ぼくらは麻雀マンガで強くなった
オリンピックが熱い
パリオリンピックも残り1週間となりました。
スポーツ観戦大好き人間としては最高に楽しいのですが、ずっと寝不足気味なのが大問題です。
特に注目してた競技は、やっぱりサッカー大好き人間なのでサッカー。そして、国際大会で急激な成長を見せているバスケットボールとバレーボールを中心に視聴しています。
ハイキュー
NHK-BSで不定期に放送される、『ぼくらはマンガで強くなった』という番組があります。アスリートに、影響を受けた漫画の話を聞いて掘り下げる番組。不定期なので見逃すことも多く、今回のオリンピック直前に放送された「現バレーボール日本代表メンバー×ハイキュー」も、途中からの視聴になってしまったことを嘆いております。どこかでまた放送しないかな?
バレーボールの試合を見ていても、漫画ハイキュー!!のシーンを思い出します。アタックと見せかけてトスを上げるフェイクセットや、ピンチサーバーのジャンプフローターサーブ。跳ね返されても跳ね返されても跳び続けるシーンを見ると、田中の姿がダブりますよね。
アニメハイキューの人気は世界でも高く、日本代表を応援する海外の観客も多いみたいです。得点シーンには会場でハイキューの主題歌などが流れていました。漫画やアニメでスポーツに触れるきっかけが産まれ、競技人口が増えることもあるでしょう。実際に高校の男子バレー部員が劇的に増えたそうです。
でもそれとおなじくらい大きいのが、多くの視聴者を取り込めたこと。プレー経験が乏しい人間でも、その競技のルールや面白さを知ることができるのはスゴいことだと思います。もしハイキューを読んだことない方がいたら、この機会にぜひ!!
SLUM DUNK
言わずと知れたバスケットボール漫画の金字塔。
日本代表のフランス戦、とても熱い、悔しい試合でした。忘れられない第4Qのラストシーン。その時に頭に浮かんだのは、山王戦・三井の4点プレーと、陵南戦・仙道の「押したのはシュートにいく前だぜ」のセリフ。そしてオーバータイム前のインターバルでも、海南vs陵南の延長戦のことを思い出します。悔しかったな。
ブラジル戦でも、思わず海南の高頭監督のセリフが・・・
はぁ。井上先生、あなたとんでもないです。バスケットボールで起きうること全てが、30年前に描かれたこの漫画に詰め込まれているんじゃないだろうか。大げさではなく、現在の日本バスケットボール界があるのはSLAM DUNKのおかげだと思っています。漫画には、漫画という枠に留まらず、他の文化すらも成長させる力がありますよね。
4年後までなんてとても待てないので、Bリーグを生観戦しに行かなきゃ!
キャプテン翼
他にも素晴らしいサッカー漫画をたくさん読んでいますが、ここはあえて。
必殺シュートなどが強烈過ぎて、この作品に描かれている現代サッカーにも通ずる教訓が見逃されがちです。
①SGGK若林源三
GKって、めちゃくちゃカッコよくてめちゃくちゃ重要
②コミュ力お化け岬太郎
サッカーってコミュニケーションめちゃ大事
③15歳でA代表デビュー大空翼
世界のサッカーでは跳び級なんて当たり前
④若いうちに世界進出
若林・岬は12歳、翼も15歳で海外へ
日本サッカー界が躍進するために大切なことが、40年前に描かれている気がします。高橋先生も凄い。
さて、麻雀業界
本題はこちら。だって、主に麻雀について書くnoteだから。
上述の3作品の共通点は、週刊少年ジャンプで連載されていた作品である、ということ。
色々な読者層がいる少年漫画誌では、基礎的なルールなども織り込む必要がでてきます。さらには練習方法や、様々なプレースタイル、何よりその競技の魅力をこれでもか!と、詰め込んできます。ジャンプの伝統みたいなものかもしれませんね。
メジャーではない競技を押し上げた作品は他にもいくつもあります。『ヒカルの碁』や『アイシールド21』など。その競技の存在すらも知らなかった子供たちを、「見てみたい」と思わせ「やってみたい」と導く力があったのだと思います。
こういう作品に該当する麻雀漫画、そろそろ欲しくありませんか?近代麻雀に漫画はいくつも載っていますが、麻雀のめんどくさいルールが理解できるか?というと怪しい。読めばルールがわかる漫画はありそうだけど、それだけに特化してしまうと、その漫画が面白くなるかどうかは・・・
「教材はいくらでもあるんだから、自分で勉強してから漫画読め」とか言わないで欲しい。楽しく遊ぶためのゲームなんだから。それに、まず興味を持ってもらうことが大事。娯楽の多い現代に、麻雀が埋もれないように。
今みたいに簡単に映像対局が見れなかった時代。複数の対局者の手牌を見て、思考まで伝えてくれるのは麻雀漫画しかなかったのです。それゆえに、多くの麻雀漫画を読んできました。
でも、(最近は漫画を描いていない)麻雀漫画の神様は、「映像対局には敵わない」みたいなことを仰っていました。であれば、『実際にリアルでおきた対局をそのまま引用しても面白いんじゃないか?』と思ったことがあります。実際に行われた対局の闘牌シーンを引用して再現。フィクションとノンフィクションの融合です。
その漫画を読んだ子供が「こんな漫画みたいなこと起こるわけないじゃん!」って言っても、実際の動画を見せて黙らせてやりましょう。「誠一さんは、こんなドラマチックな倍満を自模ったんだよ」と言ってやりましょうよ。
リアルとは1牌だけ変えて、ストーリーに沿った違う未来を描くのも面白いかもしれませんね。牌譜って、著作権とかあるのかな?
アニメ「ぽんのみち」は雀荘に行ってみたくなるアニメだったとは思うけど「麻雀の楽しさ」みたいなものは、抑え目だった気がします。放送を控えている「凍牌」に関しては、むしろ麻雀人口減っちゃわない?大丈夫?
なんか、読んでワクワクして麻雀が打ちたくなる、そういう作品が欲しいんですよね。
さあ 今日も
麻雀が面白いと
証明しよう
神様、お願いします。
(終)