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そのiPhone、高速充電できますよ

1.充電遅くない?

スマホの充電が遅いと感じたことはないだろうか。満充電にするのに4時間も6時間もかかっていないだろうか。夜寝る前に充電をする運用だとそれが当たり前になってきてしまう。しかし一度充電をし忘れてしまうと致命的だ。充電をし忘れたことに気づいて慌てて充電器に刺しても30分や1時間じゃせいぜい20%くらいしか充電できないだろう。
それもそのはず、iPhoneユーザーなら誰でも持っていると思われる小さなACアダプタだと、5V/1Aの出力(5W)でしか充電できない。このACアダプタを出力が高いものにすると充電が早くなる。
最近のiPhoneやiPadを持っている方は10Wや12W、18W、20Wといった出力のACアダプタを持っているかもしれない。iPadのACアダプタでiPhoneを充電してもなんら問題はないので、持っている方は是非使ってみて欲しい。

2.高速充電について

出力Wを上げれば充電が速くなることは分かっていただけたかと思うが、もっと爆速で充電したい人もいるだろう。下記に挙げる機種はPDという高速充電に対応している。

iPhone 8 / 8 Plus
iPhone X
iPhone XR
iPhone XS / XS Max
iPhone 11
iPhone 11 Pro / Pro Max
iPhone SE (第2世代)
iPhone 12 / 12 mini
iPhone 12 Pro / Pro Max

PD(Power Delivery)とは、30分で最大50%充電できるというものだ。これなら時間がない朝でも短時間で充電を進めることができる。しかし30分で50%充電できるからといって、1時間で100%になるわけではないので注意だ。充電が溜まっていくにつれ充電スピードは落ちていく。

3.高速充電に必要なもの

ではPDを実現するために必要なものは何なのか。
必要なものは2つ。

・PDに対応したACアダプタ
・PDに対応した充電ケーブル

ACアダプタだけでなく充電ケーブルも必要なのが注意だ。PDに対応するためにはいつものUSB-A端子ではなくUSB-Cの端子となる。
つまり、iPhone側の端子はlightning、ACアダプタ側の端子はUSB-Cとなる。

4.おすすめACアダプタ、ケーブル

私が使っているのはこれだ。PD対応のUSB-C端子だけでなく、USB-A端子もあるので2つのものを同時に接続できる。USB-C端子は最大30W出力できるのでiPad(Pro以外のモデル)の充電にも最適だ。

ケーブルはこちら。一般的なケーブルより太さがあり、ある程度曲げた形に変形するので取り回しがしやすい。

iPadを持ってない方はこれでも十分だろう。最大20W出力があればiPhone12シリーズでもPD充電ができる。(iPhone11シリーズまでは最大18W出力で十分)

5.まとめ

常に充電がなくて充電をしながらiPhoneを使っていた人も多いのではないだろうか。充電しながらだと電池を痛めることになるので、高速充電で短時間で充電してからiPhoneを使うようにするといいだろう。充電のストレスからも多少は解放されるので、対応機種をお使いの方は是非検討してみて欲しい。