鉄道模型「伯備線石灰貨物輸送列車」の貨車に本物(石灰石)を積んでみた。
といれたすと足立石灰と機関車と
まず初めに…。
といれたすの母体は足立石灰工業(あしだちせっかいこうぎょう)と申しまして、岡山県新見市足立で石灰石の鉱山を運営している会社です。
弊社鉱山は↑の地図のとおり岡山県の山あいにあります。ここから採掘された石灰が各地に運ばれていきますが、1972年頃までは蒸気機関車(伯備線石灰輸送貨物列車)による輸送が行われていました。
※現在は車による輸送となっています。
こちらが当時撮影された写真です。D51機関車が三両連なって走る様子を見るために鉄道ファンが県内外から多数訪れていたそうです。
※↓弊社ホームページの歴史コーナーで当時の様子をご覧いただけます。
当時の貨物列車を再現した鉄道模型
鉄道模型メーカー KATO(関水金属)様から当時の貨車を再現したNゲージの車両セット(機関車は別売)が2012年に販売されたのですが、人気があったのでしょうか? 2020年6月に再販されるとのご連絡をいただきました。
▲ちらっと弊社ロゴマークと社名が記載されています…^^
▲貨車の積荷部分。爪でくいっとすると取れました。
折角なので会社のHPに再販のお知らせを書こうかなと模型をいじっていると、貨車の積荷部分が外れるようになっていました。
貨車に本物の石灰石を積んでみました。
こちらはタンカル(炭酸カルシウム)0.3~0.8mm。タンカルは石灰を粉にしたものです。当時の積荷が粒度40~80mm前後(※)。模型の縮尺(Nゲージ、1/150)に厳密にあわせると0.27mm~0.53mm。
とりあえず社内にあった細かめのものを注いでみました。
※当時は粒度30mmと記載していましたが、確認したところ40~80mmとの事でした。
こんな感じ。
ちょっと傾けるとこぼれてくるのでこのまま走らせるのは無理そうです。
あと真ん中が山になるよう注いだのですが触ってると振動で平らになってしまいました。積荷っぽくするには盛り方も気にしないといけなさそう。
鉄道模型ファンの方のブログなど見ると、レールのバラストを撒いた後に水で溶いたボンドで固定しているようです。なるほど~。
水溶きボンドで固定。
貨車の内寸にあわせてスチレンボードをカット。その上にタンカルを撒いて、水溶きボンドで固めてみました。
【手前】ボンドで固めたタンカル
【真ん中】ザザッとタンカルをそそいだもの
【後ろ】元々の状態
こんどはしっかり固定できましたが、粒感が強くなってリアル感が薄れてしまいました…。思いつきだけだと上手くいきませんね^^;
もっと小さい粒にするとか…うーん、再チャレンジかな??
石灰石の小分け差し上げます。
模型ファンの方で「石灰積んでみたい!」なんて方がもしいらっしゃいましたら、多少(一袋200g程度、数名様分)であれば無料でお送りいたします。ご希望の方はこちらまでメールください。
※【2020年7月20日更新】SNSより多数ご応募いただきましてありがとうございます。そんなにご応募ないよね…、とあまり在庫を用意しておらず、申し訳ありませんが一旦締切とさせていただきます。
6月25日~本日までにご応募いただきました方には随時お送りいたしますのでいましばらくお待ちくださいませ。
※【2020年6月25日更新】その後もご応募のお問い合わせいただいております。またご希望の方にはお送りしたいと思いますので、下記メールフォームよりご応募くださいませ。
※【2月25日更新】ご応募ありがとうございました。2月19日以前にメールいただいた方にはすでに発送しておりますが、20日以降メールいただいた方向けに現在ご用意しておりますのでしばらくお待ちくださいませ。
石灰石(炭酸カルシウム)応募フォームはコチラ
(まことに勝手ながら受付終了いたしました)
※もし何か上手く活用いただけた際には、お写真いただければ幸いです。またその際はぜひ弊社ホームページまたはこちらのブログでご紹介もさせていただければ。
※通常は法人向けにトン単位で販売しており小売はしておりません。
※無いと思いますが、もしご応募多数の場合は抽選とさせていただくかもしれません。その際は何卒ご容赦ください。
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