相性診断とマッチングアプリ
先日、行政がAIによるマッチングを後押しする、みたいなニュースを見た。いわゆるマッチングアプリ的なものに補助金が降りるのか?AIであるかどうかが補助金が降りるかどうかの差になるのか?そうなると機械学習をさせるために上手くいった例ばかりでなく、失敗した例もリソースとして収集するのか?AIに「お前は無理」と言われたら色々諦められるのか?などなど疑問は尽きないけど、問題はそこじゃない。
問題は、このnoteは『麻雀に関することを書くところ』ということだ。ということで、以下は麻雀に関するお話。
少年・いぬかもめ
私が麻雀を覚えたのは小学校4年生くらいの頃。当時、街の図書館に行ってみんなで勉強するのが流行っていた。勉強が嫌いでサッカーばかりしていた私は参加していなかったのだが、当時好きだった女の子も図書館に行くと聞きつけて、参加することにした。動機が不純なのは昔も今も変わらない。
参加したのはいいが勉強をする習慣がそもそも無い。大人しくしていなければならない雰囲気は察していたので、面白そうな本は無いかと歩き回った。結果、麻雀の入門書を見つけたのである。
最初はまず、役の画が書いてあるページを読んだ。なるほど、これは面白そうだ。符も、不思議なくらいすんなり体に沁み込んだ。符と翻から導く計算式だけはノートに写した。父が麻雀にハマっていたのを母が快く思っていなかったから本を借りて帰ることは出来なかったし、「点数計算表を写す労力を惜しむ」という生粋のナマケモノぶりが発揮された結果だ。
次に図書館に行くまでの1週間、点数の計算式だけは頭に入ってるから自分で問題を出し、計算するのだ。集団登校中に「2翻70符って何点だ?70×4(バンバン)で280、さらに×4(2翻)で1120。子の支払いが1200で親が2300か。というか、2翻70符ってどういう形だ??」みたいなことを考えているわけだ。ランドセルを背負いながら。
同じ時期に、私は別の本にもハマる。ゲームブックと呼ばれるストーリー分岐形式の本である。物語の途中に選択肢が現れ、指定された箇所に移動して読み進めることにより、RPGやアドベンチャーゲームを遊んでいる感覚を得られる、というものだ。
麻雀のルールを覚え、兄が借りてきた麻雀ゲームをプレイするも、実際に卓を囲む相手はいなかった。それでも麻雀がしたい私は、麻雀でこのゲームブック的なことを再現できないか?と考え始める。「ぎゅわんぶらあ自己中心派」を読む前の話だし、小学生の戯言である。少し考えただけで「難易度が高すぎるし、そもそも誰も読んでくれない」ことに気付く。私はまた、サッカー三昧の日々に戻っていった。
近代麻雀と出会う
中学生になって、麻雀をする仲間も生み出し、近代麻雀とも出会う。
そして、【何切る】を知る。回答に納得がいかなかったりもするが、人との違いを知るのも【何切る】の楽しさだと感じるようになる。そして、自分と全く同じ【何切る】の人とか出会うことはあるのだろうか?というようなことを考え始める。
ゲームブックのように選択を繰り返し、同じエンディングで待っている、運命の人。会えるなら会いたい。
ちなみにこの頃、図書館に行くきっかけになった女の子には、コクってフラれている。
なんやかんやでSNS時代
ちらっと、要らぬことを書いた気もするが話は最近に戻る。
何年か前に、SNS上で自分に関するクイズを作成し、それをフォロワーに答えてもらうクイズメーカー「Buddy Meter」が流行った。10個の設問をする必要があるのだが、そもそもクイズにするほど自分の事を良く知らない。でも、このクイズメーカーで問題を作ってみたい衝動が抑えきれず、以前からやってみたかったことを形を変えてやってみた。
10問のオリジナル何切るを作成してみたのだ。「もしかしたら、50%くらい同じ牌を選択する打ち手がいるかもしれない」、という思いもあったが、結果はさんざんである。久しぶりに自分でもやってみたが、正解率は30%だった。色んな意味で、残念である。
っていうのを作りたいんだけどね、っていう話
以前からやってみたかったこととは、【何切る】による相性診断です。
回答が3パターンくらいしかない【何切る】であっても、5問やれば、回答パターンは243通りです。例えば、憧れの雀士との何切る的中率が100%だったら嬉しいと思うだろうし、80%でも凄い。0%だったらもっと勉強しよう、ってなるかもしれません。
そして、相手を指定しての相性診断とは逆に、相性のいい雀士を知ることができるマッチングアプリ的なことも可能になりませんか?『たろさんとの相性は20%だったけど、寿ちゃんとの相性は80%だった!!』みたいな。
色んなスタイルのプロ雀士がたくさんいるので、中には1人くらい自分と全く同じ【何切る】を選択する選手がいるかもしれません。見つけることができたら、私なら間違いなく応援します!!
・・・と思うんですが、どうでしょう?作ったら、みんな遊んでくれますかね?マッチングアプリとかと一緒で、利用者が増えないと全然つまらないのは間違いないから製作に踏み切れないでいます。
特に、大勢のプロ雀士の方の協力が必須になってくるのは大問題。でも、若手プロを知る方法がないんですよねー。SNSでかっこいいとかかわいいとか面白いを知ることは出来るんですけど、「どんな打ち筋か?」なんて知る術もないですから。
Twitter連携認証とかすれば、ニセモノが出ることも無いし。まぁ、あれを実装するには英語でレジュメとか書かなきゃいけないから時間かかりそうなんですけど。でもシステム自体はシンプルだと思うんですよね。アンケート機能を備えたページ作って、回答をDBに放り込んで集計するシンプルな作りで。
てことで、悩んでます。ハゲそうです。太りそうです。この記事にハートがいっぱいもらえたり、反応が良かったら、年末年始の巣ごもりを利用して製作しようと思います。ハートがもらえなくても、ここまで読んでいただけただけで嬉しいです。
ありがとうございました!!!