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千葉大競技麻雀部

千葉大祭

今年を振り返ると、一番楽しかったイベントの一つが『千葉大祭』でした。

千葉大競技麻雀部とはそれなりに縁があるので、毎年学園祭の時に模擬雀荘をやっているというのは知っていました。私も大学キャンパスに憧れがあるのでいつか遊びに行こうと思っていたのですが、タイミングが合わず参加したことはありません。そうこうしている間にコロナが蔓延。千葉大祭は2年間、模擬雀荘にいたっては3年間開催されることが無かったのです。
いよいよ今年は競技麻雀部として出店する、というタイミングでのビッグゲスト発表!!びっくりしました!私は、学園祭のゲストとして最も相応しい麻雀プロの一人が、園田賢プロだと思っているからです!!!

競技麻雀部

彼らは、千葉市にあるワンダフルデイズ千葉で主に活動しています。私もそこで遊ばせてもらうようになってから部員たちとのお付き合いが増えたのですが、縁自体は以前からありました。
今年の夏ごろに日本プロ麻雀連盟に入会した山下知也プロや、最高位戦の園田倖太プロとは、互いに名前を覚えるくらいには(他店で)同卓していました。そう考えると、それなりに長い付き合いですね。私は彼らのお父さんお兄さんになったつもりで見守っています。当然、千葉大祭も見守りました。

模擬雀荘

まず、初日の模擬雀荘にお邪魔させてもらいました。学校の教室に麻雀卓がある!!憧れのシチュエーションです。手積みの卓が6卓。到着したのはオープン直後だったのですが、すでに1卓稼働中でした。
私は前々から興味のあった、ヤオチュウハイによる二人麻雀と同色牌によるチンイツ二人麻雀をプレイ。対戦相手の部員の忖度もあってか、2連勝!気持ちよく通常卓に着きます。そのころには3卓くらいの稼働に。
そこでは色々なお客さんが麻雀を楽しんでいました。小学生くらいのお子さんも何人かいる中、本当に「牌を触るのが初めて」みたいな学生さんや、千葉大卒業生の年配の方など。みなさんそれぞれ、麻雀を楽しんでいました。なかなか見れない光景に、大げさではなく涙腺が緩みます。あっという間に大盛況。昼ごろには満卓で、待ちのお客さんもいらっしゃいました。
『こりゃ明日のトークショーも楽しみだ』と思いながら、会場から離れます。

園田賢トークショー

あらかじめ断っておきますが、この部分は今後、削除される可能性があります。そもそもこの記事が1ヶ月以上経ってから書かれているのは、競技麻雀部や『その研』で動画撮影されていたから。それらが世に出るのであれば、記憶力ゼロの私の感想記事なんて不要どころか邪魔なので。
でも、現在(12/15)のところ、なんかしらの事情があってなのか、動画は公開されていません。ならば、あとで怒られて削除することになっても、トークショーの模様をレポートしておこう、と。先ほども書きましたが、昨日食べた「からあげクン」が何味だったかも覚えていない記憶力の持ち主なので、覚えている内容には不安があります。事実と異なる部分も多いかと思いますが、ご容赦ください。

第一部・トークショー

「千葉大女子学生100人に聞きました」というアンケートをもとに、賢ちゃんに自分の順位を予想してもらうクイズ形式のトーク。

・Mリーグを知っているか?
・Mリーガー、彼氏にするなら?(賢、タッキー、プリンス、もってぃ、翔ちゃん、麻雀星人、計6人の写真)
・麻雀を教わるなら?(同上)

質問項目はこんな感じ。女子大生によるMリーグ知名度は厳しいものでした。2%か3%だったと思います。でもトークショーには他の大学の女子学生さんも来てたみたいなので今後に期待。これは伸びしろですね!
「彼氏にするならランキング」は、賢ちゃん大健闘。でもタッキーとプリンスの壁は高く、そこには及ばず、・・・だったと思う。「教わるならランキング」はあまり覚えてないけど、確か賢ちゃん上位。

観覧者参加企画、その研「街に溶け込んだ麻雀牌を探せ」
おそらく想定以上の参加人数だった思うので、運営側も苦労したと思います。立ち見の人も多く、スクリーンを見にくい人とかも多かったと思いますが、参加者の皆さんが協力的だったので楽しめました!!麻雀打ちはマナーがいい!
ちなみに賢ちゃん曰く、「コスパがいい企画」だそうです。

麻雀の匠

長めの休憩をはさんで、「ひなたんの麻雀するしない」でお馴染みの麻雀の匠。3局、それぞれ点数状況の違うオーラスを打ってもらって、その思考をマイクで会場に伝える、というもの。スクリーンには賢ちゃんの手牌が映り、時折ほかの選手の手牌なども映る感じ。
正直、1局目はあまり覚えていないので割愛。2局目は衝撃でした!

↑のリンク先にある画像を見て思い出した部分もあるのですが、曖昧な部分も多く申し訳ないです。

賢ちゃんは南家なのでW南。ドラは發。7巡目くらい。条件は、跳満出和了、満貫ツモ、もしくは下家からの5200直撃でトップ。
何をツモったとかは忘れちゃったけど、手の形はこう。

ここから8pを切るんだけど、その時の構想が凄かった。「5mポン」も考えている、というのです。賢ちゃんの河はマンズ染めっぽく、5sなども切られてます。5mをポンしての単騎待ち5200直撃なども考えたり、何より相手にマンズ染めをより警戒させることにより、時間の猶予をもらう、というような思考なんですって!もうこれを聞けただけで入場料の元は取れた気がする!(※入場無料イベント)
結局、この手牌は9sチーして、最終的にフリテンの赤5s単騎で終局。たしか、赤5s単騎になった時点牌はバッチリ2山だったんじゃないかな?さすがの山読みでした。賢ちゃん自身も、「これ和了れたら、いい譜になるなぁ」みたいなことを言ってた気がします。

正直、この2局目が凄すぎて、ここがハイライトだろうなー、と見ていました。そもそもこの企画自体、配牌でタンピンドラドラの一向聴とかだったら、見せ場も何もないからね。

ただそこは園田賢。僕の不安など吹き飛ばし、配牌を取る手が止まる。恐ろしいほどバラバラでターツが無ければトイツもない。第一ツモで頭ができればシーサンプトウだ!!!
賢ちゃん自身が実況しながら第一ツモを捲る!あぁ、両面ができてしまった!!会場は大盛り上がりだ!!!でも手牌は全然覚えてない。ごめん!だって、シーサンプトウの手牌なんて、覚えてられるかぁ!!!

ただ配牌は悪いけど、偶然にも競技麻雀部が用意した設定は賢ちゃん和了ればトップ。この手をあれやこれやして、ホンイツのみの和了をモノにします。あー、あれは痺れた!!!凄かった!!!本当に凄かったんですってば!!!!何も伝えられなくて本当にゴメンナサイm(__)m

でもね、1巡ごとの相手の手牌構成の読みなどがずば抜けた精度。わかっていたつもりだったけど、ライブで聞くと1打ごとの思考がすごい。何かと切り取られがちな現代社会で、積み上げることの大切さを学んだ気がしました。

〆トーーク

最後は、賢ちゃんが学生であることの有意義さなどを伝えます。『麻雀ばかりやってちゃダメだよ』みたいなことを言っていましたね。この言葉が突き刺さる学生さんは多いでしょう。
私の中で印象に残ったのが、賢ちゃんからの逆質問で「初年度からMリーグを見ている人?」という質問。会場には100人近くいた気がしますが、10%くらいしか挙手してなかったんですね。Mリーグの歴史を感じたのと同時に、観覧者の年齢層の低さを実感します。そして、「あ、この子たちはドリブンズの初年度優勝を見ていないかもしれないんだ」という想いも産まれました。
今シーズンこそ、みんなに『強いドリブンズ』を見てほしい。賢ちゃん、最高のイベントをありがとう!

ありがとう、千葉大競技麻雀部

そこは幸せな空間でした。私はルールを覚えてから実際に麻雀牌を触るまでに数年間を要した人間です。同世代の人の場合、麻雀を覚えたきっかけの多くが「友人or家族がやっていたから」なので、レアケースだと思います。きっと子供のころの私ならば、どんな手段を使ってでもこのイベント会場に駆け付けたことでしょう。賢ちゃんのトークショーを最前列で見ている男の子を、過去の自分に置き換えて見ていました。想像するだけで涙が出そうです。

色々な人が麻雀を楽しめる時代になりました。色々な楽しみ方をできるようになりました。そんな中で、今回のようなイベントを近くで開催してくれた千葉大競技麻雀部をますます尊敬し、感謝します。本当にありがとうございました。

(終)

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