Mリーグ牌譜ビューア①

2020/9/1、Mリーグ公式から牌譜ビューアの機能が公式サポーター限定で公開されました。この牌譜ビューアを使って調査したいデータがあったので、数値を取得してみました。まだデータの方にも不備がありそうなので完璧なデータとはいきませんが、私なりに納得できる数字が調べられたので満足しています。

調査したかったのは、牌山の偏りです。自動配牌の東南西北それぞれの席に差はあるのか?上自摸と下自摸は??特に赤牌に偏りがあったとしたら?戦局に大きな影響を及ぼしそうな気がするので、調べてみました。

調査方法は、配牌はそのままカウント。上自摸・下自摸についてはビューア画面の左上にある「残〇〇」が奇数の場合は上自摸、偶数の場合は下自摸にカウントしてあります。カンが入った場合はカウントをせずに、奇数と偶数の判定を入れ替えます。なお、王牌(リンシャン牌・ドラ表示牌)に関してはデータを取っていません。

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局数が「1977/1993局」みたいになっているのは、不備のあるデータがあったためです。集計は分子の1977に対して行いました。おそらく映像を見ての手入力のような気がするので、不備は致し方無いところ。対局映像から自動で牌譜化するツールの開発を希望します。私の技術力では無理。

で、↑の表では解りづらいので2シーズン分を合算しましょう。ついでに萬子・筒子・索子も数ごとに合算、風牌と役牌での合算もしてしまいましょう。

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大体理論値に収まっているような気がしますが、皆さんの印象はどうでしょうか?ちょっとだけ下自摸が有利のような気が。でも、誤差の範囲と言えなくもない難しいラインです。悩ましい。


公開初日時点では配牌や自摸牌が抜けていたり、少牌・多牌のイレギュラー案件に対応できていなかったりするのですが、充分楽しめました。牌譜ビューア、今後も楽しんでいこうと思います。

追記:黒5と赤5の合算値を算出。理論値より0.1%以上の場合は青色、0.1%以下の場合は赤色にしました。

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こうして見ると、下ヅモが優秀な気がします。Mリーグは南家の成績が良くない傾向があったと思いますが、勝負のオーラスに上ヅモで闘わなければならない南家の成績が下がるのは仕方ないのかもしれません。1牌だけなら関係ないかもしれませんが、誰も動かず10巡経過とかもありますからね。今シーズンはどんなデータがとれるかな?

開幕が近づいてきたなぁ・・・



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