#1 応援歌の構成について

 こんにちは。応援歌投稿者のといねらです。
応援歌というとたくさんありますが、その中でも似た応援歌はありますよね?
ということで今回は、応援歌を構成別に分類して考察してみたいと思います。

構成とは?

 構成という定義が曖昧なので、今回は僕の中での構成の定義で進めさせてください。
今回は8小節の応援歌で分類していきます。そのため、2小節ずつに分けて、
◯-◯-◯-◯ という感じに分類していきます。
今回は、ほとんど内容が同じ2小節のまとまりは同じ構成として扱います。
また、リズムは同じでも音が違うまとまりには◯’のように表しています。
それでは、いってみましょう!

A-B-C-D構成 (例:山田哲人〈S〉)

 最もありがちな構成がこれではないでしょうか。簡単に言えば、全小節でパターンが異なる応援歌です。メロディの幅が広がり豊かな構成になるのが良い点ですが、覚えにくくなる可能性もあります。球場で歌うという点でおいては他の構成よりも劣るかもしれませんが、1番名曲となる可能性を秘めています。

A-B-A-B’構成 (例:中村晃〈H〉)

 繰り返しとなるパターンです。ホークスの応援歌に多いのが特徴で、なにより覚えやすいです。ただ、実質4小節なので工夫の幅が狭く、また2回繰り返すために単調で飽きやすくなってしまうかもしれません。しかし、駒田(YB)や渡邊(E)のような流れる旋律の応援歌はなぜか飽きにくく、人気な傾向もあると思います(主観)。
A-B-A’-B’やA-B-A-Bもほとんど同じなので今回は省略します。

A-A’-B-C構成 (例:柳田悠岐〈H〉)

 最初の4小節は似たようなリズムが続き、5,6小節目で展開が変わり、最後に別の旋律で締めるといった構成です。江藤(C)のように少しずつ下がったり、糸井(F)や後藤(E)のように上がるタイプもあったりします。5,6小節目の転換がかなり効果的で、個人的には1番好きな構成の応援歌です。

A-A-A’-A構成 (例:大山悠輔〈T〉)

 少なそうに見えて意外と多いのがこの構成。同じような旋律が続き、5,6小節目で少し変わってから最後は同じメロディで締めるという構成です。この構成、自分だけかもしれないんですが繰り返しなのに飽きにくいんですよね。5,6小節が少し違うのがミソで、これがかなり影響を与えていると思います。

A-A’-A’-B構成 (例:坪井智哉〈F〉)

 先ほどの欠点を全て補ったかのような構成。ほとんどが繰り返しなんですが5,6小節目は少し変わっていて、さらに終わり方は完全に違うメロディなので繰り返しということに気づきません。覚えやすさの割には名曲が生まれやすい構成だと思います。

その他の構成

 他にも特徴的な構成はあるので、紹介させてください。

・A-A’-A-B構成 (例:オースティン〈DB〉
・A-B-A’-C構成 (例:前田智徳 2作目〈C〉)
・A-B-C-B’構成 (例:京田陽太〈D〉)

 特徴的な構成になると中毒性が高く、珍しい構成のために人気な応援歌が多い印象です。

まとめ

 応援歌は様々な構成が用いられて作られていますが、「この構成が1番良い!」ということはなく、人によって好みが分かれる部分だと思います。オリジナル応援歌を作る際にも活用していただければと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!

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