見出し画像

続、テンパイ何切るのススメ

初心者の為の何切る

以前、↑のようなnoteを書きました。内容は『初心者の練習教材として、テンパイ何切るって最適かも?』という、タイトル通りの内容なので、特に読まなくて大丈夫です。
ようするに、「詰将棋の3手詰め」みたいな何切る?があってもいいよね?って話です。

そして、実際に1日1問テンパイ何切るを作り続けて50日。Instagramに投稿を続けました。で、その中でもお気に入りをnoteにまとめておこうと思いまして。

おすすめの練習方法

まずは、この何切るを使ったレベル毎の練習方法を紹介します。

ステップⅠ(初心者向け)
まず、『何を切ると何待ちになるか?』を把握しましょう。アガリ牌が何枚あるか?まで意識できるようになれば、次のステップへ!

ステップⅡ(初心者~中級者向け)
次に、点数計算の練習も兼ねて『アガリ点』を把握しましょう。点数計算に慣れていない人は、『最も高いアガリ』と『最も安いアガリ』だけでも練習になります。「なんとなく」であっても『手牌の価値』を把握するのは大切な事ですよね。

ステップⅢ(中級者向け)
ステップⅠとⅡを踏まえて、「アガリ牌の数」と「アガった時の点数」から『期待値が最も高い打牌』を予想してみましょう。これには、万人に共通する正解が無いケースも多々あります。遠慮なく自分なりの答えを出してください。

ステップⅣ(中級者~上級者向け)
ステップⅢで有力な打牌選択の序列がある程度できたと思います。それを踏まえて、今度は『序列が逆転する条件は何か?』を考えてみましょう。シンプルなものは、『赤アリ?』や『アガリトップ』『跳満ツモ条件』など。複雑なものには、『直撃条件』や『〇〇が〇枚見えなら』などがあり、回答は無限です。
無限過ぎて大変ですが、これらを考えることによって、それぞれの選択の『差』を意識することができます。後々、『場況』を意識する時に活きるはずなのでオススメしています。

練習問題

サンプル

ステップⅠ
②切り⇒③④⑤⑥待ち(9枚)
③切り⇒①④待ち(5枚)
④切り⇒③⑥待ち(5枚)
⑤切り⇒①②③④待ち(9枚)
2切り⇒②⑤待ち(6枚)

ステップⅡ
・最高目
②切りリーチ⇒⑤ツモ 跳満
⑤切りリーチ⇒②ツモ 跳満
2切りリーチ⇒②⑤ツモ 跳満
・最安目
③or⑤切りダマ⇒①ツモ 500/1000

ステップⅢ
ⅠとⅡを踏まえて。2s切りリーチも捨てがたいのですが、私は5200以上が確定するので②切りリーチを選択しそうです。アガリ枚数が1.5倍なのは大きい、という判断ですね。

ステップⅣ
②>2>>>>>⑤>>>>>>③④
序列を記号で表すなら↑こんな感じでしょうか。②切りと2切りは微妙な差です。4枚目の③や④が見えていたら、大体2切りリーチになりそう。あとは安全度を少しでも考えた場合は②切りに。⑤を選択するのは相当なレアケース。③④切りに関しては、ほぼゼロと言っていいでしょう。

とまぁ、こんな感じで練習します。ⅠやⅡは、野球選手で言えば素振り。サッカー選手で言えばリフティングみたいなものでしょうか。ですが、ⅢやⅣのような応用練習のためには、絶対に必要な要素なのです。

ノーマーク爆牌党のススメ

「得体の知れない人間の作った、こんな計算ドリルみたいなのやりたくねぇよ!」という方、おっしゃる通りでございます。そんな人におすすめなのが、片山まさゆき先生の『ノーマーク爆牌党』です。

この作品には、極上の『テンパイ何切る』が詰まっています。片山先生が初心者を意識して描いた作品に「打姫!オバカミーコ」がありますが、もしかしたらそれ以上に初心者向けかもしれませんね。もちろん作品全体が極上なので、ぜひ一度、読んでみて下さい。

お気に入りのテンパイ何切る集

50個も作って満足したので、Instagramの更新も一旦ストップ。面白い形とかに出会ったら再度アップするかもしれませんので、一応リンクを貼っておきますかね。

最後に、私のお気に入りのテンパイ何切る10選を置いておきます。コピーしてSNSに貼ってもらっても構いません(出典明記なども不要)。みなさんで検討してもらって、「あーでもないこーでもない」と言い合うのも麻雀の楽しさの一部です。相手を認めた上で行う議論は、とても有意義ですから。その一助になれば幸いです。

No.1
No.2
No.3
No.4
No.5
No.6
No.7
No.8
No.9
No.10

最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も、素晴らしき麻雀ライフをお楽しみください。

(終)

いいなと思ったら応援しよう!