終え、Instructor Rating(教官免許)の最中です。ちなみに僕もそうですが、カナダで将来的にエアラインのパイロットになりたいと考える留学生の多くは、(詳細は割愛します)以下のパターンで計画しているように思います。

Study Permit(学生ビザ、2年くらい)でPPL、CPL、
Multi-IFR(双発計器飛行証明)、Instructor Ratingを取得。 
*僕は金銭的理由からMulti-IFRはInstructorになった後にお金を貯めてから
取得予定。←イマココ🐶

PGWP(就労ビザ、3年くらい)に切り替え
フライトスクールのInstructorとしてエアラインの採用条件に必要な飛行時間(例:1000h等)を稼ぎながら、同様に採用条件に組み込まれることの多いPR(永住権)の取得を目指す。

PR取得後かつ必要条件を満たしてコミューター、リージョナル、
エアライン等に応募してパイロットに。


トレーニング拠点のBoundary Bay Airport


 そして、夢や目標を叶える為には本当に多くの要素で成長していく必要があると日々痛感しています。
     
    お金、英語力、調整力、多方面への努力、人間力、運、etc。

 多分どれが欠けててもダメなんだけど、最初から全て持ち合わせている人はいないと思います。僕も仕事やフライト面など未だに毎日失敗と反省を繰り返してようやく赤ちゃんから幼児レベルになれたかなってくらいです。
 パイロットになると決めて日本を離れる時はなれなかったらどうしよう、日本で再就職出来るのかななんて不安も大きかったですが、実際に来てみるとイヤイヤやってた仕事とは違い学びたい事だし、些細な事が出来る様になる喜びは大きいし、こっちは遊び心を大事にしながら働くし、世界中からの同志が多いくてモチベーションになるし、自分の成長を感じるし、何より大きな事に挑戦している分、日本にいた時以上に全力で応援してくれる家族や友人がいる。仮に夢が叶わずに帰国する事になったら採用してくれる企業はあるかな…なんて来る前は思ってましたが、自信を持って日本に帰れるくらいにはカナダで頑張ってると思うのでその点に関しては全く不安はありません。先が見えない不安や将来の確約が無く客観的に見ても多くの人が一歩踏み出しにくいと感じる中でこの決断をした27歳の自分に感謝です。
 
 長くなりましたが、多分多くの同世代の人たちがキャリアや人生設計において似たような悩みを抱えていると思います。そして実際にパイロットになりたいと日本から見学や相談に来る方達にも多くいらっしゃいます。もし現状に満足しておらずやってみたい事がある方へ

”カナダにはアラサーでこんな奴もいるんだなぁ、自分も行動してみようかな…”

と少しでもあなたの背中にtailwindを吹かせられれば嬉しいです✈️
じゃね👋



 




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