愛されたい
多分これはきっと嫉妬だ。
今日は眠いと、家事がだるいと、訴えても誰も代わりに家事をやってなんかくれない。
学校が辛いと同じように訴えたのに、自分だけ休ませて貰えない。
いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも
自分だけ。
ストレスを溜め込んでないと思われるのは、ストレスが無いわけでも上手く発散してるからでもない。隠してるんだ、
辛いこと、痛いこと、苦しいことを。
「自分はこんなにも毎日頑張っているのに」
「自分だって同じくらい、いやそれ以上に辛いのに」
なんで自分だけ。なんでなんでなんでなんで
ずるいな、皆みんな。
親は自分を殴らないし蹴らない
自分はちゃんと愛されているはずで。
けど、けれど、いつも自分だけ違う
「手伝って」「あれやっておいて」「これお願い」
そんなことばかり
兄弟と自分の扱いを比べて勝手に苦しくなって、
独り暗い夜に泣いている。
どうせならもっと分かりやすく嫌いになりたい
殴られて蹴られて自分だけ親の目に映らなければ
あぁ、愛されていないんだなってそう簡単に思えれば電灯が切れ、電気がふっと消えるように楽に嫌いになれるはずなのに。
酷い扱いを受けたことはない
多分自分はあまり子供扱いされていないのだろう
家事や兄弟の世話をし、親に弱音を吐いたことなんか1度だってないし、甘やかされた事さえも。
1度だってないんだ。
分かっていても、
それでも今日も兄弟の面倒を見る
親が喜ぶから。「助かる」「ありがとう」
その言葉の為に今日も1人家事をする。
自分は愛されているのだと勘違いできる日まで。