アラサーに片足突っ込み始めたけど?
今年で26歳。
誕生日に振り返りの記事を書き始めて6年目。
毎年大波のような変化に巻き込まれ、選ぶ言葉も少しずつ変わり、
同一人物が書いているのかどうかも怪しいが、
相も変わらず1年を書き記していこうと思う。
ただ、例年と違うのは
1年間フォトグラファーに熱を捧げたことだろう。
初の写真展出展
趣味とも言えないくらいからお金をいただけるようになり、
去年の誕生日にはインスタのフォロワーも1,000人、
1月には2,000人を突破した。
そんな昨年の誕生日から年末年始までは初の写真展出展で
あたふたしていた。
女性ポートレートをメインにブランディングしている私が
ドキュメンタリーを撮影し、
本業と繋げた作品。
作品に協力してくださった植松さんや、
その他大勢の方々のおかげで成功で終えることができた。
展示の反響は大きく、
多くの方に名前と顔を覚えてもらい、
その後の繋がりも生まれた。
その裏では、
女性ポートレート作品で勝負できなかった
悔しさでかなり気持ちが落ち込んだ。
その後、2月に4年お付き合いしたパートナーとお別れをしたり、
(4月末までは同棲は継続していた。)
その他いろいろ重なったりと、メンタルが不安定になり、
フォトグラファーを続けていくことを辞めようとすら考えていた。
そんな中、とあるフォトグラファーさんの言葉に救われた上に、
撮影することは止められなかった。
その時が写真が好きなんだと感じた瞬間であったのだと、
写真沼に続くぬかるみに足が入り込んだ時期だったのだと今思う。
良きタイミングに仲間と先生がいる
そんなスランプに近しい時期から所属しているスクールの
1泊2日広島合宿に参加した。
お世話になっているFujiさんから
今後の活動に必要不可欠なフレーズをたくさんいただき、
何が足りていないのか、
何を私は持っているのか、
短期間で頭と目と人差し指の筋トレをした気分だった。
広島から帰ってからは、
これからの人生と向き合う時間や、
写真のレベルアップのために
撮影依頼も休止して、自己投資に時間とお金をつぎ込んだ。
この時期からは月に15~20件のポートレート作品を撮影している。
足る繋がり、足りぬ繋がり。
6月に参加させていただいた写真展や
インスタの繋がりで
ご飯をご一緒させていただく機会も増えてきて、
私なんかが良いのかと思いながらも、
この人の話は聞きたい、いつか一緒にお仕事したいという方には
恐縮ながらこちらからお誘いさせていただくことも増えた。
考え方やバックグラウンドが特殊な私は、
話すれば面白がってもらえるからか、
最初から深い話もできて、
非常に有意義な時間を過ごさせていただいている。
ただ、異業種の方など、お仕事としてやっていくための繋がりは
まだまだ少ないし、
自己評価が低く、遠慮がちなスタンスを直さないと
その先に繋がっていかないのが現状である。
今までの繋がりも大事にしながら、
海部登生という人を売り込んでいけるようにこれからも
名の天命に従って、歩みと止めずに進んでいきたい。
余談だが、今週福岡へ写真教室にいく、この繋がりも非常に楽しみだ。
2年目に向けた写真展
今月には所属するスクール初の写真展が大阪と東京で開催される。
今回は参加される方の相談や添削を引き受けたこともあり、
作品への向き合い方や私が持つ考えを
口に出すことで整理できた時間であったとともに、
並行して私の出展作品制作と仕事をこなしていけるかどうかの、
いわば写真を中心とした仕事をしていくための
いわば実技試験のような日々であった。
それでも今の全力を込めた作品を見ていただけると期待している。
両会場でたくさんの方とお話しできる時間が楽しみだ。
フォトグラファー2年目の終わりの節目に向かって、
1月大阪、3月地元徳島での展示を予定しており、
うまくいけば12月にも東京で展示することができるかもしれない。
インスタフォトグラファーの日々では
マンネリと天狗と短期的な満足感が待っている。
写真家に憧れる私としては、それは本望ではない。
写真展はその時間を脱却しつつ成長につなげる良き機会なのだ。
やっと見えてきたstatement
最近はスクールで相談や面談を担当するようになって、
自己と向き合う時間が取れていなかった。
台風の影響で、
本業が休みになったため、体を休めながらも
statementを見つけられるように頭を動かした。
そのおかげか、やっと見えてきた。
おそらくこれが私が写真をする意義で意味であるし、
撮り続けていきたい被写体なのだろうと腑に落ちた。
詳細な言語化も済んだが、
写真としての表現はできていないので、
今後の活動を見ていただけたら嬉しく思う。
27歳にむけて
本業の八百屋では正直、職業ヒエラルキーを感じながら、
社会を回す役回りであることの自覚と
クリエイティブが行き届く範囲の模索の中で仕事をしている。
生活は苦しいし、
やりたいことの取捨選択をしながら、
休みなしで日々を過ごしてはいるが、
クリエイティブができる時間に幸福感を感じている。
こうした日々に幸せを感じているのは、
建築学部でできなかったことを取り返しているようで、
根本は両親に褒めてもらいたいことがあるのだろう。
何か賞や1位をとったら冷静な雰囲気で喜んでもらえて、
ご飯が豪華になる思い出がある。
過去1番喜んでもらったのは、大学の編入学合格の電話とメールだろうか。
今でも迷惑をかけて、親不孝な私は
感謝する気恥ずかしさより、
何かを成し遂げることでしか
恩返しできないとも感じている。
周囲の結婚や出産ニュースの中で
好きなことを続けている私は
いい意味でも悪い意味でも
頑なに芯をブラさずに生きているのだろう。
来年大きく動けるよう今年は沈んでも
いい日差しに出会えるように
とことん海部登生を追求していきたい。
先週友人からウエディングフォトの相談があり、
写真やっててよかったと思ったし、
友人が見てくれている安心感と幸福感に
心が満たされた。
ひとまず最近のお気に入り写真を並べて25歳を終えたいと思う。
次の1年もよろしくお願いいたします。
追記:9月からはスナップ、ドキュメンタリーを増やしていきますので、撮影一緒に行ってくださる方、ドキュメンタリー(仕事風景、職場、家族など)撮らせてもらえる方募集しています。
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