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美濃加茂市長のひとがらに触れた話(C-003 2018.05.22)

「絵で、達成後のまちの姿を市民と共有したい」。そう語るのは2018年4月に就任した美濃加茂市長の伊藤誠一さんです。私が送った直筆の手紙がきっかけで伊藤市長との縁が生まれました。今日の気づきは「立場ではなく、ひとがらが人を惹きつける」です。

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この記事は、メールマガジン【前進の軌跡】(2018年5月22日配信)の転載です

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」が話題です

1971年に岐阜で生まれ病気で左耳を失聴したヒロイン。そんな彼女が高度成長期の終わりから現代までを、七転び八起きで駆け抜け一大発明を成し遂げる物語。「いい意味で、朝ドラっぽくなくて、いい」と視聴率も好調だとか。

本作の脚本家は、北川悦吏子さん。
『素顔のままで』
『あすなろ白書』
『ロングバケーション』
『愛していると言ってくれ』
……など、90年代の数々の大ヒットドラマを手がけた人です。

当時20代だった私は、彼女のドラマのとりこでした。
「北川悦吏子が、朝ドラやんの!?」
(心の声につき敬称略)
物語の舞台に近い美濃加茂市で、告知ポスターを見た私は、衝撃を受けました。北川悦吏子=民法ドラマというイメージだったから。

今日のコンテンツは、そんな北川悦吏子さんの出身地、岐阜県美濃加茂市での話です。

トップのひとがら

防災に熱心な岐阜県の中で、比較的おとなしめな印象のあった美濃加茂市。防災の「空白地帯」と揶揄する人さえいたほどです。そんな美濃加茂に変化が起き始めました。

岐阜県と岐阜大学が官学連携で運営する「清流の国ぎふ防災・減災センター」。同センターが毎月開催する「げんさい楽座」が、昨年(注:2017年)末、同市で行われたのがすべての始まりでした。
● げんさい楽座でアピタ店長と出会う(12月)
● アピタでの携帯トイレトレーニングが決まる(1月)
● トイレの備えセミナーの開催を決める(1月)
● 地元のペット防災団体との連携が決まる(2月)
● セミナーが満席(昼の部)で盛況(3月)
● 商業施設初の携帯トイレトレーニングが成功(4月)
4ヵ月を一気に駆け抜けた、そんな爽快な気持ちです。

私がどこに変化を感じているか。

今年(注:2018年)1月に就任したばかりの新市長、伊藤誠一さんとの出会いです。3月のセミナーと4月のアピタイベントに際して、市長に2回手紙を書き、思いを伝えました。「空白地帯」とさえ呼ばれる美濃加茂を「変えたい」と。

伊藤市長は、しっかり応えてくれました。セミナー、イベント共に自身が来場。挨拶をしに来たのではなく「参加」をされました。

そして「美濃加茂の備え」を前に進めるべく、第一歩として市職員対象の研修会実施を決断。即座に指示をされ、担当者から私に依頼が来ました。7月17日の開催が決まりました。

伊藤市長とは、いったいどんな人だろう。それを知りたくて、地元倫理法人会が主催するモーニングセミナーでの市長の講話を聞きました。

印象的だったのは、市民から愛されている市長の姿。「ああ、市長のことホントに好きなんだな」と参加者の様子から、その気持ちが伝わりました。

「半分、青い。」は、いい意味で朝ドラっぽくない。伊藤市長は、いい意味で市長っぽくない。そう思いました。

伊藤誠一さんは、思いの人でした。「夢と誇りを持って生きる」人でした。「絵で、達成後のまちの姿を市民と共有したい」と次期総合計画策定への意気込みが溢れていました。伊藤市長の、ひとがらが伝わりました。

美濃加茂市の備えを実現する。全市民が携帯トイレトレーニングを体験する。それをこの美濃加茂で実現する。私は勝手にそう決めました。

伊藤市長がトップの美濃加茂だから、できるイメージしかない。「半分、青い。」の展開と同じ、あるいはそれ以上に、美濃加茂から目が離せません。

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◇今回の気づき
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立場ではなく、ひとがらが人を惹きつける

【関連情報】
伊藤誠一美濃加茂市長はこちらの方です。

減災チーム・トイレの備え(注:現在は「トイレの自由」)の美濃加茂での取り組みです。

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この記事は、メールマガジン【前進の軌跡】(vol.003  2018年5月22日配信)のコンテンツ部の転載です。(タイトルの"C"は、"Content"の頭文字)
あきらかな誤字・脱字を除き、当時の文章をそのまま「軌跡」として残します。

この日の「編集後記」はこちら。


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