男女トイレの面白い違い
みなさま、異性のトイレに入ったことがあるでしょうか?
普通は無いと思います。話題がセンシティブ過ぎます。
私は仕事の為工事中のトイレから使用中のトイレまで入ったことがあるのですが、入っている中で男女トイレの面白い違いに気付きました。
排泄音の男女差
女性トイレなら最近はほぼ見かける擬音装置。
それが何かは皆様ご存じでしょうか?
ちなみによく「音姫」といいますがこの名称はTOTOの登録商標なのです。
使い方としては、排泄音を聞かれたくない人は、擬音装置を作動させて鳥のさえずりや水の音を流して排泄音を紛らわす装置になっています。
この機能はやはり女性トイレのみつけられることが多いのですが、たまに温水洗浄便座の付属としてこの機能がついているところもあるので最近は男性トイレでも見かけることが多くなってきたのではないかな?と思われます。
ちなみに擬音装置が付いていないトイレでは、実際に水を流してまで排泄音を抑える人もいます。
…というわけで女性トイレで排泄音を聞くことって本当にまずないんですよね。みんな忍者かと思うほどに!
しかし、女性トイレとは打って変わって男子トイレに入って作業をしていると、ブースからすごい音が…。男性って排泄音、気にしないんですね。
(ちゃんと気にする人もいることは存じておりますよ!)
私的にはかなりのカルチャーショックでした。身近の男性にも聞いてみましたが、「確かに気にしてない」とのこと。そうなんですね!?
よく考えたら確かに家でも男女で排泄音が聞こえたり聞こえなかったりしますね。
音姫の認知度にも男女差はかなりありますが、男性は男性トイレにしか、女性は女性トイレにしか入らないことで全く知らないカルチャーがあるということです。
女性のトイレってなんであんなに混むの?
これには施設によって様々な要因があります…が!
まず大前提に女性には生理期間というものがあります。大体の人は1ヵ月の内1週間は生理中なのです。つまりはそこら中歩いている12歳~50歳の女性の4分の1の女性は生理中だと考えてください。女性が100人いたら25人くらいは生理中なのです。
生理中は勝手に血が出るのでナプキンをこまめに変える必要があります。そのためトイレの時間がおのずと長くなります。用を足すだけではなく、汚れたナプキンを小さくたたみ、新しいナプキンを出して、付け替える。そういった作業に時間がかかるのです。
生理以外にも、似たような作業が必要になる「おりもの」があったり、ブース内で作業をしなければならないことが男性よりも多く時間がかかってしまうことにより、女性トイレが混むというわけです。ご理解いただきたい。
よく言われることとしては「ブースの中で携帯をいじっている」「ブースの中で化粧を直している」これらを想像される方いらっしゃると思いますが、このようなひとは男女共々一定数います。ブースの中でお弁当食べてる人も、ブースの中で着替えする人も、何なら寝てる人だっています。
しかしやはり女性トイレが混んでしまうのには生理という女性特有の不可欠な問題があることを把握することが大事なように思います。
私は建築とかデザインなどには携わっていないので、どういった経緯でそうなるのかはわからないのですが、女性トイレが多すぎると言われて削られるというのを聞いたことがあります。
「この規模の施設でトイレブース2つ!?」とか思う現場もあり、実際運用が始まってみたらものすごく混んでいるとかもざらにあります。
同じ人間とは言え違う体を持つ生き物なんですから、違いを認めて、人間という種族として平和に共生できたらなぁと思うんですがね。