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四連複9頭BOX

Mリーグの日程が気になり始めた

先日、ドリブンズの対局予定を見ていたら、対戦相手が連続したり、逆にしばらく対戦がなかったりすることに気が付いた。9チームだと日程組むの大変だろうなー、くらいに思っていたのだが、なんとなく気になって日程情報を抽出してみた。

対戦に結構偏りがある。ドリブンズの場合、パイレーツとは16戦。風林火山とは20戦の対戦がある。ただし一日2半荘なので、32半荘と40半荘ということになる。

対戦回数表

8半荘の差は、まぁまぁ大きい気がするけど、卓組を作るのって大変なのよ。そのことは良く知ってるつもりなので、だから批判とかではない。しかも、今シーズン初め(ドラフトの時かな?)に、張さんが『9チームよりも増えた時のことも考えて対戦カードを作った』というようなことを言っていた気がする。これ、ホントに凄すぎる。

さて、この時、自分ならどう作るか?と考えた。
条件は9チームで、全108節。まず、同じ対戦カードが生じない方法があるのかを考えた。

組み合わせの総数 nCr

異なる9個のものから4個を選ぶ組み合わせの総数は126通り。この手の計算サイトは使い慣れている。つまり、馬券でいうところの四連複9頭BOXだ。

モンテカルロ法

全部で126パターンあるから、108節ならおつりが18パターンもある。逆に言えば、18節で各チームが8試合ずつの組み合わせを見つければいいのだ。さぁ、モンテカルロ法の出番だ。
モンテカルロ法とは、簡単にいうと、ランダムにデータを与えるプログラムを作成し、あとはプログラムをぶん回して偶然正解を導き出す、みたいな手法だ(※注・超てきとーな説明です。)

そもそも僕自身、卓組とか完全に独学だから、正解がわかっていない。モンテカルロ法も名前は後から知って、「あ、先にやってる人がいたんだ。くそ、モンテカルロめ!」と嫉妬したくらい無知。(※注・モンテカルロは人名ではありません。)
ところが偶然、卓組の話を始めたYouTuberがいたのだ。

もう、天啓かと思いましたわ(1:43:00頃から)。「あ、やっぱりプロでもモンテカルロ法使うんだ!」と、知ることができました。大して数学が得意でもない人間なので、「プロのみなさんはもっと効率のいい方法やってんだろうな」とか、ずっと思ってました。
いやぁ、その研で卓組特集やってほしい!!!!

なんやかんやで完成

簡単なプログラム回して、希望の数字に近い組み合わせを抽出。
それに手を入れて、同一カードなしの108節分を作成。
Mリーグの日程は二日で1セットなので、これを人力で組み合わせて。(一番時間が掛かった)
二日間の組み合わせで抜け番になるチームは、次の二日間の前日になるように調整。
仕上がったデータを目視し、最大で14節直接対決が無いカードがあったので調整。
最後、やっつけ仕事みたいになったけど、できた!!!

これを、今期の日程に被せてみた。

いぬかもめ式_対戦回数表

とりあえず、直接対決の回数を、ミニマムで17回、マックスで19回に抑えることに成功した。同じ対戦カードが2回以上存在することもない。
念のため、スプレッドシートの方には途中計算の数式とかも残しておいた。今後、10チームとかにも挑戦するかもしれないし!あー、16チームになれば楽なんだけどなー。

でも、これはただの自己満足

完成したからと言って、『来期はこれを使え!』とかを言うつもりは全くありません!!なぜならば、運営にはもっと細かい条件があったはずなので。
わかりやすく言えば、「一気通貫ツアー」や「東京タワーイベント」のパブリックビューイング企画。現地解説をご当地出身の選手にするために、日程調整とかも行われているはずです。
他にも開幕日や最終日、もしかしたら年内最後のカードや年明け最初のカードなども考慮されているかも。運営さんの尽力には頭が下がります。

ただ、答えがあるかどうかもわからないパズルみたいなもので、卓組って、やってみると面白いんですよ。だから、今回は楽しかった。
あー、もっと卓組したいなー!!!!

最後まで読んでいただき、ありがごうございました。
いつかあなたと同卓できますように。

追記(12/06)

卓組を作るのが楽しすぎて、チーム数が増えることに期待して来期分の日程も作成してみました。今季と同じ1チーム96試合、3月末が最終戦となる日程です。なんと8/26日スタート!
試合数が減少する可能性も出てくるかな?
楽しい未来を妄想するのは楽しいですね。

(終)

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