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僕はくじ引きでドリブンズファンになった

2018年8月7日。
Mリーグのドラフト会議が行われた日だ。

もともと麻雀に対する考え方が好きで、鈴木たろうプロのファンだった。それでも、この時点でたろさんの所属するチームを応援するとは決めずに会議を見る。どんなチームが誕生するか?どんなチームが強いんだろうか?そして、たろさんはどんなメンバーとチームを組むんだろう?

しかし、1巡目2巡目、たろさんの名前が呼ばれない。『え?嘘だろ?重複回避にしても・・・』という気持ちだった。
しかし3巡目、ドリブンズから指名が入り、ABEMAS・パイレーツとの競合になる。

この時点での指名状況はこう。
ドリブンズ
・園田賢
・村上淳
ABEMAS
・多井隆晴
・白鳥翔
Pirates
・小林剛
・朝倉康心

どのチームにたろさんが入っても、僕の好みでしっくりくる。いいチームが手を挙げてくれた。たろさんを三分割して各チームに入団させたいくらいだ。

この抽選が始まる前に、「よし。この3チームなら、たろさんが入ったチームを応援しよう」という気持ちになった。

そして、Mリーグドラフト会議史上、唯一のくじ引きが行われる。

たろさんを引き当てた越山監督がガッツポーズを見せる。3巡目指名で少し気持ちが沈んだけど、これは嬉しい。このチームを応援したい!

こうして僕はドリブンズファンになった。
この時、たろさんのことを欲しいと思ってくれたABEMASとPiratesのことを、今でも少し応援している。

そして、この時からずっと考え続けていることがある。たろさんがドリブンズから去る日が来たら、僕はどうするのか?

今のところの結論は、たろさんが去っただけならドリブンズを応援。たろさんが別チームに入ったら別チームのファンになるつもりだ。ドリブンズへの敬意を払いながら。

たろさんを指名してくれた時の喜びは忘れられないし、越山さんのあのガッツポーズも忘れない。そして何より、選手としてたろさんのことを信頼してくれたチームだから、その事実まで消してしまうのはもったいない。喜びの記憶を悲しみの記憶で塗りつぶすのが、ただただ嫌なのだ。
でも実際にその時が来たら、「ふざけんな、ドリブンズ!」とか思うのかもしれない。そういう気持ちになる可能性もあるだろうね。しょうがない。その時が来なきゃわからない。

どの選手だって、いずれチームを去る時は来るのだ。それは誰にとっても悲しい出来事だ。だからこそ、その時が来るまで、僕たちは全力で応援する。

とりあえず、たろさんは来年三冠王になれ。
ドリブンズは今すぐディナーショウをやれ。

(終)

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